2025年、読書体験をアップデートする
電子書籍、オーディオブックという便利なものが発明されて以来、紙の本をあまり読まなくなりました。オーディオブックには特にお世話になっております。家事、庭仕事、ランニング、編み物など、単純作業をしながら本を消費できるからです。曲がり角も信号もない田舎の一本道でロング走をやっていた2024年、オーディオブックがなかったら挫折していたことでしょう。フルマラソンを完走できたのはオーディオブックのおかげかもしれません。
オーディオブックは地元の図書館から借りており、すべて英語。紙よりも早く読める(聴ける)ので、英語の作品を大量に消費できるようになりました。しかし難点はあまり頭に残らないこと。電子リーダーなら付箋機能もありますが、紙のように「ページをパラパラめくって特定の場面を探して再読する」ということができません。
借りた本の履歴をアプリで見直しても、恥ずかしながら内容を思い出せないものが結構あります。膝を打つような表現や気づきをくれる内容も、あっという間に忘却の彼方へ(涙)
紙の本でも、日本語・英語に関わらず、読んだこと・内容を忘れてしまうようになり、これはもう老化現象ということで仕方がないのかもしれません。本を読む(聴く)という行為に結構な時間を割いているので、時間的投資から知識や知恵を回収するために、3つのことを始めました。
マイクロメモを残す
ツイッター(すみません、今はXですね。頑に青い鳥のアイコンからアップデートしてないんですが、不具合が発生するでしょうか?)に覚えておきたい表現をメモしておく。読書感想文を書く
Noteに記録していきます。赤線を引きながら学術書を読む
スマホのスクロールで得られるものは「情報」であり「知識」ではないと、とある作家が言っていました。ここらで初心に返り、赤線を引きながらじっくり味わい消化するという書生さん的読書に戻ってみます。
現在、「ブルシットジョブ」の先生による大著、「万物の黎明」を原文で読んでいます。図書館で借りて電子で読んでいたのですが、あっという間に返却期間がきてしまったので紙の本を購入、「我は書見を致す」と背筋を正して読む時間を日常に取り入れてみました。「万物の黎明」、内容はどんな煽りコンテンツよりも刺激的です。年末までに感想文を書くのが目標。