【大阪→門司港・下関・小倉観光】2日目② 寿司とケーキと美術館
行き帰りフェリーで行く北九州観光2日目。
現地滞在時間12時間強の北九州+下関観光、後半です。
2日目①はこちら
9:48 唐戸市場でお寿司🍣
駅に着いてから2時間30分以上歩いてきた私たち親子。
それもこれも、この市場が開くまでの時間を有意義に使うためでした。
普段は普通の卸売市場である唐戸市場。
ですが金、土、日、祝は「活きいき馬関街」という飲食イベントを開催しており、寿司や海鮮丼といった出来立ての魚料理を扱う屋台がずらりと並ぶのです。
公式HPでは10:00からとなっていましたがどうやらもう開いている様子。
さっそく中に入って行きます。
(あまりに夢中になっていてこれだけしか写真が残っていませんでした。すみません。)
右を見ても左を見ても、明らかに新鮮で大振りな寿司、寿司、寿司の数々。
迷いに迷って3店舗ほどで寿司と牡蠣を買い求め、2人で4,300円くらいかな、使わせていただきました。
お味は書くまでもないですよね。
もう、めちゃくちゃ美味しい……!
潮音と関門海峡の眺め、そしてセーター1枚で過ごせる気候が美味しさに拍車をかけます。
良いお寿司は数貫で満足するとは聞きますが改めてその通りだなあと実感。
お腹もいっぱいになったところで、10:20、散策を再開します。
まずは先ほど寄り損ねた神社へ。
10:27 赤間神宮
竜宮城を想起させる水天門が有名な、赤間神宮。
壇ノ浦の合戦に敗れ、8歳という幼さで入水された安徳天皇を祀っているそうです。
お次は唐戸市場の向かいにある亀山八幡宮に……と思っていたら、隣からまさかのおかわりの提案が。
食事には温かい汁物を付けたい派の母、唐戸市場でふく汁を食べ損ねたことがずっと気になっていた模様。
そういえば私はネギトロとクジラをいただきましたが母は白身魚しか食べていませんでしたから、少し満腹感が足りなかったのかもしれませんね。
あんたもなんか食べへん?としきりに尋ねてくる母に、ええよ、お腹いっぱいやよ、と答えながら唐戸市場に戻ります。
下関周辺ではフグを幸福の福にかけてフクと呼ぶそうです。
ということで再び関門海峡を眺めながらふく汁をいただきます。
私も母に分けてもらいましたが、う〜ん白身魚やあ……というアホな感想しか出て来ませんでした。味の違いが分からない貧相な舌。
ふく汁は温かくて美味しかったです。
11:00 亀山八幡宮
ひと休憩入れて心なしか足取りも軽く、11:00、亀山八幡宮に到着。
その後、軽く辺りをぶらつき、ついに下関を出発する時間がやって来ました。
11:20 関門連絡船
下関と門司港を5分で結ぶ関門連絡船(片道400円)。
これに乗れば門司港から下関をぐるっと1周したことになります。
11:20、出港。さようなら下関……と感傷に浸っている暇はありません。
この連絡船、すごい風!すごい振動!そして時々飛んでくる波飛沫!
なにやら「右手に見えますのが〜」というアナウンスが微かに聞こえますが風と振動にかき消されて全く聞き取れません。
ちょっとしたアトラクション気分ではしゃいでいる内に、気付けば門司港に到着していました。
朝は閑散としていた門司港ですが、イベントがあるのか出店やフリーマーケットが並んでいて賑やかな様子。
とりあえず、ここまでずっと屋外での散策だったでカフェにでも入ろうかという話になりました。
12:10 カフェ今是
フリーマーケットを覗きながらだったので予想以上に時間が経ってしまいましたが、12:10、到着しました、今是。
外観は「え?ほんとにここで良いん?」と3度見し、ネットの写真と照らし合わせてようやく「ここやよな」と確信できるレベルの隠れカフェっぷり。
ですが入ってみれば雰囲気も良くケーキも美味しくて大満足です。
カフェを出てからは門司港レトロ海峡プラザでウィンドウショッピングを楽しみます。
この後は、朝は開いてなかった門司港周辺の観光施設を巡るのもよし、連絡船で巌流島に渡るのもよし、そもそももう少し下関に残って水族館などに行ってもよかったでしょう。
ですが今回はそれらのプランは涙をのんで見送り、北九州市立美術館へと向かいます。
13:24 北九州市立美術館へ
北九州市立美術館へは門司港駅から西小倉駅まで電車で行き、そこからバスで25分ほどかかります。
きっと午後いっぱいを使うことになる行程ですが、それでも旅行に来たなら美術館は外せません(個人の感想です)。
覚悟を決めいざ出発……しかし門司港でのんびりしすぎたため7分発の電車を目の前で逃す痛恨のミス。
次はなんと24分発しかないとのことで、どちらが悪いかを追求し合い一気に険悪なムードに。
ですが悪いことは重なります。
24分発の電車がまさかの遅延。駅からバス乗り場までは4分かかる(Googleマップ調べ)のに、西小倉駅に着いた時点でバスの発車時刻まであと2分足らずしかありません。
これを逃せばバスは1時間後。
母と娘、必死の形相で走ります。
幸いバスの方も遅れていたらしく、なんとか乗車することができました。
ああ良かった良かった、とお互いを褒め称えて難なく和解。
14:24、北九州市立美術館に到着します。
今展覧会ではスコットランド国立美術館のコレクションより、ルネサンス〜19世紀後半までの西洋絵画が展示されています。
ラファエロ、ベラスケス、レンブラント、ルノワールといった見知った名の他に、イングランドやスコットランド出身の画家の作品も多いのが見どころとのこと。
この時代の絵画は雰囲気あるし、大きいし、なんてったって分かりやすいですよね。
今回の展覧会は画家1人1人に解説があったので更に頭に入りやすかったです。
2時間弱たっぷり絵画を堪能し、心地良い疲労感で美術館を後にします。
17:38 小倉駅
16:31発のバスに乗って揺られること30分、小倉駅近くのバス停に着きました。
ここから北九州最後の食事……の予定でしたが、母の体調が急変。
お腹が痛くとてもじゃないが食事は無理な様子……。
本人曰く食あたりでは無さそうとのことですが、早起き、変則的な食事時間、ケーキ後の猛ダッシュ、からのバス。心当たりはいくらでもあります。
いつまでも変わらず元気な母ですからこちらも意識が欠けていたなと、少し反省。
(実際は未練タラタラの顔をしていたかもしれませんが)予定を変更し長めの休憩を入れてから、17:38、小倉駅に到着。
ピエラ小倉3階のおみやげ街道でお土産を買って早めに門司駅に戻ります。
事前に買うものを決めていたので買い物自体はスムーズに終わり、18:15、電車が小倉駅を発車。
18:21、およそ11時間30分ぶりに門司駅に帰ってきました。
18:25 北九州最後の食事
ここからは19:00発の送迎バスをゆっくりと待つだけ……だったんですが、先に私のお腹が悲鳴を上げました。
思えば12時に食べたケーキ以来なにもお腹に入れていません。
それにこのままだとフェリーで1人寂しくバイキングを食べることになりそうな雰囲気ですし……。
いや、30分あればいけるやろ!
19:00発の送迎バスを逃せばおしまいですが、謎の強気を発揮し駅近くのうどん桃太郎に駆け込みます。(母は改札横のベンチで休憩)
迷う暇もないので目に飛び込んできた肉うどんを注文。
時間が無いことを伝えると店員さんも急いでくださって、ものの数分でうどんが出てきました。
お味の方は、柔らかい麺と甘い出汁が丁度私好みでめちゃくちゃ美味しかったです。
猫舌ですが最後の1滴まできちんと飲み切り、18:45頃、完食。
後は明け方ロッカーに預けた荷物を持ってバス乗り場に向かうだけです。
乗り場までの道が少々不安でしたが、改札口のところの案内標識に大きく「名門大洋フェリー」の文字があったので迷うことなく着きました。
行きは阪九フェリーに乗って泉大津港から九州に来た私たち。
帰りは名門大洋フェリーに乗って大阪南港に向かいます。
2日目夜〜3日目に続く。