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けっとう、と聞いた時の漢字変換

夕飯を終え、食器を洗っていたら妹が「どうやって決めるんだろう。」と言うから、なにを?と思って振り返った。

天皇ご一家が、皇居内の厩舎で伊勢神宮に贈られる馬、本勇号もといさむごう8歳と対面する映像が流れている。
本勇号は穏やかで人懐っこいため、神様が乗るとされる神馬になるそうだ。

「よく分からないけど、多分けっとうでしょ。」

「じゃあ、この馬強いんだ。」

「そっちじゃない、血の方。闘わせないよ。」

母もわたしも、妹も笑った。

血統と決闘。

妹はのびのびと育ったから、成人を過ぎてもこんなことが結構ある。
じぶんにはない真っ直ぐさというか、このまぶしさを羨ましく思うのはわたしが長女だからだろうか。

それと、我が家では「よし、決闘だ。」が一時期流行語になっていたからそのせいもある。
決闘が流行るってなんだよ、と思うのだが、どこの家にもそういう謎文化があるでしょう?それです。

しょうもないこと、たとえば焼きそばを作った後のホットプレートを誰が洗うかで沈黙を迎えたとき、「よし、決闘だ。」

2枚しか取れなかったSixTONESのライブチケット、誰が行くかとなったとき、「よし、決闘だ。」

これの面白いところは、決闘罪があるから実際はそんなことはせず、割とあっさり「じゃあ、わたしが。」と決まるところだ。

祖母に関する話が続いて、おばあちゃんと孫noteじゃないんだからと思い、しょうもない話をチョイスしました。

こういう話をたくさん書きたい。


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大森薫
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