日記(2019/12/7)
後楽園は炎上していた。
初雪が降ると聞いていたから、それらしい句をいくつか用意して足を運んだのに、もう、見渡す限りのマッカッカで、
やられた、と思った。それでもなんとかお約束の7句を投句したら、そのうちの5句は選んでくださる方がいらしたのでホッ。
この鷺を見て作った句は、椿先生が選んでくださった。自分でもお気に入りの句だったので嬉しかった。ここでもご紹介したい気持ちはやまやまだけれど、いつかコンテストに出したり、句集に載せたりしてみたいから、ぐっと堪えて内緒にしておく。
句集といえば、来年は『玉藻』の90周年で、句集を作るお祭りがあるのだとか。「お若い方もどうぞ」と優しいお言葉をいただいた。「チャンスは掴まなくちゃだめですよ」とも。ありがたいお話だ。とはいえ、同人1年生がいいのだろうか。しかも、まだまだ作風の足固めをしている段階の私が。
時に「天然」と言われる私も、実はいろいろと考えている。
今、私は、駆け出しの俳人としては難しい年齢だ。俳句甲子園で汗をかけるティーンエイジャーではないし、経験という出汁で味を出せるアラハン(around hundred) でもない。前者であれば粗削りでも光っていればいいだろうし、後者であれば薄味でも十分に美味しいだろう。しかしその真ん中の52歳は…。どちらにもブレることができるかわりに、どちらかに振り切れることはできない。要は、どちらから見ても中途半端なお年頃ってわけだ。
ならばその両方を引き寄せるしかないのかな。「10代の感性で100歳の方にも楽しんでいただける句を書けるのは真ん中の50代です」って開き直れたら素敵。問題は、それを私が言えるかってことで、結構ハードルが高いなぁ。
作ることに対しては、心がけて、無理をしないようにしているのよ。一番好きなことだからね。無理をして嫌いになりたくないし、濁るのも怖い、枯れるのも怖い。これまでもずっとそうだったし、これからもきっとそう。
だけどね、それは欲がないってこととは違うのよ。逆にものすごく貪欲なの。美しいものを見つけて美しいまま伝えたい。伝えられるようになりたい。その気持ちは極めてハングリーなの。
等とカッコいいことを書き始めたら、糖質70%オフのグリーンラベルが空になってしまいましたよ。酔っ払いはもう寝なさいってことですね。はい、はい、おやすみなさい☆彡