友達やスクールカウンセラーに相談|カナダ高校留学日記 Vol.18
ホームシックになった週の金曜日は、PD dayで休みだったため、木曜日が最後だった。
何とか1週間をもうすぐ乗り切れるという思いで、自分を激励しながらその日は過ごした。
学校の昼休みに「疲れた~」と机に突っ伏していると、ベティが何かを察してくれたのか、心の疲れか単純に体の疲れかを聞いてくれた。
その時、思い切って弱音を吐いてみた。
精神的に疲れていること、今週ずっと泣きっぱなしなこと、自己表現が上手くできなくてストレスを感じること、日本の友達が恋しいこと。
するとベティは、
「台湾から移住してきてしばらくは私も友達が恋しかった」
「こっちに来た当時はあなたと違って英語も本当に全く話せなくて、いつも1人で歩いているのが辛かった」
「私たちの英語は全然下手な訳じゃないけど、それでも完全に思っていることを表現するのは難しいよね」
と共感してくれた。
「私が日本語話せたらよかったのに」
「いつも(他の中国語を話す移民の子たちと)中国語でばっかり話してごめんね」
とまで言ってくれた。本当にありがたかった。
アジア人とばかり関わっていたらいけないとどこか自分を律していたが、それでも本当に辛いときには、似たような境遇や文化圏出身の人と支え合うことも大切だなと実感した。
週末には日本の友達とも電話をし、旅立つ前に友達からもらったインスタント味噌汁も飲んでみたりして、おかげでかなり気分も軽くなった。
2回目が起こることが不安だったことと、海外のカウンセリングを経験してみたい好奇心もあり、月曜日の昼休みにスクールカウンセラーの先生と軽く話してみた。
この先生も台湾出身で、PEI出身のカナダ人と結婚し移住している。
色々とアドバイスをもらえた上に、「何か悩むことがあれば、予約も要らないからいつでも入ってきてね」と言ってもらった。
著者:ぴーなっつ
新しい世界が見たい。新しい自分が知りたい。そんな思いから留学を決意し、長年の憧れだったカナダ・プリンスエドワード島にて10ヶ月間の高校留学を経験。留学先での新たな出会いや気付き、挫折や失敗、そして苦難を乗り越えて手にした成長など、人生を変えた10ヶ月間の日々を綴ります。