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Photo by
ibaraki_nakai
本と一目惚れ。
一目惚れで本を買ったことがある人、多いんじゃないでしょうか。
表紙に一目惚れ。
帯の文に一目惚れ。
ぱらぱらとめくってみて、ある一文に一目惚れ。
私が最近一目惚れした本は絵本でした。
『ライオンと一角獣とわたし クリスマスの物語』という絵本です。
昨年の十二月、本屋さんでクリスマス関連の絵本を見ていた時、表紙に惹かれ手に取り、あるページで目が釘付けになりました。
それは天使が手でキリンの顎を持ち上げている場面の絵でした。
私はその天使の横顔に一目惚れしたのです。
「あ、私、またこの天使の顔が見たくなる」って。
これはまさに恋に落ちた瞬間でもありました。
久しぶりにどきどきする本に出会えて、わくわくしながら家でゆっくり読みました。
他にも心惹かれる絵があり、何度も何度も読み返しました。
クリスマスが過ぎても、時折本棚から出して天使の横顔を見ます。
なぜこれほどにも惹かれるのか。
理由はわかりません。
なにせ一目惚れですから。
理由はいらないのです。
そこにはただ「だいすき」という感情があるだけ。
だいすきな理由を考えたら、恋が冷めてしまうでしょうか。
理由を考えること自体が無粋でしょうか。
なんだかよくわかんないけどだいすき。
これでじゅうぶんですね。