身体は衰えるけど耳は育つ
4月も半分経って
4月に入り新年度スタートに目標や気合を入れる日記を綴ろうと桜の画像と一緒に下書きしておいたのに、いつのまにかするするともう半分経ってしまいました。このまま今年の桜を埋もれさせるのは良くない、と滑り込みアップ。遅咲きの八重桜のようにぼんぼり形の花びらなのでギリギリセーフかな?
ラジオをよく聴くので、この日記にも度々感想など書くと思うのですが、
少し前にnoteのプロデューサーさんがゲスト出演されていたのを偶然耳にしました。
「ネット上に分身を作る」という言葉が聞こえて、私が最初に思ったことだ!とnoteを書くモチベーションになったのでメモしておきました。
この先もとても良いこと話されてました。
勝手に向うから見つけてもらえる機会はあった方がいい、とか。
メモして新年度の日記のテーマにぴったりだと保存しておいたのですが、そのまま下書きに置きっぱなしにしていたらどんどん日々が過ぎ行き…
ダメですね。新鮮なままアウトプットするのが一番なのに。
でも良い言葉なので4月のうちに書いておきます。
曲制作のほうは捗っておりません。あと3曲、作る気力はあるから気持を切らさぬ様に。こうして日記に書きながら意識に滑り込ませていかねば。
過ごしやすい季節到来ですし、爽やかな風に乗ってメロディが浮かびますように!
身体は衰えるけど耳は育つ
聴きたてラジオの話も。
今日は宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン スペシャル 2024
タイムフリーの最終日に間に合いました。ヒカルさんのアルバムは全て購入してきたのですが、「ベストアルバム SCIENCE FICTION」まだ買えていないのでラジオで初聴き。
いやー、良いですわ。リミックス、自然に身体が揺れまくる。Re-Recordingされた3曲以外の、例えば「道」は、DTMに取り込む前の自分だったら「少し低音が加わった?」くらいしかわからなかったと思うんです。今は、キックが、スネアが、リバーブのかけ具合が、とか、少しはわかります。
もう以前のリスナーオンリー時代の耳には戻れないんです。
音楽制作始めて一番に身体が変化したのが、音の聴こえ方だったので、
耳だけ赤ちゃんからやり直し、みたいな感覚だったんです。
そのことが、本当に喜びなんです。
今は音楽を聴くと、とにかくドラムの音が入ってくるし、シンセの音も意識に滑り込んできます。
80年代の曲を聴くと、その時流行だったシンセの実機の音っぽい、とか、
そんな面白い聴き方をするようになりました。
ヒカルさんのラジオの話に戻って。
ミックスについても話されてましたので、耳ダンボになってメモりました(今の若い人も耳ダンボって使うんでしょうかね^^)
聴きながらササッとメモったので大意ですが、なんだか「良き友」で自分の事をよくわかってくれる人と相談しながらリミックスというのが、素晴らしいなと思いました。もう少し聴ける時間あるので、もう1周おかわりしようかと思います。
リリースがあるとヒカルさんの言葉がきけるので、毎回楽しみにしています。
最近の曲では「Time」が飛びぬけて好きなのですが、「BADモード」リリースされたとき(こちらは初回限定盤で持ってます。スタジオライブver特に好きです)この曲について話されていたのが印象的です。
大切な友人に新種のガンが見つかって、病気が治るように祈りを込めたチベットのマントラを唱えているのがバックに入っている、と。
その声を聴くと、自分の身体まで祈りの思いが隅々まで行き届くような、
巡回していくような心地がして、不安やネガティブな感情が流れ落ちてゆく気がして、調子の悪いときのお守りソングにしているのです。
この巡回していく感覚はどういうからくりなのだろう。
音のLRの作用を使っているのか、左耳から右耳へ、脳内をぐるぐる回るように聴こえる効果も、DAWを扱ってパンについて知ったから、より深く、
それでいて現実的に味わえているんです。
音楽制作はPCに向き合って一人悶々と行うことが多いですが、また私は機械音痴なのでダウンロード1つ上手く取り込めなくて3時間くらい浪費して
はあ、とため息をつくことも多いのですが、確実に人生の味付けを身につけているな、という実感があります。
「Time」を聴くと、機械に向き合っているけど、人が人に届ける気持ち、あたたかいものを大切にしなければ、と思い起こされるんです。
26年前、「Automatic」初めて聴いた時の衝撃、デビュー時の空気を今でもよく憶えています。どの曲も思い出がある。
ヒカルさんのライブに行った事もあります。
いつかまた、生で聴けるといいなあ。
まずは新作をじっくり聴き込もうと思います。
素晴らしい音楽を届けてくださる方々を心から尊敬しております。
私も私しか出来ない、奏でられない音を探し、形にして、
誰かの栄養になるような曲を作り届けたいです。
頑張ろう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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