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新しく訪問看護を始めました

保険外訪問看護ってご存知でしょうか?

訪問看護に来ていただいているご家庭はとてもたくさんおられます。
令和4年(2022年)で690万人の方がご利用されています(厚生省参照)。年々増えておられます。
私も保険内訪問看護で訪問している時期が約3年ほどありました。そして、母ががんになったとき、訪問医療を受けている時期が約半年程ありました。

訪問看護というのは介護保険の中で動いています。
(医療保険のときもありますが、ややこしくなるので今回は省略いたしますね)
介護保険の枠組みの中でなので、要はしばりがあるのです。具体的には週に2〜3回、1回30分とか60分とかです。その時間の中で、お薬がきちんと飲めているか、血圧などお変わりないか、他お身体の症状に問題がでていないか、などをみさせていただています。

保険外はこの縛りがないのです。つまりいつ何時間訪問しても自由というわけです。利用者さんと私たち保険外訪問看護で話し合い、どのような訪問予定で伺えば良いか、何が必要なのかをプランニングするわけです。

保険外は何がいいのか?

保険内の訪問看護をしているとき、80歳代の夫婦お二人のご家庭に訪問していました。がんの末期でご自宅で最後まで暮らす決意をされていました。しかし、最後の体の症状はあらゆるものがでてきます。医療者なら病院や施設でみている当たり前の症状でも、普通の方にとってそうではありません。

指先が青くなってきたり
便に血液がまじっていたり
呼吸がとても苦しそうに見えたり
意識が朦朧としてきたり
呻吟(しんぎん)といってう〜う〜と唸るように声を出されたり
急に高熱がでてきたり・・・
などなど

こんな症状がでてきたら、とても驚くしどうしていいか不安になります。

その不安の上に、亡くなる、いなくなるという受け止めにくい現実があり、中にはパニックになられたり、私たち看護師が、こういった症状は人が亡くなるまでの自然の経過であることをお伝えしても話が耳にはいっていません。理解が追いついていないという感じです。そしてご高齢なら尚更です。

こんなとき、看護師は介護保険よりは回数が多く訪問できる法律になっています。1日3回や訪問時間も60分や90分と長くなります。しかし、それでも1日24時間と考えるとやはり短いと感じる場面が多々あります。

利用者さんで症状や血圧などで、あと1日もつかどうかか、という時期がありました。そのように数日前からゆっくりと落ちついてお話しをしていました。医師からも話をしていただいていました。しかし、理解が追いつかず

「明日も来てくれるの?何時くらい?はよきてな」

明日生存されている可能性はほぼない方でした。こういうとき、ついてあげていればな、と思う瞬間でした。その方のご自宅を出る時後ろ髪を引かれる思いでした。「何かあればこの電話に電話してください」そういうしかありませんでした。

保険の縛りがないと、さまざまなご家庭に合わせた訪問が可能です。

このような方にご利用していただいています


お看取りの時のご不安が強い時
仕事や子育ての並行で介護や最後の時を迎える時の夜間の付き添い、見守り

家事(洗濯、お買い物、お掃除)など
老老介護や独居だと、お買い物だと大変かと思います。

がんで症状が強いとき(体がとても重い、しびれがとてもひどい、吐き気で動けない)などの一時的なご利用も可能です。

介護保険を使わないので、年齢も問いません。

介護保険と並行も可能です。がんや慢性疾患や認知症の方など、すでに訪問看護や介護さんが訪問されているご家庭が多いと思います。保険外だから自由にやるのではなく、しっかりと連絡を取り合い連携しながら行って行きます。保険外のサービスがご利用のほうがよさそうであれば、お伝えもします。

デメリット

ここでいいことだけ言ってもと思うのであえてデメリットをお伝えするなら、利用料金です。介護とターミナルケアで異なりますが、1時間7000円〜となります。
ただ通常の訪問看護が1時間10,000円ほどなので、7割程度の料金としております。

保険外訪問看護、看取り対話師協会のチラシです

Webに詳細を載せておりますので、よければご覧ください。お気軽にお問い合わせください。

看護師は経験年数10年以上で全国で15名で活動しております。これからも一緒に動いてくれる方を増やしていきます。


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安心できる介護へのロードマップ/山川 さちえ
サポートはすべてがん介護のサポート活動にあてさせていただきます。 背中を押していただけると、嬉しいです