【趣味】同じゲームなのに内容が異なるゲームボーイソフト
一般的にゲームソフトにはバージョンがあり、一見すると同じソフトでもソフトの中身が異なっているということがあります。
ゲーム内容の差分はタイトルによって異なりますが、プレイに影響のない変更から致命的なバグの修正まで様々です。
ゲームコレクターの中には同じソフトでもバージョンごとのソフトを買い求める方がいるなど、ゲームのバージョンは無視できない存在です。
そこで今回は、ゲームボーイソフトに限定して、ゲームのバージョンについてお伝えします。
ゲームボーイのバージョン違いソフト
バージョン違いの代名詞「テトリス」
テトリスというゲームをご存知でしょうか?上から落ちてくる様々な形のブロックを並べて横一列に並べることでブロックが消滅し、たくさんのブロックを消し続けるシンプルなパズルゲームです。
1984年に登場したテトリスは様々なハードでゲームソフトがリリースされており、現在でも追加要素を加えて最新のハードでリリースされるなど、非常に人気が高いタイトルです。
そんなテトリスのゲームボーイ版が発売されたのは1989年6月で、このソフトには最初期に販売されたものと以降に販売されたものに、ある違いがあります。その違いとは、ゲームプレイ中のBGMが異なるということです。
通常のテトリスではコロブチカという曲が使われているのですが、初期生産のカセットにはメヌエットという曲が使われています。
ゲーマーやコレクターの間ではメヌエット版などと呼ばれており、このメヌエット版を手に入れるためにテトリスのソフトを探している方も多くいらっしゃいます。
人気コンテンツの遊戯王にもバージョン違いが
私が子供の頃、トレーディングカードゲームの遊戯王が大流行していました。漫画にアニメ、ゲーム、グッズなど多くの遊戯王コンテンツであふれていました。
ゲームボーイでは、遊戯王のソフトが5タイトルリリースされています。そのうちの1つである「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」には、公式に「遊戯デッキ」「城之内デッキ」「海馬デッキ」の3バージョンが発売されており、異なるバージョン間で通信をすることで楽しめる要素が盛り込まれています。
今回ご紹介したいバージョン違いは、この3バージョンの違いではなく、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記」に存在するバージョン違いとなります。
遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記は販売されているバージョンとしては1つのみなのですが、生産経路の違いにより内部の仕様に差分があります。その違いとは、作品の主人公である武藤 遊技の祖父である武藤 双六が登場するというものです。
このゲームは、カードバトルがメインのゲームとなっており、対戦相手に勝利するとランダムで1枚カードを手に入れることができます。一部のバージョンのソフトにて、武藤 双六が登場すると、勝利後に獲得できるカートが1枚から2枚になり、ゲームをより有利に進めることができるようになります。
遊☆戯☆王デュエルモンスターズII 闇界決闘記は、非常に多く販売されていますが、武藤 双六が登場するバージョンは非常に少ないため、このバージョンのソフトを手に入れることは困難といえます。
まとめ
今回はゲームボーイソフトのバージョン違いによって内容が変化するソフトをご紹介しました。
テトリスのBGMが異なったり、遊戯王のボーナス要素が追加されている、仕様の違いがあるタイトルは多くはありませんが、ゲームソフトの多くにば0ジョン違いが存在します。
次回の記事ではバージョンの違いを見分ける方法についてご紹介したいと思います。