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Rainy Window

男)あのさ、

女)なに?

男)交換ノート、しよっか。

女)え? どうしたの? 急に。

男)嫌ならいいんだけどさ。

女)嫌じゃないよ。

男)ホント?

女)うん。

男)よっしゃ! じゃ、買うね。

女)何を?

男)大人の交換ノート。

女)大人の交換ノート!? 何それ。

男)知らない?

女)知らない。え、どんなこと書くの?

男)それは開いてみてのお楽しみ。どう?

女)いいかも。

男)じゃ、ポチ。

女)はや。

男)いやー、楽しみ。

女)何で急に?

男)Twitterで流れてきたから。お、いいかも!と思って。

女)懐かしいな、交換ノートって。

男)やったことあるの?

女)昔ね。さすが女子力高いね。

男)でっしょー。ほめてほめて。

女)すごいすごい。

男)やったー! ほめられた! なんかちょーだい。

女)えー。やだ。

男)じゃあちゅーして。

女)やだ。

男)ぎゅーして。

女)ぎゅー。

男)あったかーい。くんくん。

女)やだ!

男)だめ! もう! 嫌い!

女)嫌い?

男)好き。大好き。ちょー好き。好き好きー。

女)バカップルだね。

男)バカップルじゃないもん!

女)子どもみたい。

男)うつるんですー。仕事やってると。これは職業病ですー。

女)先生らしくビシッとなるんじゃないんだね。

男)そんなのは幻想ですー。ゴミ箱に捨ててくださいー。

女)ポイ。

男)あ! ホントに捨てた! 悪い子。ペンペン! おしりペンペン!

女)理不尽なんだけど(笑)

男)嫌い?

女)嫌いじゃないよ。

男)好きって言って。じゃないと嫌いになるよ。

女)ええ!?

男)3、2、1、ハイ、ブブー。しゅーりょー。

女)もー。

男)牛? おちちでる?

女)でないよ!

男)でるようにしちゃう?

女)しないよ!

男)えー。子どもほしーなー。

女)好きだもんね。

男)もうね、好きな人と自分の子どもとか、最高すぎでしょ!

女)そう? でもその前に言うべきことがあると思うけど。

男)……いじわる。僕、お子さまだから分かんなーい。

女)じゃ、大人の交換ノート、しなくていいね。

男)する! するもん!ふーんだ。 ……でもね。考えてない訳じゃないんだよ?

女)なにを?

男)結婚。ただ、今はまだかなーって。でも、話をするのは、やぶさかではないよ。たとえば、結婚後のおこずかいは、割合制がいいなーとか。

女)割合制?

男)だって、お仕事がんばった分、報われたいじゃん。

女)なるほど。

男)あとは、カードつくって欲しいなーとか。

女)カード?

男)クレジットカード。ポイント貯まるから。

女)なるほど。

男)あとね、家計簿つけて欲しいなーとか。

女)家計簿!? ……そうだよね、必要だよね。

男)うん。アプリ入れてさ。カード払いだと入力しなくて済むから、楽だよ。

女)はー。しっかりしてるね。

男)でっしょー? ほめてほめて!

女)えらいえらい!

男)で。してくれるの?

女)なにを?

男)割合制とカードと家計簿。

女)がんばってみるね。

男)がんばってみて!

女)まず。カードってどうやって作るの?

男)ええとねぇ。……。

女)……。

男)きたー!!

女)きたー!?

男)大人の、交換ノート!

女)(拍手)……青?

男)青! 幸せの色だよ~。

女)なんで?

男)青い鳥って言うじゃん。

女)憂鬱なことをブルーって言うけどね。

男)もう! 変な意味付けしない!

女)はーい。

男)(パラパラとめくって)あー、こんな感じなんだ。

女)(覗き込んで)あー、こんな感じね。

男)よし。じゃあ、やろう! まずはプロフィールだね。名前でしょ、生年月日でしょ、血液型はO型、出身は新潟、趣味は料理、相手の第一印象は「かわいい」「内気だけど芯が強い」。ふたりの一番の思い出は……なんだろ……告白して付き合い始めたときかな! 相手の好きなところ……好きなところ……ときどき見せる笑顔が素敵。さあ、書くのだ!

女)え? うん。名前、生年月日、血液型はA型、出身は仙台、趣味は読書、相手の第一印象……よくしゃべるなあ、テンション高いなあ。ふたりの一番の思い出は……キス、かなあ……。

男)大人だねぇ。

女)子どもだってするでしょ!

男)ねえねえ。ファーストキス、いつだった?

女)……内緒。

男)えー! ずるーい!

女)ふふふ。……あ! ふたりの約束、だって。

男)なにそれ。

女)ノートを続けていくためのルールをふたりで決めましょう。だって。

男)ふむ。じゃあ、一週間以内に回すこと。……くらいしか思いつかないや。

女)んー。じゃあ、ふたりだけの秘密にすること。

男)いーじゃん、雰囲気出てきたねえ、オットナー。

女)くらいしかわたしも思いつかない。

男)じゃ、これでいくか!

女)そうだね。(次のページをめくる)……今、どんな気持ちですか?

男)どんな気持ち? ねえねえ、どんな気持ち?

女)……ドキドキする。

女)……最近、幸せが怖い。失いそうで怖い。愛され過ぎて怖い。どうしてそんなに愛情を注げるの? 分からなくて、怖い。幸せ過ぎて、どうにかなりそうで、怖い。尊敬しています。あなたのこと。あなたの仕事。あなたは光のひと。わたしにとって、眩しいひと。だから好きになりました。I love you.

男)……俺はそんなに、大層なひとじゃない。普通の人だと思っているよ。最近、幸せだと思う。充実していると思う。仕事も、プライベートも。そりゃ、仕事では、責任が重いなぁと思うことあるけど、それがやりがいだとも思うし。思う、ばっかりだね。感じてもいるよ。きみのあたたかさ。素直さ。ふっとしたときに見せる笑顔が素敵で、心のきれいなひとなんだろうなって思った。アンニュイな、陰のあるところも好きだよ。色っぽいって意味。

女)ありがとう。……ヒントのしおりを参考にして。子どもの頃の夢は? 水たまりの向こうの世界へ行くこと。窓の向こう、雲の上を歩くこと。雲をわたあめみたいに食べて生きること。

男)子どもの頃の夢は……お金持ちになること。でも、実際働いてみたら、給料もらっても全然うれしくなかったんだよね。だから方向転換して、今の仕事に就いた。それからは、充実した毎日だよ。きみが今の仕事に就いた理由は?

女)わたしが今の仕事に就いた理由は……受かったのがたまたまそこだったから、かな。将来のことなんて、ほとんど考えたことなかったから。ここまで生きてこられたの、奇跡だと思ってるから。あなたに会えたのも。最近は夢みたいな毎日。昔も、別の意味で夢みたいな毎日だったけど。ふわふわして、地に足がついてないって言われてた。だから、地に足をつけたくて、就職したんだ。

男)偉いと思う。進学じゃなくて、就職を選ぶの。俺、なんとなくで大学入っちゃったからさ、いい大学入っていいとこ就職すれば金持ちになれるって単純に思ってたからさ、高卒で就職するのって偉いと思う。

女)わたしはあなたの方が偉いと思う。勉強、わたしはがんばらなかったから。仕事もあんまりがんばってないし。なんとなくで生きてるんだよね。だから、ちゃんと目標をもって、それに向かって努力してるのってすごいと思う。生きるの楽しそうで、羨ましいって思う。どうしたらそんなにがんばれるの?

男)楽しいよ。毎日、楽しいよ。子どもとバカやるのも。大変なことも多いけどね。親御さんからクレームきたりとか、キレた子どもが暴力ふるいそうなところを止めたりとか。大変だけど、子どもといると、すごく癒される。だからがんばれる。それに、日本の未来に貢献してるわけだからね。子どもを育てるって。社会貢献してるんだ、人の役に立ってるんだって思えて、そういう仕事に就くことの方が、お金を稼ぐよりよっぽど俺にとっては重要だったんだよね。……最近読んだ中で印象に残った本は?

女)マンガだけど、『透明なゆりかご』。産婦人科を舞台にした、出産や中絶の話なんだけど……泣けて泣けてたまらなかった。ひとって、どうして生まれてくるんだろうね。なんのために、生きてるんだろうね。わたし、天国へ行きたい。

男)『透明なゆりかご』、kindleで買ったよ。少し読んだ。すごいね。命の輝きって、すごいね。生きてるって、生まれるって、すごいことなんだね。……お母さんって、すごいんだね。

女)分からない。お母さんすごいって、分からない。わたし、子ども、産みたくない。お母さんみたいになりたくない。わたしみたいな存在を産み落としたくない。

男)聞きにくいこと、聞いてもいい?

女)いいよ。

男)施設で育ったって、言ってたよね。

女)言ったよ。

男)どうして?

女)……虐待、されてたから。

男)職場でも、そういう話はあるけど、こんなに身近になるとはね。

女)驚かないの?

男)そうかもしれないって、ずっと思ってたから。

女)そっか。

男)出会ったときから、その可能性は考えてた。

女)そっか。

男)陰のある人だなあって思ってたし。……俺もね、いじめにあってたこと、あるんだ。

女)そうなの?

男)中学の頃。

女)見えない。

男)でしょ。

女)なのに、なんで、まっすぐなの?

男)まっすぐかなあ? ……机や教科書に落書きされたり、陰口言われたり、無視されたり、トイレに閉じ込められたり、上靴を隠されたり、殴られたり、蹴られたり、追い掛け回されたり。……そんな俺に恋人ができるなんて、夢みたいだよ。

女)どうして、そんなに、強いの。

男)強くなんかないよ。女々しいよ。

女)カッコいいよ。生き様が、すごくカッコいいよ。

男)ありがとう。一緒に、幸せを目指そう。

女)うん。

男)子ども……無理して産まなくてもいいよ。養子っていう手もあるし。もちろん、きみが良ければだけど。

女)……ちょっと、考えさせて。

男)わかった。無理はしないでね。

女)うん。

交換ノートのページを開く男。

男)ヒントのしおりに頼ろう。……初恋はいつ? 小学1年生のとき。同じクラスの女の子。俺と同じ泣き虫だから好きになった。その頃から女子っぽかったかもね(笑) だからいじめられたのかも(笑)

女)初恋は……どれが初恋なのか、分からないな……少しずつ気持ち、違うから。でもね、本気の、本物の恋は、これが初めてだと思う。今までと、全然違う気持ち。不思議なの。こんなにあたたかいのは、初めてなの。

ペンを置く女。

男)交換ノート、昔してたって言ってたよね。いつ?

女)中学の頃。友達グループで。

男)どんなノートだった?

女)忘れた。

男)どんなこと書いた?

女)忘れた。でもね、どんな風に書いたかは覚えてるよ。

男)どんな風に書いたの?

女)いろんな色のボールペンで書いてた。

男)女子がよくやるやつ?

女)違うの。色ごとに性格を分けて書いてた。

男)どゆこと?

女)黒は不良っぽい性格と口調で、ピンクは柔らかい優しい性格と口調でって感じ。

男)へー! 面白いね!

女)でしょ。

男)なんで今はやんないの?

女)やる必要がないから。乗り越えたんだろうね、多分。

男)待って! 全然意味分かんないんだけど。

女)軽い多重人格的なところがあったんだと思う。今は一つに統合されてる感じ。

男)へー。面白いね。

女)そんな面白くないもん、わたし。

男)面白いよ。かわいいし。

女)かわいくない。

男)照れてるのかわいー。

女)照れてないもん。

男)好きな季節は? ……春と秋。過ごしやすい季節が好き。外遊びしやすいから。

女)好きな季節は……梅雨。

男)なんで?

女)雨が好きだから。

男)変わってるね。

女)雨は、すべてを洗い流してくれるから。嫌なこと全部。

男)台風が好きっていうのなら、分かるけど。

女)なんで?

男)なんか、ワクワクするじゃん。休みになるかもしんないし。

女)子どもじゃん。

男)好きな食べ物は? 甘いもの! 疲れた時に欲しくなる。チョコレートとか好き。超好き。

女)女子じゃん。わたしは辛いものが好き。ハバネロ1袋とか、軽く食べる。なんで料理が好きなの?

男)母さんの代わりによく作ってたから。お菓子作りも得意だよ。高校の頃みんなに友チョコ配って歩いてた。今も配ってる。

女)ホント女子力高いね。

男)でしょでしょ。なんで読書が好きなの?

女)……現実逃避かな。空想の世界に逃げ込みたかっただけ。……実は、書いたりもしてるんだけど。

男)書いてるの!? 見せて見せて!

女)絶対、嫌。

男)えー。でも向いてそう。

女)なんで?

男)いろんな色が、心の中にあるんでしょ。

女)……うん。

男)綺麗だと思うよ。

女)……ありがとう。

男)花みたいに笑った、笑顔の花を咲かせた、君は綺麗だった、俺は幸せだった。……幸せ、だった。

花瓶を引っくり返す男。花が散り散りになる。床がびしょ濡れになる。それでも怒りは収まらず、花瓶を――――だが、踏み止まる。空っぽの花瓶を置き去りにして、男は部屋から出ていく。

女は目を覚ます。何があったか、悟る。ゆっくりと、片付けをする。ぼんやりと一日過ごし、気付くと日が暮れていた。

唐突に、部屋が明るくなる。男が帰ってきた。

男)……ただいま。

女)おかえりなさい。

沈黙。

男)……携帯、見ちゃった。

女)だと、思った。

男)なんで?

女)幸せ過ぎるから。怖くて。壊したくなっちゃって。……あとね。あなたが、抱いてくれないから。

男)……そう。

女)確かめたくなっちゃって。輪郭を。存在を。愛されたくて。

男)……愛してた、つもりなんだけどな。伝わらなかったのかな。無意味だったのかな。俺の思いは、全部。

女)ごめんなさい。

男)謝罪が欲しいわけじゃない。

女)なにが欲しいの?

男)きみが、欲しかった。

女)今は、いらない?

男)吐きそうだ。

女)大丈夫?

男)大丈夫じゃない! ……母親を思い出す。風俗で働いてた母親を、失踪して俺を見捨てた母親を、母親のせいで、どれだけ人生狂ったことか! 分かるか!?

女)分かるよ。

男)分かるわけないだろ! そのせいで、いじめられて、どれだけ憎んだか、分かるわけないだろ!

女)分かるよ。……わたし、パパに……犯されたの。義理のパパだけど。ママは助けてくれなかった……中学のとき。保健の先生に相談して、やっとのことで逃げられたの。だから、パパも、ママも、大嫌い。幸せな普通の家族って何? 分かんないよ。……なのにどうしてあんなことを、って? リストカットみたいなものじゃないかな……自分で自分を傷付けてるの。おかしいでしょ。

男)……。

女)別れよっか? こんな女、嫌でしょ。

男)……嫌に決まってるだろ。誰が別れてなんかやるもんか。生まれてきて、生きてきて、幸せになれないなんて、なんのために、今まで、なんのためにがんばってきたんだよ……! ああ嫌いだ、大っ嫌いだ、反吐が出る、でも……絶対に、放してなんかやるもんか! 一生かけて償わせてやるんだから、覚悟しろよ……! ひとりで勝手に死んで楽になろうなんて思うなよ、死ぬときはふたり一緒だからな! 約束だぞ! これはプロポーズだからな!

女)……変なプロポーズ……。

男)変だけどプロポーズだからな! 勢いだけどプロポーズだからな! なんもプレゼントないけどプロポーズだからな!

女)変だよ……絶対変だよ……おかしすぎるって……あ、ムリ……(爆笑)。

男)なにがおかしいんだよ!? 泣くところだろフツー!?

女、しばらく笑い続けている。笑い終える頃には涙が滲んでいて、泣きはじめる。

女)……わたし、Twitterやめるね。

男)うん。

女)でも、どこでまたビョーキが出るか、分からないよ。

男)覚悟してる。

女)でも……がんばるから。

男)俺も、がんばるから。だから、一緒に。

女)うん。……カッコよかったよ、プロポーズ。

男)ふふんだ。まいったか。

女)まいりました。

男)面を上げい。

女)へい。

男、平手打ちをする。

男)まいったか。

女)まいりました。

男)面を上げい。

女)へい。

男、女の頭をなでる。

男)悪い子悪い子ー、悪い子悪い子―、遠いお空に、とんでけー!

女)ひゅー。

男)ダメ! 飛んでっちゃやだ! ぎゅー。

女)……ありがと。

男)ゆるすん。

女)なにそれ。ゆるすなの? ゆるさんなの?

男)ゆるすん。

女)ぎゅ。

男)ぎゅ。

女)ちゅ。

女、男の額にキスをする。

男、額に手を当てて驚く。

男)相手の好きなところ……ホントは、不幸なところに惹かれたんだ。施設育ちだって聞いて、それで好きになった。不幸から立ち直ることができた俺は、きみの役に立てるんじゃないかって思ったんだ。だけど、もう、そうじゃない。きみの、幸せそうな顔が好き。生き生きしてる顔が好き。最近、アンニュイじゃなくなったね。

男)どうして人の役に立ちたかったのか? ……じゃないと、自分が生きていることを許せなかったから。自分が生きていていいんだって思えなかったから。強いって言われたけど、違う。弱さから生まれた動機だったんだ。俺は弱い。きみも弱い。弱い者同士、助け合っていこう。俺は、きみを救う、ヒーローじゃない。みんなを救う、ヒーローじゃない。ただの、一人の大人。こういう大人もいるんだって姿を、子どもたちの前で見せたいだけ。

男)どうして子どもが好きなのか? ……中学の頃、一番辛かった頃、支えてくれたのが、昔の記憶だったから。母さんのことが好きだった頃。無邪気に、家族を信じられた頃。最近、母を許せるようになってきた。失踪したのは、逃げたんじゃなくて、俺への優しさだったんじゃないかって思うようになった。自分のせいでいじめられるから、自分がいなくなればいいって思ったんだって。俺の未来を願って、してくれたことだったんだって。……俺、がんばって勉強して、少し遠いけど頭のいい学校に進学したよ。いじめっ子から離れるために。だから、母さん、いなくなる必要なんて、なかったんだよ。

男)そしてもうひとつ。子どもが好きな理由。性的なものを感じなくて済むから。……いや、確かに、子どもは性的なものの結果に生まれるものなんだけどさ、それは親の問題であって、生まれてきた子どもに罪はないわけじゃん。その子たちを祝福することで、なんか、自分が救われたような気になってたんだよね。救うつもりで、救われていたんだ。きみの笑顔にも。

男、花を生ける。

女)何見てたの?

男)いや、別に。

女、白い服で登場する。お腹をさすり、笑う。

男)なにニヤニヤしてんの?

女)んーん、別に。行こ!

奇跡みたいな花は、雨上がりに輝いて。

幕。

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