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一番と若のやりとりで号泣した話(今さら龍が如く7)
どうも主に姫路にいるhideです。
毎日好き勝手な事書いて、友達の仕事を手伝って、あんまり働かずにチンタラ頑張って生きてます。漫画とゲームと音楽好きです♬
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(やる気のないレンタル業はじめました)
それでは本編へGO
このnoteを見て欲しい人、見ないで欲しい人
2024年今更ながらクリアいたしました。
で、2023年発売した龍が如く7外伝でもないし、もうすぐ発売の龍が如く8でももちろんない2020年のゲームなんでネタバレもクソもないとは思うんですが、それでも僕みたいに遅くから追いかけてプレイ中の人もいるだろうし、その中にはネタバレできれば食らいたくない人もいると思います。
なので
・これから龍が如く7をやろうとしている。もしくはやるかもしれない!という人、そしてその中でネタバレはできれば避けたいという人はこのnoteは🆖で。
以下の人はいつも通り読んでくださると嬉しいです(^^)
・プレイ済!!
・ゲームはやらない!
・ネタバレ気にしない!
敵は荒川真斗
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龍が如くは全15章。
プレイヤーとして楽しむのが主人公「春日一番」と街の個性的な仲間達との人生冒険譚だとしたら。ストーリーの核、元凶となるのが敵サイド「荒川真斗」の孤独な生い立ちと人生です。
敵が荒川真斗だと明らかになるのが全15章ある物語の7.8章あたり。
時系列が大きく20年ほど飛ぶ物語で、1章と2章の間がそれぐらい開いてます。
敵である荒川真斗は1章ででてきて、2章では死んだと聞かされて、それ以降中盤まででてきません。
説明していくと、、
「東城会」という関東最大の極道組織があり、その中の「荒川組」という組織があり、主人公「春日一番」はその組長「荒川真澄」に幼い頃、命を救われ、その恩義を返したく組に入ってます。
(このあたりのアレコレは省きますね)
春日一番からすると荒川真澄は親っさん、オヤジです。
そしてその荒川真澄の息子が荒川真斗。
わけあって生まれつき身体が不自由で車椅子生活を余儀なくされており、春日一番は、荒川真斗の世話役も任されています。
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春日一番は荒川真斗の事を「若」と呼んでます。
この「若」が偉そうで嫌なヤツなんすよ(笑)
春日一番のことを「イチ」と呼び顎でこき使います。
物語はそんな「若」の彼女の勤めるキャバクラでの出来事を根幹にとんでもない事になります。
彼女の誕生日にと、怪しいクスリを打ち一時的に歩けるようにして、マンション一棟分の値段の指輪をプレゼントしにいく「若」
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そこでも一番の用意した誕生日プレゼントをバカにしたりとダルいムーヴが止まらない「若」
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ここはキャバクラなもんでホステスである彼女には他にも客がいます。
そこに呼び出され、なかなか帰ってこない事に苛立ち金で解決しようとします。
しかしその相手は金や極道の暴力というチカラにもなびかない警視総監でした。
そしてあろうことか若の彼女はむしろその警視総監と恋仲で、若はただの痛い太客だったのです。
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その真相を盗み聞きしてしまい、失意のどん底の「若」
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いや、主人公以外の登場人物全員ダルいし、これ何の話やねんwって思ってました。
まさかこのキャバクラの出来事が大きなキッカケとなり抗争や日本を揺るがす事件にまで発展するとは、、
要はここで「若」はとてつもない劣等感と屈辱、憤怒や虚無を味わうわけです。
追い打ちをかけるように街でヤクザにからまれさらにグダグダに(その話は今回は省略)
金や暴力をも越えるチカラが欲しい!
絶望から切望します。
荒川真斗から青木遼へ
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ここからが若の凄いところなのですが、大きなルサンチマンを原動力にアメリカへ渡り、自身の身体を治療。戸籍を変え力技で「青木遼」という別の人間に生まれ変わり、ハーバード大学に入学し、世の中を牛耳るためのチカラを身につけていきます。
金の暴力、そして人気と認知を身につけるために政治家へと転身。
このあたり2022年の「ガーシー劇場」をも彷彿とさせるものがありますね。
(認知と人気のくだりはこちらのnoteでも触れました)
持って生まれた金と暴力を使い実力をつけ、認知と人気を経て人心を掌握し、それら全てを使い、社会からの圧倒的称賛を得て人類最高の権力を手にしていく。
にこやかな笑顔で多くの国民のための実績を積み重ねていく裏で、自分に必要のない人間は誰であれ切り捨て、時には殺害していました。
成り上がりの果て
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これは最終15章のタイトルです。
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ゲームのサブタイトルは
「光と闇の行方」
荒川真斗という光
春日一番という闇
それは
荒川真斗という闇であり
春日一番という光でもありました
闇側を持たざる者、光側を持つ者として
お互いがお互いを「お前は光だ」と、どこか卑屈に感じ、自分はどん底だと感じていたんですね。
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違いはその受け取り方で
春日一番はどん底からでも這い上がる!
どん底から見える景色だって明るい!
という生き方で、「若」はどん底になど価値はない。のし上がり光にならねばならないという生き方だと言えます。
権力は魔界
現実の話ですが、いろんなアングラ事情に詳しいインフルエンサーはこう言います。
「登り詰めた先には魔界がある」と。
そこで少なくないいくらかの力を持つ者は魔界に取り込まれてしまうそうです。
人を人と思わなくなったり
目的のための手段の選ばなさが道を外れて歯止めがきかなくなったり
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春日一番も荒川真斗も自分なりにどん底から這い上がったんです。
春日一番は罪を被り20年近く服役して出所したら信じてた人には見捨てられ、殺されかけてゴミ捨て場で復活してホームレス生活。そこから少しずつ仲間に恵まれての成り上がりでした。
人に助けられ成り上がった一番
人を使い捨て成り上がった若
その果てがラストに一気にぶつかるカタルシスに僕は号泣しました。
正直、ゲームとしての圧倒的な面白さはあったものの龍が如くシリーズとしてはシリアスさが足りないというか、どうしても明るい前向きな春日一番とその仲間達の華やかさが強くて、物語には入り込めてなかったところがある。
最終幕に最初の伏線が感情的に大爆発するここを目指して見るためだけにでもこのゲームをクリアする価値がある。
-春日と若-
ゲームプレイ中に号泣して
今、整理してても泣けてくる。
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荒川真斗の溶けようがないルサンチマン
それを燃やし尽くそうとする春日一番
どちらにも感情移入してしまう。
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涙腺崩壊事案!!
物語だから映えるけど、、
キツいし辛すぎる
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ルサンチマンを語りだす。
名も肉体も変え都知事となり再開した元カノ?
からの言葉で魔界に入ったのかもしれない。
若はもしかしたら、、もしかしたら本当に世の中のために尽力して、ただ称賛されたかっただけなのかもしれない。だけどその権力をつきつめて見た世界もゴミみたいなものだと気付いた時にはもう止まり方もわからなくなってしまっていた。
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生きる希望がもうない。
自らの死を覚悟する若。
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普通に生きることのありがたみが半端ない。
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そんなわけで圧倒的凡人の僕は達成率コンプリートのためにできもしなかった麻雀もコンプリート!今はレースを頑張っております(笑)
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