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理想の靴を作ったら
念願の、理想の靴、第一弾ができて、何が変わったか。
そりゃもう、お気に入りの服がもっとかわいく着れるようになった気がする。
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自分が好きな着たい服で作るコーディネートが、ちゃんと完成する靴が欲しかった。お店でかわいい服を見つけたときに「でも合わせる靴がないから…」と諦める必要は、もうないんだ。
どこに呼ばれても、履く靴に悩まなくていいんだ。
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長く歩くとき、疲れないか心配で、紐の靴を履くしかなかった。それでいい時もあるけれど、もう少し自分の好きな格好で出かけたい。
好きな服で行きたい場所、会いたい人に会うために、たくさん歩けてかわいい靴も必要なんだ。
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お分かりだろうか。ひらひらした服、フェミニンな服が好きなのだ。
それに合うバッグを持ちたかったし、華奢なアクセサリーがつけたかったし、髪を伸ばして巻きたかったし、それでいてかわいい靴で歩きたかったのだ。
好きな服が着れないことも、服と靴がちぐはぐになることもかなりのストレスだった。おしゃれ上級者は「スニーカーで外す!」とかいうテクニックがあるようだけど、それは私には関係ないことだった。私は別に外したくない。
目標達成したら
多くのご協力と、奇跡と、己の執念の甲斐あって、私のブランドの靴は製品化に漕ぎつけた。
私が上京する前に書いた日記には、
「小さいサイズの綺麗な婦人靴を量産して、流通させる」
と書いてあった。見事目標達成!
…ではあるのだが。平凡なパンピーたる私が、メーカーさんをはじめ多くの方々のご協力をいただいて、どニッチな「小さいサイズだけ」の「エレガンス」婦人靴を「量産」してしまった。
売れるサイズも入れればよかったのに。
流行りはスニーカーなのに?
製品化までする必要あったんかな?
自分用に1足とか2足作って、私も欲しい!って言う人が現れたらとかでよかったんじゃないの?
なんかいきなり大きく出すぎじゃないの?
と私自身も何度も思った。
自分がしたこと、これからどうするのかというプレッシャーがあまりに重く、声が出なくなった時期もある。
でも、これでいい。
これじゃないと私がやる意味は一切なくて、
これがそのとき私にできる一番小さな始め方だった。
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