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オンタリオ州へ旅行|カナダ高校留学日記 Vol.16

11月4日から11月13日までの10日間、ホストファミリーの娘さんが赤ちゃんを出産したとのことで、娘さんご家族が住むオンタリオ州へ車で旅行へ行った。

何せ国土が広いので、毎度毎度飛行機に乗っていたら費用がかさばると言うことで、ロードトリップはかなり一般的らしい。

学校は合計4日間休むことになったが、日本と比べると旅行での欠席は珍しくなく、ホストファミリーに簡単な手紙を書いてもらってオフィスに提出するだけで、事はスムーズに進んだ。

当日は朝日もまだ昇っていない早い時間帯にPEIを出発し、そこから少しずつ日が昇るのを車の窓から眺めながら、カナダで冬に海面が凍る地域で世界最長の橋、コンフェデレーション橋を渡り、海を越えてニューブランズウィック州へ。

PEIに負けない田舎ぶりで、何キロ進んでも見える景色は変わらず殺風景な森や湿地のみだった。

さらにドライブし続けてフランス語圏のケベック州を通り過ぎ、ようやく都会らしい夜景が見えてきた。

今までであれば絶対に感じなかったであろう懐かしささえもどこか感じながら、首都のオタワやカナダ最大の都市トロントがあるオンタリオ州へ。停車時間も含め合計18時間にものぼるロードトリップだった。

オンタリオ州の森の中にある家に滞在

まず最初に向かったのは、ホストマザーのお兄さんとその奥さん、娘さんが暮らす家。

かなりの都会を想像していたが、トロントからは1、2時間離れた静かな森の中にある大きなお家だった。

着いたのは深夜の1時だったが、奥さんは起きていて出迎えてくれた。

地下の空いている部屋を一時的に私の寝室として使わせてもらうことになり、その晩は疲れ切ってすぐに寝た。

次の日の朝は、みんなで教会に行った。

ホストマザーも結婚する前はこの家に住んでいたことがあるらしく、教会友達との再会を楽しんでいるようだった。

礼拝が終わったら、数種類のスープやパン、ケーキやクッキーなどのデザートも含んだお昼ご飯が無料で提供され、同じテーブルに座った人とおしゃべりをしながら食べ、楽しい時間を過ごした。

予定ではその後、車で数時間の場所に住むホストファミリーの娘さんご家族に会うはずだった。

しかし、空き部屋がなかったということで、私はそのままホストマザーのお兄さんの家に泊まらせてもらうことにした。

残りの日々は別荘気分で過ごした。

周りは本当に森しかないので、お散歩に行ったり、飼っている子猫と戯れたり、TVerやNetflixでドラマやバラエティを見たり、英語を勉強したり、漫画を読んだり、充実した休日を満喫した。

娘さんがボランティア活動をしている場所にもお邪魔したり、町に出てビーチをお散歩したり動物園に行ったりと、こちらの一時的なホストファミリーにも様々な場所に連れて行ってもらい、色々な経験ができた。

カナダの人は躊躇なく知り合いを家にあげては自宅のように家を使わせてくれるフレンドリーな文化がある上に、とても親切で落ち着いた雰囲気のご家族だった。

ペット効果もさらに相まってゆったりとストレスなく過ごすことができた。

著者:ぴーなっつ
新しい世界が見たい。新しい自分が知りたい。そんな思いから留学を決意し、長年の憧れだったカナダ・プリンスエドワード島にて10ヶ月間の高校留学を経験。留学先での新たな出会いや気付き、挫折や失敗、そして苦難を乗り越えて手にした成長など、人生を変えた10ヶ月間の日々を綴ります。