日記(2019/10/21)
吟行で畑を歩いていた時、キャンディーが落ちているのかと思ってよく見たら植物の実だった。大きさは直径5ミリくらい。一粒ずつ異なる寒色系のパステルカラーで塗られているよう。何だろう。スマホで検索してみた。「秋の実 青」出てきた。ノブドウらしい。なんて愛らしい実だろう。宇宙好きの私には一粒一粒が惑星のようにも見える。この写真ではあまり伝わらないかもしれないけれど。
ポップな植物との出会いを祝して一句。
誰が決めし野ぶどうの色一つずつ
(たがきめし・のぶどうのいろ・ひとつずつ)
帰宅してからもこの実のことが気になり、ウィキペディアを見たらいろんなことが書いてあった。「葡萄や山葡萄に似ることもあるが別属」なるほど。「白い実は本来の実であり青色や紫色は虫が寄生している寄生果」ナヌ? 知らない方がいいこともある。
更に言うと、野ブドウは季語ですらないかもしれない。句会で選んでくださった方、ごめんなさい。