久保田食品アイスキャンデーシリーズ 2. 「四万十ぶしゅかん」
ぶしゅかん、ってなんだっけ?
ぶっしゅかん(仏手柑)という剥きにくそうで、オバケのようなみかんがあったが、あれか?と思いきや、袋にはすだちかカボスのようなきわめて真っ当なグリーンの柑橘が描かれている。調べてみると、ひらがなの「ぶしゅかん」は、仏手柑と違い、高知県四万十地域で栽培される「一度味わうと後戻りできない禁断の果実(公式サイトより)」なのだそうだ。
この危険な香り漂う四万十ぶしゅかんを惜しげなく使った高知県の久保田食品のアイスキャンディ。ゆずと似た味わいだが、ゆずよりも酸っぱみがまろやかで、穏やかで上品な香りがする。レモンとゆずを比べると、ゆずの方が一段上品な雰囲気を感じるとすると、ゆずとぶしゅかんでは、ぶしゅかんの方が一段上品な雰囲気とでも言って差し支えないだろう。逆にいうと、上品すぎるのは苦手、というタイプの方は、ぶしゅかんのまろやかさと甘みに物足りなさも感じるかもしれない。
この「ぶしゅかん」もまた、フルーツの味の徹底再現を目指そうとする久保田食品の信念が感じられる一品である。明日の一本も楽しみだ。カロリーは87キロカロリー。原材料は高知県産ぶしゅかん果汁と砂糖、水飴のみ。
おいしさ ★★★★☆
カロリー ★★★☆☆
オリジナリティ ★★★★☆
楽しさ ★★☆☆☆