【サンシャイン一期最終回】梨子の謎

モブが私も参加できないかな?と言ったことに対する反応。
考えられるのはこの2点だと思う。
①今更9人以外が入るとクオリティ下がるやろがい
②ルール違反だから早く言わなくちゃ…(実際はこっちが正解)

これ、自分は①だと思って観てたんだけど、②ということが後からわかって拍子抜けしたよねってハナシ。解説していくね(一人語り)

まず①のケース。これは超・個人的な感想から「いやいや何を軽口叩いてんねん!ぽっと出で叶うようなもんじゃねえぞ?」という気持ちから生まれたんだけど、ラブライブ!という優しい世界ではそんなヨコシマな感情は生まれなかったわけです。

このケースだと想定した場合、梨子ちゃんの気持ちの流れとして『そんな…やっと私の居場所ができたのに、ほかの人が来たらみんなと気持ちが離れちゃう。』から、千歌との夜会(千歌ママが出て来た所)で『千歌ちゃんはラブライブに優勝したいんじゃなくて、学校を守りたいんだ!』と千歌の方針に肯定派へ移ったんだとイメージできる。

だから、あれだけ伏目していた(千歌がモブの告白を歓迎した場面と、クラスメイトが会場にやってきた場面)けれども、気持ち晴れやかに予選に臨めるんだなあと納得感が出て、物語の展開的には自然だと思うのよね。

でも、まさかの②だったってわけ。そうなると、このクラスメイト達の好意を無下にしてしまう、若干平和でない進み方をすることになってしまったんだと自分は考えてる。

じゃあ②の気持ちが正解だったとしたら、また違和感が出てきてしまうんだよね。解説していくね(一人語り)

一つ目は、なんでギリギリまで言わなかったの?ルール違反であることを伝えるの遅くない?という不自然さがあること。
二つ目は、あれだけしちゃダメだよって言ってたのに、どうして派手にルールを破ってしまったの?という風に視聴者置いてけぼりにされてしまうこと。

一つ目は、梨子ちゃんは言うべきことを言うべきだと思うし、いくら千歌とクラスの皆がノリ気になっているからと言って直前まで言わないのはおかしいと自分は感じた。「ゴメンナサイ!」って謝るのも違和感があるし、その後あまり引きづることなく、『客席からでも歌うよ!』みたいな一体感で流れてしまっているのは浅くないだろうか。

次いで二つ目の方は大問題で、あれだけ言ってたのに本番で全員が走り出してステージに寄り付いたシーンは(俗にミラチケダッシュ?って言うらしい)誰が見たって「ルール破ってしまってるやんけ!」ってなるんじゃないだろうか。この時点で、ストーリーが視聴者に入って来ないのよ。

ただ、このミラチケダッシュ(俗)についてネットであったのは、上記の意見とは真逆になるんだけど ○ 千歌が本選出場よりも学校存続を願っており、レギュレーション違反を何度も伝えているのはそれをわかりやすくするための演出(要は、キチンと歌って予選を勝ち抜くことよりも、気持ちのままにルールを破っても皆で歌いたい!私たちのことを知ってほしい!の思いが勝っていた)というのに則れば、Aqours(主に千歌)の想いは果たされた…と解釈できなくもないのかなあ。という見方はできて、それはそれで面白い。

ともあれ、まとめると梨子ちゃんの気持ち(と、なぜそんな行動をとることになったのか)が読みづらいんだよねってハナシ。①だったら自然な流れだとは思うんだけど、ラブライブ!にそんな渦巻いた黒い感情はでないと感じるから有り得ないケースだった。②だとしても、展開に不自然さが残り、キャラクターの動きが突飛なものに感じられたよねってのが私の感想。


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