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私がnoteをはじめた理由

私が突然noteをはじめたのは、もうすぐ一周忌をむかえる祖母の「あなたは才能があるから、なにか書きなさい」の一言がずっと忘れられないから。

祖母が言う、その才能とは小学1年生のときに賞をとった作文のこと。
全国大会やら、文部科学大臣賞なんて大きなものではなく、市の国語教育研究会が作成している文集に掲載されただけ。

それでも、祖母と母は喜んでくれた。
雪の降った日、表彰式へ母と参加したのをぼんやりと覚えている。

祖母も母も舞い上がっていたんだろう。「才能がある」と何度も言ってくれた。
特に祖母は「なにか書きなさい」と私が成人してからも言っていた。

作文で賞をもらったのは人生でその一回限りだけれど、これは私の中でも小さな自信、お守りになっている。
才能があるとは思っていない。でも、書くことはあのころからずっと好きだ。

最近読んだ、小原晩さんの「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」と島田潤一郎さんの「あしたから出版社」に影響を受けたのもきっかけのひとつ。

やっと書きますよ、私は。

ちなみに、文集のあとがきには

114の小学校から、全部で5061点もの応募がありました。
その中から1年生から6年生までの合計で1054点の作品を掲載することができました。

筆者の掲載された文集のあとがきより

と書いてった。
規模はよくわからないけど、受賞は受賞。


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大森薫
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