ボタニカルキャンドルの中の花は燃えないのか?
こんにちは。
jeweriです。
昨日、梅田阪急で開催されました中崎町博覧会さま主催の阪急スークイベントが無事終了しました。
1週間、大変お世話になりありがとうございました。
そしてこのイベント中に、足を運んでくださった皆様、そしてお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございました。
ご縁に感謝です。
どうぞ、ステキなキャンドルライフをお過ごしくださいね🕯
さて、ボタニカルキャンドルについて。
ボタニカルキャンドルとは花や果物など、キャンドルの中に植物を閉じ込めたキャンドルのことです。
インテリアとして飾っておくだけでもお部屋の印象がぐっと格上げされて、とてもオシャレなキャンドルなのです。
昨日こんな話をお聞きしました。
「ボタニカルキャンドルは、まわりの花が燃えて、ススだらけになった。何度灯してもススだらけ。」
これについて、私の作品のことではありません。
私はもう作家を始めた当初から、相当数のボタニカルキャンドルを販売してきましたが、そういったクレームを頂いたことは今のところありません。
ただ、そのような事例があったから、ボタニカルキャンドルってどうなの?ということを聞かれましたので、今日はボタニカルキャンドルの使用上の注意についてシェアしたいと思います。
ボタニカルキャンドルを制作するにあたり、一番肝心なルールとしては、
「モールドと芯の太さが適切であること」
これに尽きます。
キャンドルの直径に見合った芯を選択しなければ、当然、灯した炎が大きくなって装飾に引火する可能性が上がります。
あとは、芯のすぐ横に装飾が施されているキャンドルをたまに見かけますが、それは引火する率がかなり高いです。
ですので制作する際、モールド・芯の太さとプール幅(溶けたロウの幅)を考えて、装飾を配していかねばなりません。
つまり、きちんと計算され尽くしたボタニカルキャンドルは、基本的に植物が燃えるということはありません。
一方、灯す時の条件、環境も大きく関係してきます。
万が一、水平でない場所で火を灯せば、炎が傾いて側面の花に引火する可能性が格段に上がりますし、また、溶けた蝋が垂れて型崩れしてしまうこともあるでしょう。
そして一番多いのが、風(エアコンなど)の吹く場所に置いて火を灯すということ。
これをやってしまうと、炎は左右に振れて安定しませんよね。
ということは、これもまた周りの装飾に引火する可能性が上がるわけです。
ボタニカルキャンドルを上手に灯す条件は、水平で、エアコンなどの風が当たらない場所で!
あと、炎が大きいなと感じられる時は、芯を少しカットしてあげると火の大きさが安定します。
ロウが溶けていって、植物が露出した場合はピンセットなどでその部分の植物を取り除くなどして、上手にキャンドルを育ててみてください。
秋から冬にかけては特に、ナチュラルでどことなく懐かしく、そして温かみのあるボタニカルキャンドルがぴったりな季節ですから、ぜひ使用上の注意を意識してキャンドルを灯してみてくださいね。