10p10fp展2024をふりかえる① ~fpとの出会い編~
みなさんどうもこんにちは、そしてこんばんは。
どうも、神寺です。かんでらって読みます。光度の単位cd[カンデラ]をアカウント名としました。
さて。去る2024年11月1日~4日の計4日間。
SIGMA fp愛好家が集まった写真展が開催されました。
その名も10p10fp展2024。
10p10fp展自体は2023年が初開催で、今年は2回目という位置づけとなります。今回、ご縁あって私も作家として作品を出展することとなりました。
10p10fp展は、私に多くの変化をもたらしてくれました。
感謝の想いを忘れないように、いまのうちにnoteにしたためておきたいと思います。
1つの記事には書ききれなさそうなので、順を追って紹介したいと思います。本記事では、10p10fp展に参加したきっかけをしたためます。
別の界隈で運命的な出会いを果たす
私は2022年の2月から、妻の勧めによりNFT活動というものを始めました。
NFT活動といっても、人によって解釈が大きく異なるので、ここでは「デジタルデータをNFT化して(複製・改竄不可で唯一無二の原本であることをデジタル的に担保して)、売買することで副収入を得ようとする活動」のことを指すこととします。
当時のNFT界隈は隆盛を極めていて、子供が描いたイラストのNFTが数100万円で取引されていたりと、それはもう夢溢れる世界だったのですよ。
で、当時も私は写真をやっていたので、写真でお小遣い稼ぎができたら、もしかしたら大金持ちになっちゃうかも?とかそんな淡い期待を胸にNFT活動を開始したのでした。
夢に溢れ、日に日に熱量を帯びるNFT界隈では、多くの出会いがありました。プロのイラストレーターさんや漫画家さん、そしてスクウェア・エニックスのゲームプロデューサーなどなど。
そういった数々のご縁のなかで、PIKOさんとの出会いを果たします。
NFT界隈はもっぱらイラスト作品が主流だったこともあり、当時PIKOさんとはあまり写真の話なんてしていなかったと思います。時々軽く日常会話的なやり取りを行うような関係性だったかと思います。
NFT界隈で神寺は新たな道を歩み始める
一攫千金を夢見たものの世の中はそんなに甘いわけがなく、NFT界隈になんとなく居座り続ける日が続きました。
漫然と過ごす日々を変えようと、2023年1月から、twitterにて対談スペースなるものを始めました。毎回2組、NFT活動をしている方をゲストにお呼びして各組1時間ずつ活動をみっちり深堀りする、というスペースです。
今はもう休止してしまったのですが、このスペース、自分で言うのもアレですが結構人気でした。一時期、かんでらのスペースに登壇するには9か月待たねばならない、なんていう状況になったりもしました。
そんなこんなでスペースをやる人としての地位を確立しつつあったなか、京都のお菓子屋さんのプロデューサー的な人(えらい)からお声がかかりました。twitterのスペースで新しい企画の告知をやるから、ファシリをお願いしたいと。
なにか特別な存在になれたような気がした私は、二つ返事で了承しました。
そのお菓子屋さんの偉い人と、PIKOさんが実は仲良しだったりして。そのご縁もあって、2023年6月頃にPIKOさん、お菓子屋さん、お菓子屋さんと一緒に新企画を実行した方、そして私の4人でオフ会を開催する運びとなりました。思えばこのオフ会が、すべての始まりだったのです。
禍々しいカタマリとの邂逅
NFT界隈のみんなでゆったりとランチしよう。それくらいの軽いテンションで向かった先には、PIKOさんがいました。
PIKOさん、訳の分からないカメラのようなものを持参なさっていました。
その名は、しぐまえふぴー。
しぐまって、あのレンズメーカーの?フォビオンの、あのしぐま??
カバンから取り出したそのえふぴーとかいうカメラは、あまりに禍々しいオーラを纏っていました。
正面には105mmF1.4、ぼけますたーとかいう超ド級の巨大レンズ。
背面にはえるぶいえふとかいう訳のわからない覗き穴を備えた直方体。
なんだこれは。なんなんだ、これは。
当時の私は、「カメラといえばEOS」と信じてやまなかったので、PIKOさんが三国志の英雄のごとく勇猛果敢に振り回すえふぴーとかいうカメラの存在が、あまりに私の固定観念から外れていて、ものすごく大きな衝撃を受けました。
「これ…カメラなんですよね…?個人で使うタイプの…」
おそるおそるPIKOさんに問いかけたような気がします。
私とfpは、こうして最高の?最悪の?出会いを果たすこととなります。
PIKOさんから10p10fp展に関する情報を受け取る
しばらく時が経ち。
PIKOさんのtwitterアカウントから、突如として情報が飛んできます。
「10p10fp展、やります!」
なになに、fp好きが集まったグループ写真展、とな?
なんとも面白そうなことをやるなぁと。
ぜひとも詳しくお話を伺いたいと思い、私からPIKOさんにお声がけしました。私の対談スペースに出てくれないか、と。
PIKOさんからは「喋り上手な人がいるので、その人たちと一緒ならぜひ」とご回答いただきました。
ということで、そのスペースがおさむさんとにんにきさんとの出会いとなりました。
当時のスペース録音はこちら。なんともぎこちない距離感でちょっと恥ずかしいです。
※ 当時、私は別名義で活動していたので一部違和感あるかも
fpのことをほぼ知らない私に対して、優しく魅力をお伝えくださった御三方。おさむさんとにんにきさんは初めましてだったのにも関わらず、すっと打ち解けて和気藹々とお話をさせてもらえました。
ビビり散らしながら10p10fp展2023に足を運ぶ
こういったご縁もあり、私も10p10fp展にお邪魔することに。
いままで写真展を見に行ったりしたこともなく、諸々のお作法も何もわからず。会場に向かう足取りは非常に重く、とても緊張していたことをよく覚えています。
直後、圧倒的杞憂だったことをこれでもかと認識することとなります。
そう、あまりに居心地が良かったのです!!!
私などEOS R6を首からぶら下げた異質な存在であるにも関わらず、気付けば3~4時間ほど滞在していました。
ヴィンテージラインのシネレンズという存在を初めて知ったり、当日在廊されていた作家さんの何名かとお話させてもらったり、お客さんとして遊びに来られたSIGMAの中の人とも色々お話できたり。
私にとって、特別な、それは特別な1日となりました。
なんて楽しいんだ、なんて心地良いんだ。
写真って楽しんでナンボだよなぁ。
写真を楽しんでいる仲間が世の中にこんなにたくさんいるんだ。
SIGMAってメーカーはすごいな。こんなにユーザとの距離感の近いメーカーだったんだ。
私の了見の狭さを痛いほど認識しました。
帰路に着く中で、じんわりと、私の中である感情が芽生え始めます。
それは…
「SIGMA fp、自分もほしい」
「fpを買って、この人たちのコミュニティの一員になりたい」
「来年も10p10fp展をやるなら、自分も展示する側として参加したい」
いままで漫然と、一人で写真を撮っていた私にとって、コミュニティだったりグループといったものは完全に知らない世界でした。
二子玉川でのスペシャルイベントという罠
fpというカメラの存在を強く意識することとなった私に対して、しぐまとかいう、会津に隠し拠点を保有すると噂される秘密結社は新たな手を打ってきます。
そう、fpシリーズ&レンズ貸出体験会とかいう謎すぎるイベント。
私は以前からずっと、Iシリーズに片想いしていました。ものすごく格好良い。狂おしいほど美しい。いつかEOS R6と組み合わせて使いたいと、ずっと、それはもうずっと思っていました。週2回くらいはIシリーズのブランディングページを覗きに行くくらい。正直、やりすぎたのはIシリーズではなくて私の方かもしれないくらいに。
そんなIシリーズを、ですよ?
使って良いんですって。しかも、タダで。
こんなん、行くっきゃないじゃん。
ということで、寸分の興味もなさそうな妻とボーイを引き連れ、気付けば二子玉までドライブしてました。
当時の感想をしたためた記事がこちら。
この時点で、私の心の中ではfp購入はおおよそ確定していたのですが、いつ購入するか、いつその報告をするか。頭はそれでいっぱいでした。
そんな折、またしても彼女が私のもとに舞い降ります。そう、PIKOさん。時は、2023年の大晦日。
まさに天啓。ぴこ神のお告げでした。
fp購入タイミングを探っていた私にピタリとハマり、即座に購入に至りました。となると、いつfp購入報告をするか、について思考を巡らせることになります。雑に報告してもつまらないので、せっかくならおお~と驚いてもらいたい。そう思ったわけです。
が、サプライズ購入報告は盛大に失敗します。大滑りです。詳細は割愛します。
おさむさんからの鮮烈なDMを受け取る
サプライズを失敗して大きく落胆し、モヤモヤした日々を過ごしていた折、突如としておさむさんから1通のDMが届きます。
魂が震えました。私もあの輪に入って良いのか、と。
どんなものを展示しようか、いやいやいや待てよ、自分はまだ展示できるレベルにないよな、など色々な葛藤がありました。しかし、この機会を逃すと二度とチャンスは私のもとに訪れないだろうと思い、畏れ多くも参加する旨返信しました。
いろいろなご縁が重なって私もfpを手にし、10p10fp2024に参加する運びとなりました。何かひとつずれていたらまた違う人生を歩んでいたと考えると、なんとも感慨深いです。
すべてのきっかけを与えてくださったPIKOさんには、心より感謝しております。やっぱりぴこ神なのかもしれない。
以上が私とfpの、そして私の10p10fp展との出会いです。
なんか、気付けばあっという間に4,000文字を超えてしまったので、今回の記事はこれでおしまいとします。
続きはゆっくりと更新していきますね。
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