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薬が効かない…本当の原因は、あなたにある?

こんにちは、薬剤師のかんべちゃんです。
今日はタイトルの件について本当に簡単にお話しします。
(1分完結のおはなし)

※前提として長期的に服用する薬(血圧、血糖値、精神疾患など)を想定してお話しします。
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▼薬を”ちゃんと”飲めていますか?
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つまり、用法どおり服用していますか?

 「それができたら苦労しないわ」と、
ツッコミがはいりそうですが、
 「それこそが最も重要なポイント」なんです。

用法どおり服用して初めて薬剤の”血中濃度”が一定に保たれます。

”血中濃度”に関しては上のサイトで分かりやすく説明されています。
(イラスト付き)

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▼安定して目的地へ到着するために
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簡単に言うとイメージは”車の運転”です。

カーナビで目的地までのルートを検索すると、
安定して法定速度で走行した場合の到着時間が表示されますよね。

90キロですっとばしたり、
30キロでちんたらしたり、
不規則に走行したら予定通りの時刻に到着できません。

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▼安定した薬効を得るために
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上のたとえに当てはめてみましょう。

薬の服用で効果を得ようとすると、
安定した時間帯で毎日服用した場合の血中濃度で左右されます。

今日は、朝5時に服用したり、
明日は、朝9時に服用したり、
不規則に服用したら血中濃度が安定せず効果が不安定になります。

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▼薬より自分を疑うコト
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結論、
薬が効かなかったらまず考えてみよう。

自分が用法通り服用できているか。

もしほぼ毎日同じ時間に”ちゃんと”のんでいても効かない場合、
その時はじめて薬を疑おう。
(7時に飲むって決めたら7時に飲み続けよう)

こんなアタリマエなことで想像以上の結果が待っています。

(※服用から1ヶ月以上効果発現にかかるくすりもあるので、医師からの使用期間のみ切ることも重要です。)

耳タコのフレーズかもしれませんが、

用法用量を守って正しくつかう
ことが、
自分自身を守って楽しく生きる
につながるわけです。

では、またね。
Change before you have to.


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