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【カナダ留学体験談】語学学校ILACについて
2021年5月にカナダ渡航、2021年6月よりバンクーバーの語学学校 ILACへ通った留学生、Nさんの体験談をご紹介します。
ILACってどんな学校?
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ILACは、カナダ国内で語学学校としてたくさんの賞を受章しており、様々な国から多くの生徒が集う大きめの学校です。
トロントとバンクーバーにキャンパスがあり、私はバンクーバー校に通っています。
キャンパスはダウンタウン内に複数あり、各英語レベルに応じて通うキャンパスが異なります。
それぞれのキャンパスは徒歩圏内にあるため、レベルが変わって別のキャンパスに通うことになっても、通学時間が大きく変わることはありません。
レベルは17段階に分かれており、2週間に1回のテストを同レベルで2回受け、次レベルへ行ける点数が取れていればレベルアップ、取れていなければ同レベルで継続して勉強する仕組みです。
レベル分けが細かいので、同じクラスには自分と近いレベルの人たちが集まることになります。
レベル1−9では基礎英語を学び、10以上になると目的別のコースを受講します。
また、通常の英語の授業のほかにパワークラスという午後の授業コースがあり、より英語漬けで勉強したい方はパワークラスがおすすめです。
オンラインクラスの国籍比率
私が参加したオンライン授業のクラスメイトは約15人でした。
日本人の私とカナディアンの先生を含め、11ヵ国の人たちが参加する非常に国際色豊かなメンバー。
15人中日本人は2人、他は中国、台湾、メキシコ、ブラジル、ペルー、エクアドル、スイス、ウルグアイ、コロンビアから授業に参加しており、南米の方が多い印象を受けました。
年齢層も幅広く、下は高校生から、上はパパママ世代の方までおり、とても賑やかなクラスでした。
先生がクラスメイトの出身国の国旗を並べた資料を送ってくれました!
タイムスケジュール
3時間の授業で、授業の流れは以下の通りです。
Warmup(ウォーミングアップ)
Homework Check(宿題の答え合わせ)
Textbook(教科書で勉強)
Today’s L/F(本日の振り返り)
教科書で勉強を進めているときは、文法や発音、リーディング、リスニングのほかにディスカッションの時間が度々設けられます。
指定のテーマや問題について2〜3人のグループでディスカッションすることが、1回の授業で3〜4回ありました。
オンラインクラスの雰囲気
授業に参加して1番驚いたのは、ほぼ全員がとても積極的に発言していて、授業が沈黙で止まるということがほぼなかったことです。
日本ではみんな1度は経験したことがあるであろう、「きっと誰かが言ってくれる…」という、あの誰かの回答待ちの沈黙がほとんどありませんでした。
間違えていようが誰かが発言していようが、とにかくみんな発言する!
これは私にとってカルチャーショックで、見習うべき姿勢だと感じました。
それぞれの母国語の発音が強く出るため、お互いが話す英語や正しい文法を探りながら話す感じではありました。
学校のキャンパスについて
教室の数が多く、私が通うキャンパスだけでも20部屋ほどあります。
コロナ禍ということもあってか、各教室それぞれ6〜8人ほどで、椅子を少し離して座って授業を受けます。
小さめの教室ですが、キャンパス内は明るく開放的で素敵なキャンパスだと思いました。
対面クラスのスケジュール
8:30〜12:15の時間で、対面授業の流れは以下の通りです。
Warmup(ウォーミングアップ)
Homework Check(宿題の答え合わせ)
Textbook(教科書で勉強)
大きな流れはオンライン授業とあまり大きくは変わりませんが、ディスカッションの頻度は対面授業の方が多いように感じます。
オンラインの時と同様に、各テーブルごとに2〜3人グループでディスカッションを行なっています。
教科書の進む速さはオンラインと対面授業に関係なく、先生によって差があるようです。
私の最初のクラスの先生はゆっくりペースで、文法勉強と問題をたくさん解く日や、単語勉強やリスニングメインの日があったりといった感じでした。
クラスが変わり別の先生の授業になると、教科書の進むペースが早く、1日1つ新しい文法を勉強するペースになりました。
教科書は電子書籍と紙の教科書の2種類があります。
電子書籍の方が少し安いのですが、両方使ってみた私は紙の方が使いやすかったです。
電子書籍の方が好きという方は、見やすいタブレットを用意することをおすすめします。
対面クラス国際比率と雰囲気
待ちに待った対面授業、最初のクラスは7人クラスメイトがいて、うち1人がトルコ人、他6人が日本人という、非常に日本人が多いクラスでした。
コロナ禍で渡航ができない国の生徒が多いため、対面クラスは日本人が多いということは事前に知っていたためそれほど驚きませんでしたが、想像を超える日本人率の高さでした。
廊下を歩いていても、トイレに行っても聞こえてくる日本語。
おそらく、私の英語レベルが日本人の多いレベル帯で、そのレベル帯の人たちが集まっているキャンパスであるため、このような環境になっているのだと思います。
別キャンパスのILACに通う友人に聞いたところ、私がいるキャンパスよりは比較的日本以外の国の方が多くいるとのことでした。
ほぼ日本人で構成される対面授業のため、周りが全然答えない沈黙時間がとても多く、それに耐えきれない私と先生のほぼ一対一のやりとりで進む授業というのがしばらく続きました。
思い描いていた対面授業とは程遠い授業を受けていました。
ILACにはレベルアップシステムがあるため2週間に1回ペースでクラスメイトが変動します。
そのため、いろんな人に出会うチャンスに恵まれています。
私はレベルが上がった結果、6人中4人が日本以外の国の方というクラスへ変わりました。
オンライン授業の時と同様に、クラスメイトは自分と同じレベルのはずなのに、自分以外の人たちがめちゃくちゃ英語を喋る人たちばかりという状況になりました。
最初は戦々恐々としていましたが、周りをよく観察してみると、文法の理解度は自分とあまり変わらなかったりしたので、あまり萎縮しすぎる必要はないと思いました。
また、早く周りと同じくらい話せるようになりたいというモチベーションに繋がっています。
クラスによってはとても静かな雰囲気だったり、笑い声や大盛り上がりしている声が聞こえてくるところもあるので、クラスの環境はクラスメイトや先生によってだいぶ異なる様子です。
オンライン授業と対面授業それぞれの長所と短所
それぞれで授業を受けてかなり違う印象を受けたので、私の主観でそれぞれの良いところと悪いところを挙げてみました。
オンライン授業の良かった点
国際色豊か
みんな積極的な姿勢
マスクをしなくていいので、みんなの顔が見える
先生の発音の口元を見れる
オンライン授業の良かった点
ネット環境の影響を受ける
音が聞こえにくい
長い時間通話する状態になるので、周りに気を使う
対面授業の良かった点
先生の声がとてもよく聞こえる
言葉だけでなく、表情や動作から汲み取ってもらえて、先生が的確な回答をくれる
ノートに書いたことを共有できる
クラスの人数がオンラインほど多くないため、先生に質問しやすい
対面授業の悪かった点
マスクで口が隠れるため、発音の口の動きが見えない
日本人率が高く、人によっては日本語ばかり使う環境になる
ILACで勉強した感想
オンライン授業はグローバルで非常に楽しかったですが、ネット環境の影響を受けるところが大きかったです。
クラスメイトの画面が途中でフリーズしてしまったり、ディスカッション相手の音声に大きなノイズが入って聞き取りにくかったり、ということがそれなりの頻度で発生しました。
私の感想としては、理想とは異なる環境だったものの、現地に来て対面授業を受けることにして良かったと強く感じています。
今回のオンライン授業の受講を通してオンラインで勉強できる環境が整っていることを実感したので、新たな英語勉強の選択肢としてオンライン授業はとてもおすすめです!
以上、コロナ禍にオンライン授業と対面授業をそれぞれ受けた感想でした。この情報がみなさんのご参考になれば幸いです。
Nさん、貴重な体験を共有いただき、ありがとうございました!
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