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データの力で医療業界へ貢献。キャンサースキャンでデータエンジニアが生み出す価値とは?〜若きリーダー石黒に聞く〜

キャンサースキャンの心臓とも言えるデータを司るデータオペレーションチーム。今日はそこでリーダーを務める石黒 奈穂(いしぐろ なお)さんにインタビューを敢行。事業成長に伴い、チームメンバー増強計画を進行させるデータ処理の現場に迫ります。

◆石黒 奈穂(いしぐろ なお)◆
2021年にSES派遣社員として入社し、エンジニアリング本部にてデータクレンジングや分析業務に従事。その後、2023年4月に正社員として入社し、エンジニアリング本部データオペレーションチームのリーダーに就任。現在8名のチームメンバーを率いている。


いらない遠慮を取り払ったコミュニケーションこそ、「最適で最善なデータ」が生まれる秘訣


ーー石黒さんは派遣社員で入社されてから正社員へ雇用形態を切り替え、データオペレーションチームのリーダーに抜擢されたとお聞きしました。着実にステップアップをしている石黒さんのキャリアストーリーについてお伺いさせてください。

石黒:
もともと大学では理工学部だったこともあって、卒業後は新卒でSESの会社へ入社しました。そこで研修を受けた後に新卒1年目の10月からキャンサースキャンで就業を開始し、今のエンジニアリング本部の元となる部署でデータオペレーターとしてのキャリアをスタートさせました。

ちょうど私が大学生ぐらいの頃から「ビックデータ」がすごく流行りだして、幼い頃から算数が得意科目だったことや、人とコミュニケーションを取ることが好きなこともあり、データサイエンティストを目指すようになりました。

データサイエンティストという職種は明確な定義をするのが難しいので、最初はデータのクレンジングや、データエンジニアとしての基礎的スキルを身につけようと思いました。

ーー石黒さんは実際にどのような業務に取り組まれているのでしょうか?

石黒:
自治体様からお預かりしているデータを、営業やマーケティングの方々から依頼された要件に合うように整えることがメインの業務になります。
ただ依頼されたデータを出すというよりも、オーダーが来たときにより早く処理できる方法や、分析が楽になるであろう方法を私たちからも提案しながら、より使いやすいデータになるように努めています。

ーー提案する機会も多いということは、部署間を越えた社内でのコミュニケーションも活発なんですね。

石黒:
元々キャンサースキャンには「いい提案は誰が発言してもOK」という文化があります。私が入社した当時の上長も“改善点があるならどんどん改善していこう”と、いつも口癖のように言ってくださる方だったので、私自身も発言はかなり多かったと思いますし、とても風通しの良い環境だと感じていました。キャンサースキャンはまだまだ発展途上なので、データオペレーションの作業フローや様々な課題に対しても、解決しようとすることがむしろ歓迎されていますし、どんどん挑戦しようとする雰囲気は私自身も引き続き大切にしている部分です。

ーー今のお話からデータオペレーションチームの風通しの良さがイメージできました!そんな中での石黒さんがリーダーとして担うミッションについてもう少しお伺いしたいです。

石黒:
私のミッションは大きく分けると2軸ありまして、その1つ目がデータオペレーションチームを安定稼働させることです。これが私の絶対的な責務だと思っています。そこに通じるチームメンバーの働きやすい環境づくりや作業フローの改善などが具体的なミッションです。

2つ目は私自身が、社内のデータオペレーションに一番詳しい存在で在り続けることです。私が主に関わる特定健診の受診勧奨事業でお話しすると、最前線にいる営業部門や、マーケティング部門の方たちが気軽に相談できる窓口であることも私のミッションだと思っています。

技術的な部分はもちろんありますが、現場で奮闘してくださっている営業やマーケティングの方々の想いと自治体様の想いとを、どうにかして達成してあげたいなと、そんな風に考えています。

【医療 × データ】の力で、一度挫折した医療業界への貢献に成功


ーーデータエンジニアという職種で見ると、金融・農業・製造業など活躍できるフィールドは数多くあると思います。石黒さんが医療業界、そしてキャンサースキャンを選んだ理由はどこにあるのでしょうか?

石黒:
元々医療業界に興味があったというのが大きな理由の一つです。お恥ずかしい話ではありますが、小・中学生の頃にお医者さんに憧れをもっていて、高校2年生ぐらいまでは本気で医学部を目指していました。しかし医学部の道は一筋縄でいくものではなく、一度諦めてしまったんです。それでもなんとなく医療業界への夢は捨て切れずにいまして、大学で学んだことと描いていた夢が上手く交わって、運良く今の職業に辿り着けました。

ーー長年の夢を叶えられたんですね。現在の仕事の中で医療業界への貢献を実感するタイミングなどはありますか?

石黒:
キャンサースキャンの中核となる特定健診の受診勧奨事業は、国民健康保険加入者の健診受診率を向上させるための保険者(自治体)向けの支援事業です。特定健診とは、メタボリックシンドロームや、高血圧などの生活習慣病を早期発見し、早期治療に結びつけることが目的の健康診断のことです。キャンサースキャンの実績として国民健康保険の特定健診対象者(全国約1,786万人)のうち、3人に1人は、キャンサースキャンの手法で健診受診を促すコミュニケーションを行っています。(2022年度実績)

また、より貢献がわかりやすい例として、日本人の死因第一位と言われる「がん」に対して、検診で早期発見できるように支援する事業も行なっています。例えば、がん検診でのがんの発見率が0.5%程度と仮定し、キャンサースキャンが介入することによってがん検診の受診者を去年より1,000人増やすことができたとすると、5名のがんの早期発見の手助けができたことになります。

私たちは数字でしか結果を知ることはできませんが、そこに想いを巡らせることで、貢献を実感することができ、嬉しい気持ちになります。今はまだ発展途上にあるため、現時点ですとデータクレンジングやデータ分析がメインの業務になるので、データエンジニアやデータサイエンティストとしてのスキルをどれくらい伸ばせるか?という事は明言できません。しかし、キャンサースキャンの事業を安定的に、より多くの方々の健康をサポートすることは今の私たちのミッションであり、やりがいだと感じています。

チームで働くことの楽しさを共感し合える仲間を募集中


ーー石黒さんの情熱がかなり伝わってきました。そんなチームの方々とは仕事以外でのコミュニケーションも活発なのでしょうか?

石黒:
私も含めて若いメンバーが多く在籍していますが、かなりコミュニケーションは取れていると思います。またミッションの特性上、チームで一つのゴールに向かっていく必要があるので、積極的にコミュニケーションを取りチームメンバーの得意不得意を理解することでお互いの強みを理解した役割分担ができています。

私のチーム運営上のモットーは、「チームで働くことの楽しさを感じてもらう」ことなので、意識的に雑談をする時間を確保するなどの工夫をしています。長所や短所を尊重して働けている今のチームの状態をこれからも継続していきたいです。

ーー最後に、今後一緒に働く仲間に求めること、またはマッチしそうな方のイメージなどがあれば教えていただきたいです。

石黒:
自分の役割や担当する業務/サービスに閉じず、広く知識をもつことに興味をもてる方と一緒に働きたいと思っています。会社全体から見たときに、このチームは何が求められているのか、どのように動けば将来的に会社の最適な状態に近づけるのかを一緒に考えていけると嬉しいです。

キャンサースキャンは200〜300人規模のまだまだ発展途上の企業なので、今やっていることだけでなく、今あるものを最良な形にしていくことを期待されているし、そこが最大の伸びしろであると思います。

前段でもお話ししてきた通り、キャンサースキャンはまだまだ発展途上なので仕組み化が必要なもの、改善すべき課題などもたくさんあると思います。その中でも私は、メンバー全員がハッピーに働ける環境を作り、何らかの成長機会が生み出し続けられるようなチームであり続けたいと思うので、そんな想いに共感してくださる方と一緒に働けたら嬉しいです。


今回はキャンサースキャンのデータオペレーションチームのリーダー、石黒 奈穂(いしぐろ なお)さんにお話しをお伺いしました。
データエンジニアというお仕事に、少しでも興味をもってくださった方、考え方に共感してくださった方はぜひ新たな仲間として、採用エントリーをお待ちしております。


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