悔しいけど、弱っている時のほうが感性が研ぎ澄まされていると思う。

悲しい時ほど、弱っている時ほど、感性が研ぎ澄まされて敏感になってるような気がします。

普段なら聞き流すフレーズなのに、街中で足を止めてしまうほど刺さったり。
コメディだと思っていた小説の冒頭で、うっかり涙を流してしまったり。
街で見つけた広告のフレーズの裏メッセージに気がついてしまったり。

悲しいはずなのに、普段の景色の彩度が強烈で眩しい。そんな時があります。

テーブルの上に出したままにされたコップが、妙に愛しい。
今までもらった手紙を読み返してみた。
普段はめんどうだと思う洗面台の引き出しの整理をしようかな。

そんな感じ、ありますよね。

健康で、元気でポジティブな時は、元気づける言葉も寄り添ってくれる音楽も本当の意味では必要ないんです。最強モードですから。

誰かの力を借りないといけない時に、感性の扉はいっきに解放されて、些細な情報がいっきに流れ込んでくる。人生のボーナスタイム、なのかもしれないですね。

今朝聞いたラジオで、わたしの好きなアーティストの好きな曲が流れてきました。いつも聞いているのに、鳥肌と涙が止まらなかったです。

そうか、わたし、今弱ってるんだな。
涙流して、デトックスしろってことなんだな。
甘んじて受け入れましょう。泣きましょう。

そしたらスッキリして、明太子トーストがとても美味しくて最高に幸せな気持ちです。


こちらからは以上です。


きゃなし

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