日本人客を意識せず観光地は観光地に振り切る事が成功の鍵
毎週水曜日は、、WEEKLY Himejien!! アートやインバウンド、姫路縁プロジェクトについてnoteをしたためていこうと思います。
Himejienの情報やアートの所感、感想などもありますがあくまで個人的なものです。
公式の見解などは各種公式SNSなどにアクセスしてください。
インバウンドを受け入れる
インバウンドインバウンド、、と僕なんかは毎日のように耳にするんですが、まぁこういうのも環境次第なところがありまして、言うほど一般的にまだ浸透していない価値観だと思います。
(あと2.3年で都会や観光地なら当たり前になるはず)
Himejienはそれこそ2019年からインバウンドビジネススタートしてたんですが、海外のビッグスターが爆買いしてくれたりと狙いは良かったけどコロナとかもあってちょっと無理があったんですね。
で、コロナが落ち着いたら順調に(それでもゆっくりとですが確実に)お店は上向きになっていきました。
現在、本店は特にですがHimejienのお客さんの9割はインバウンドです。
それでしっかりとした売上があがるので、世界遺産を抱えているド真ん中観光地の姫路駅前やお城周辺、その導線なんかは絶対に!といっていいほどインバウンドのお店で固めて行った方が良いんですが、驚くほどそうはなりません。
それは何故なのか?
コミュニケーションの壁と余裕のなさ
二段階で理由があると思います。
一つはわかりやすく言葉や文化の壁です。
言葉が通じない。って大変じゃないですか。その想像できる壁を乗り越えて楽しめる人ってあまり日本人には少ないと思います。
「案ずるより産むが易し」とは言ったものの、とはいえ壁はあります。
だってわかんないんですからw
日本人は真面目すぎるので、キチンとやらなきゃいけない!が強い。
なので言葉を封じられるとキチンとできなくなる。キチンとできないことはやりたくない、、避けたい。
海外の人との接客は言葉が通じれば別ですが、そうでない場合はノリと雰囲気と気持ちで乗りこなしていく感じになります。実際それで本当にやっていけるらしいのですがにわかには信じられないですよねw
こればっかりはやってみないと本人が向いてるかどうかはわかりません。
思ったよりイケるかもしれないし、やっぱり難しいかもしれません。
ただ接客で必要な言葉ってある程度決まってるので、翻訳アプリなどを駆使して慣れていけば、あとは気持ちの問題だと思います。
僕は言葉の問題は表面的な問題だと思っていて、、本質的な理由は「余裕がない」事だと思っています。
一つの接客にかけられる時間とか、丁寧に対応するとか、なんにしろ日本のお店は量も質も担保して必要なことを届けるハイクオリティビジネス。
この「量」が厄介で、具体例を出すと、行列や混雑ができてる中で1人言葉の通じない外国人が来られたとしたら、言葉を選ばずに言いますが「めんどくさい」ってなるんですね。
別に意地悪したいわけでもない、できればゆっくり丁寧に対応したい、でも行列やねん、他にやることもあるねん、、ってなったりしてしんどい。
こういう「余裕のなさ」があらゆる場面に存在している。
日本人(こういう括りをするのは好きじゃないけど)はトラブルを徹底的に排除するハイコンテクスト(意味はめんどいから調べてw)な日常を商売の世界でも送ってます。
これが僕の推測です。
なので余裕を作り出せば、思ったよりたくさんの人がインバウンドビジネスに取り組めるはずです。
余裕を作りましょう!
はい!わかりました!
って余裕なんか作れるわけねぇだろww
っと思うかもしれませんが、それが作れるんですよ。
日本人を諦める
もっと強い言い方をすれば、日本人を捨てる!ぐらい言っちゃってもいいと思います。
余裕がないのは何故か?
それはハイコンテクストなやり取りが「当たり前」になりすぎてる日本人客を捨てる事です。
多くの事業者がミスってるのは、普通に日本人を相手にしつつ、インバウンドが盛り上がってるからインバウンドにも力を入れよう、、なんですが、、これは厳しい。
日本人客とインバウンド客の相性は前述の通りクソ悪いですw
結果どちらにも満足感の薄い感じになって失敗する。なので最初からお店のコンセプトをインバウンドならインバウンドで振り切る!!
日本人客の方を"ついで"にするんです。
そうすることで日本人客のリテラシーもあがります。そういう店だなとわかってるお客さんしか来なくなるので。
臨機応変にパワフルに明るくエネルギッシュに接客できるマンパワーを持つスタッフばかりで運営できるなら、二兎を追うのも良いですが、まぁそんなことはないと思うので、キチンと狙いは定めてハイコンテクストを当たり前に望んでくるめんどくさい日本人客は諦める!これが余裕の作り方です。
インバウンドに慣れると、逆に日本人客を相手にする方がめんどくさくなる、、場合すらあるみたいですよw
(わかる気がするなぁ、、)
導線から外れたところや郊外は普通に日本人で盛り上げれば良い
いや、そんなんやったらなおさらインバウンドなんか興味ないし、日本人向けの店やりたいわ!ってのもわかります。
でも姫路の駅前はインバウンドド真ん中の観光地なんです。
これからもっともっとそうなります。
そうするべき場所じゃないですか。
しかも姫路市全体をそうしよう!って話じゃないんです。駅前だけです。
しかも北の姫路城側だけ、さらに言えばお城に向かう導線だけで良い。
郊外はもちろん、道路が2本ずれたら(1本でもめちゃ変わる)もうド真ん中とは言えません。(姫路はね 京都とか大阪とかは知らんで)
だからそのド真ん中のお店だけでもインバウンドの店にもっと振り切ってみんなで姫路を日本を盛り上げましょうよ!ってのを何もしてない僕は言いたいんです。(してないんかい!)
世界遺産姫路城!!
また言葉が雑になりますが、こんなもの日本人はほとんど興味ありませんw
あったとしてもそこにやらしい話、お金を使うか?と言えば使いません、使えないんです。ゆうてそこまで特別な体験でもないからです。
でも海外の人は一生に一度のスペシャルな体験をしにきてくれてたりもします。
だから価値が高い。だから商売になる。
日本人を相手に観光地ビジネスなんてできないんです。北海道や沖縄ぐらいでしょう。日本人が行ってテンションあがってお金使うのは。(あとは田舎から大都会とか)
姫路!を推すならインバウンド!
これガチ!
日本人に向けて姫路!オーイェー!とか言っても無駄です!無駄ではないけど費用対効果が薄すぎます。
効果あるならセントラルパークもっと流行ってますw
僕なんかはゴリッゴリの日本人ですから、何も日本人客を蔑ろにしろ!ってんじゃないんです。
導線の外ではこれまで通り日本人向けの良いお店をたくさん作れば良い。
姫路駅から姫路城までの観光ルートに逆に我々行きます?
別に我々向きのお店、利用者としてもいらないでしょ?
と、まぁ偉そうな事を"なんもしてない僕"がめちゃめちゃ燃えに燃えまくってるHimejienをテーマに書かせていただきました。
Openして1週間が過ぎたHimejien 2号店も好調です!!
面積を活かして、本店にはない小物がたくさんあったりしますね(^^)
に、日本人の皆さんも是非覗いて見てください
(この流れでw)
Himejienプロジェクト案内
(兵庫県姫路市呉服町48 ハトヤ第一ビル1F)
(兵庫県姫路市本町68 タイメイクビル 1F)
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