devil for hook up
2/4。INNOSENT in FORMAL CANDY MANです。
初ワンマンが迫っています。
https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=INNOSENT%20in%20FORMAL
いい日になります。初物は1回きり。
ワンマンがあるとはいえ、ライブの本数が圧倒的に少ない。
我々だけではない。大きいフェスやイベントは軒並み中止になっている。
想いはあるが、それに対してここで改めて大きな声を出して議論をするつもりはない。
それぞれの立場があり、向かうべき方向は同じなはず。
手を取り合おう。
さて、フェスの話をしたが、私はフェスが好きだ。見るのも出るのも。
出たい。出してくれ。
2019年に1つ、大きなフェスに出演した。"DEAD POP FESTiVAL"だ。
皆様ご存知の通り、SiM主催のイベント。タイトルサイコー。
音源審査とライブ審査を勝ち抜き、O・Aとして出演。
この場を借りて感謝申し上げます。あの時投票された方々、ありがとう。あなたのおかげです。
もう2年近く前のことだし、今更MAHさんとこんな話して、みたいな話はしない。
あの人は生粋の悪魔だ。お子様は天使すぎる。Devils in Angel.
悪魔は英語で"devil"というけど、"devil"には「がむしゃらな人」という意味もあって。「○○の鬼」というフレーズも"devil for ○○"という言い方(cf weblio)。
"The devil is not so black as he is painted."
「悪魔は描かれてるほど黒くない」
元々天使だったが謀反を起こしたせいで地獄に落とされ悪魔となってしまったという逸話(諸説あり)もあるし、悪魔って本当は悪くないというか、あるものを良いと思わせる為に対比的に生み出されたもの、な感じがする。ヒール役みたいな。
あんまりいい人だっていうと営業妨害になるので、これまでにしておくか。
あの人は悪魔だー!ヒー、コワイー!googleで生態調査したら「ミリアンペアアワー」って出てきたぞ、やーいやーい!
とか書いてたら、この動画を見つけて視聴。
すみません、メチャクチャグッときました。
この動画を見ててふと思い出したことがある。前置き長いね。すみません。
フェス当日の終了後、打ち上げであるアーティストの方とお話しする機会があった。
10-FEET TAKUMAさんだ。
同じ日に出演されていた。そりゃあもう、映画の世界でも音楽が鳴り響いてるほどの大先輩だ。私だって知ってる、アツい人。
用事か何かで途中から参加されたTAKUMAさんは、隅っこで座ってた我々の前に座られた。緊張は1000-FEETだ。
アイサツ、ダイジ
これ、映画の中の世界でも鉄則。
意を決し「き、今日O・Aで出ましたINNOSENT in FORMALです、ありがとうございます。」と一言。
よし、挨拶はできた。大丈夫だ。
何がありがとうなのかは今だに分からないが。
TAKUMA氏はニコッと「PV見たで、High way、いい曲やんな」と。
神だ
今日の主催者は悪魔だが、ここに神がいた。
初めて10-FEETで聞いた曲は"LITTLE MORE THAN BEFORE"。脳内に流れ出した。Love so sweetみたいに。
そして同時に疑問符が頭の上に表示された。
なぜ?
SiMのメンバーの方々がそう言うなら、まだ分かる。主催者で音源を聴いて選んでいただいているし。こちらで書いていただいてます。
主催者でないTAKUMAさんが、なぜ。
単に同日に出演するO・Aが気になったのか、その真偽は定かではないがとにかく聴いてくださっていた。嬉しい。
気を良くしてCDを渡す。すると「これ、フットルーズは入ってないんやな?」と。
ああ、そこまで聴いてくださっているのか。なんたるお方。
ん?
TAKUMAさん、めちゃくちゃ嬉しいがフットルーズやない、フットルース(FOOT LOOSE)や。確かにルーズソックスのLOOSE(緩い)と同じだけどあれは和製英語で発音間違いや。本当はルースや。
もうすぐ10万回。
どうしよう、突っ込んだら悪し、ちょっと前に座ってるKuniさんに助けを求めてみよう。。
ニコッ
笑ってるー
一度パンチを繰り出せば生態系が崩れるほどの彼が、嬉しそうにビール飲んでるー!これは突っ込むのはよそう。もうフットルーズでもベイブルースでもベイブレードでもいいよ。そして私も上機嫌で話を進めたとさ。
その時にふと、思った。
京都大作戦に出たい
京都大作戦は10-FEET主催のフェス。このフェスに出ることを夢見るバンドマンも多い。
そう言ってみよう。滅多にない、チャンス。TAKUMAさんも音源聴いてくれてたし。よし、今だ、言え。
そう何度も思って、言えなかった。
そんな簡単に言えるものじゃない、そう思ってしまった。
この映像を見てて、簡単に「出してください!!」とは言えなかった。
自信がないわけではないけど、言えなかった。
DEAD POPのMCでも話されてた通り、台風で幾度も中止になって、それでもまた来年、頑張ろうと続けられている。
アーティストの想いに賛同して集まったフェス。DEAD POPもそう。SiMは「フックアップしたい」という想いの元、O・Aを募っている。
フェスを主催したことがないので分からないが、1枠分別のアーティストを入れればその分チケットが売れるはずだ。その枠を削ってもフックアップしたいと言う想いがある。本当に尊敬している。
ちなみに「フックアップ」は無名な物やアーティストを紹介する意味で使われている。仲間にするって意味もある。オレタチ、ナカマ。
飲みの場でヘラヘラしながら言うことではない気がした。飲んでないけど。
歯を食いしばって、「また是非お会いしましょう」「おう、宜しくな」。そう言っていただけただけでも感謝。
違う。
やっぱり違う。言い訳してただけだ。
出たい。
いつからこんな冷めた奴になったんだ、俺は。
想いを持って、ギターを弾いている。卑下してどうする。
TAKUMAさんに、曲を褒められた。LITTLE MORE THAN BEFORE 聴いて泣いた。蜃気楼で心が動いた。
タイトルコールの後の歓声。皆の歌声。サイコー。
もう、それだけで理由は十分。
ナカマになりたい。いや、絶対になれる。
届きそうで届かない約3メートル、10-FEET。
少しずつでも、手が届くように。そう思って今日もギターを持つ。
絶対合うよ。イノセンと10-FEET。
DEAD POPも本編に舞い戻ります、絶対。
そしていつか、誰かをフックアップしたい。
想いは継承されるべき。絶やしてはならぬ。
そう、誓います。
"The devil is not so black as you think"
「お前が思っているほど、彼は黒くないよ」
※SiM MAH様、10-FEET TAKUMA様、許可なくお話を掲載しすみません。
NGでしたら非公開で未来永劫俺だけ読み続けますのでご一報ください。
また論文になりました。CiNiiに掲載してやろうか。
追記
よくよく考えたらタイトルヤバイな。ヤバイTシャツ屋さんくらいヤバイ。
ヤリ◯大魔王かいな。