World Cancer Week2024リポート 【CancerX 社会】~多角的な視点から、医療のサステナビリティを考える~
2024年1月28日〜2月4日まで行われた、World Cancer Week 2024
このリポートは【CancerX 社会】について報告します
■開催概要
【日時】2024年1月28日(日)10:30〜11:30
【形式】オンライン
【登壇者】
亀田 省吾氏( 社会福祉法人 太陽会 理事 / 安房地域医療センター メディカルデレクター )
西上 ありさ氏(studio-L TOKYO(東京事務所代表、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員)
モデレーター:谷島 雄一郎氏 (ダカラコソクリエイト 発起人・世話人 / カラクリLab. オーナー / 大阪ガスネットワーク株式会社)
■セッション概要
このセッションでは、医療のサステナビリティをテーマに、電子カルテの本格的導入の世界的な先駆者でもある亀田氏と、地域コミュニティのデザインで活躍する西上氏の異なる立場のお二人に、地域医療のサスティビリティをお話しいただきました。
■セッションサマリー
1、地域医療の現状と課題
地域医療の現状として、高齢化・過疎化による医療アクセスの格差が出ていることをはじめ、地域医療を支える医療従事者が不足していることや、医療費の増加などが挙げられました。
2、地域医療を持続可能にするための取り組み
課題解決に必要な取り組みとして、亀田氏は、機能的なメディカルセンターの構築や情報共有とDXによる効率化、財源の確保と制度の改革などを提言しました。西上氏は、地域住民との協働による課題解決の重要性を強調しました。地域住民の意識改革や多様な主体による協働、共通言語の構築などを推進することで、地域医療のサステナビリティを実現できると述べました。
医療のサステナビリティを実現するためには、医療従事者、行政、地域住民など、多様な主体が協働し、地域全体の活性化と医療の連携を図ることが重要と感じました。