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今年の私

気がつくともう10月だということに空いた口が塞がらない…年明けの私は、今年は色んなことが出来たらいいなぁって考えてたけど、実際コロナが流行りはじめた頃に比べると結構自由にやりたいことを実行できた気がする。

そんな今年の私と今までの私で全然違うことがある。

これまでの私は、本は好きだったけど本を読むことはとても苦手だった。学生の頃は、朝読書があってシーンとした中で10分程度だとちょうど良くて読めてたけど、休み時間とかはやっぱり周りが気になったり別のことが脳内をぐるぐるして結局ダメだった。

漫画や学生の頃に流行ったケータイ小説は好きでよく読んでいて、学校の図書室は居心地よくて大好きだった。

大人になってからも本屋さんには行くものの、最後までは読みきれんなぁ…なんて思い横目で見ながら雑誌買ってた(笑)

そんな私が今年に入って、オーディオブックで相沢沙呼さんの『medium[メディウム]』を読み聞きしてものすごく度肝を抜かれた。それから本屋さんに行き、気になる小説を手に取って背面にあるあらすじを見て心がワクワクするものを何冊か選び、何回、何十回と小説のコーナーをぐるぐるして何度も手に取って頭の中で考える。そして一冊の本を持ってレジへ…

今年一番最初に読んだのは「カスタード」という加藤元さんの本で、誰もが抱える”後悔”を奇跡で救う不思議なお弁当屋さんのお話。読みすすめるたびに心の中がほかほかしていく不思議な一冊だった。気づいたときには読み終わっていて、「え?私ってちゃんと本読めるじゃん!!」って1人で感動した(笑)

10月に入るまでにプラスで何冊か本を読了したけど、本を読み終わるたびに楽しくなってもっと本を好きになる自分がいる。つい先日、気になっていた本を見に本屋さんに行って何周もして5冊気になる本を購入してきたから暇さえあればYouTubeでジャズを流しつつ、本に浸っている。

昔の…コロナが流行る前の自分と比べると、今の私は大人になったと思う。有意義に時間を使うことを覚え、幸せな趣味を見つけることができた。


これからたくさんの本と出会い、触れて、私の中に入ってくると考えるだけでワクワクが止まらない。昔の私に伝えられるなら、”素直に惹かれる本を手に取って読んでみて”って伝えたいなぁ。なんて(笑)





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