91歳の爺ちゃんがドナルド・トランプに噛み付いた件
1995年、カナダの大学院へ留学中にケベック州独立をめぐる住民投票がありました。投票結果は僅差で離脱反対派が勝利。カナダの分裂を恐れていた当時のルームメート達が、メープルリーフの旗を持って安堵の涙を浮かべている写真が手元に残っています。
そのルームメートたちが、先日同じ新聞記事をFBでシェアしていました。1995年当時に首相だったジャン・クレティエンによる寄稿です。えっクレティエンまだ生きてたんだ…(本当にごめんなさい)91歳のお誕生日を迎えられたそうで、まだ生きているどころか超お元気。記事のテーマがドナルド・トランプへの挑戦状ですよ?
トランプといえば、最近カナダを51番目の州に併合すると脅しをかけまくっています。みんな最初はトランプ流の嫌がらせジョークだと思っていたけど、どうも本気らしい?イケメンだけが取り柄だったジャスティン首相が辞意を表明したこともあり、今後政治的な混乱が見込まれるカナダ。この隙にトランプの好きなようにされてたまるか!とクレティエン御老公は危機感を抱いたのかもしれません。トランプの脅しに屈してはならぬと、全カナダ国民を鼓舞する実に素晴らしい檄文を書いてくれましいた。さすが往年のフェデラリスト。
それにしてもあれだね、対トランプ作戦をアイスホッケーの試合に例えるところがカナディアンすぎて笑うわ。「ディフェンスだけでは試合に勝てない!オフェンスだ!」と吠えるクレティエン監督。先日のアイスホッケージュニア世界大会では男子ボロ負け、優勝はアメリカだったけど、チームカナダ女子は見事に敵を取ってアメリカに勝利したんですよ。イケメンだけどヘタレな首相のあとは、女子に政治を任せてはどうかカナダ?