【趣味】伝説のRPG、ウィザードリィシリーズのゲームボーイ版をご紹介
今回は、RPG原点ともいえる大人気ゲーム「ウィザードリィ」シリーズについて、記事を書きます。特に私が日ごろから収集しているゲームボーイ版についてご紹介します。
ウィザードリィとは?
ウィザードリィ(Wizardry)は、1981年に米国のサーテック社からApple II用ソフトウェアとして発売された3DダンジョンRPGのシリーズです。現代のRPGの基礎となる多くのシステムを初めて導入した、まさに「元祖RPG」と呼べる存在です。オリジナルシリーズは「ウィザードリィ#1」から「ウィザードリィ#7」まであります。その後も新シリーズやリメイクなど30年以上もリリースされ続けています。
革新的なゲームシステム
ウィザードリィは以下のような、現在のRPGでは当たり前となっている要素を初めて導入しました:
モンスターとの戦闘システム
お金やアイテムの収集
戦闘を通じたキャラクターの成長
これらの要素は、その後のRPG開発に多大な影響を与えました。
シンプルながら魅力的なストーリー
ウィザードリィのストーリーは、シンプルながらプレイヤーの冒険心をくすぐる魅力的なものです。物語は、狂王トレボーから魔術師ワードナが「護符」を盗み出したことから始まります。ワードナは自ら生み出した地下迷宮の奥深くに身を隠し、トレボーは護符の奪還を命じます。この命令を受け、富と名誉を求めて多くの戦士たちが集まりますが、彼らは次々と地下迷宮の罠と怪物に敗れ去っていきます。やがて、この難攻不落の地下迷宮は「狂王の試練場」と呼ばれるようになり、さらに多くの冒険者たちを引き寄せることとなります。
ゲームボーイ版ウィザードリィ
ゲームボーイ向けに移植された作品は、オリジナル版の魅力をそのまま携帯機で楽しめるよう最適化されています。
ウィザードリィ:オリジナルの第1作の移植版。
ウィザードリィII リルガミンの遺産:オリジナルの第3作の移植版。
ウィザードリィIII ダイヤモンドの騎士:オリジナルの第2作の移植版。
これらの移植は、ゲームスタジオ、Gung-Ho!、ローカスの3社が共同で手がけました。
ゲームボーイ版ウィザードリィ外伝シリーズ
和製ウィザードリィとして人気を博した外伝シリーズは、オリジナル作品との直接的なストーリーの関連はありませんが、GBで初めてリリースされたウィザードリィとして注目を集めました。
ウィザードリィ外伝I ~女王の受難~:和製ウィザードリィの先駆け的作品。
ウィザードリィ外伝II ~古代皇帝の呪い~:ベニー松山氏によるシナリオとバランス調整が光る一作。
ウィザードリィ外伝III ~闇の聖典~:物議を醸したものの、新たな設定を導入した意欲作。
ウィザードリィ外伝は後に復刻版が発売されるなど高い人気の作品です。
ゲームボーイカラー版ウィザードリィエンパイアシリーズ
スターフィッシュ製作によるエンパイアシリーズも、ファンの間で高い評価を得ています。
ウィザードリィ エンパイア:スターフィッシュによる新シリーズの第1作。全滅してしまうとリセットが必要となるなど致命的なバグが内在しており、プレイするのが難しいです。
ウィザードリィ エンパイア ~復活の杖~:前作からのキャラクター転生が可能になった第2作。
ゲームボーイ版のオススメ
ゲームボーイ版ウィザードリィをプレイするなら、外伝をプレイされるのをお勧めします。今回ご紹介したタイトルの中でも比較的安価に手に入れることができますし、ゲームボーイで初めてウィザードリィが発売されるという期待を裏切らなず、和製ウィズと呼ばれるほど評価されています。
まとめ
ウィザードリィは、RPGというジャンルの基礎を築いた伝説的なゲームシリーズです。その革新的なシステムと魅力的なストーリーは、今日でも多くのゲームファンを魅了し続けています。
ゲームボーイ・ゲームボーイカラー版は、このクラシックな魅力を携帯機で楽しめるよう最適化されており、オリジナル版の移植はもちろん、日本独自の外伝シリーズやエンパイアシリーズなど、バラエティ豊かなラインナップとなっています。
RPGの歴史に触れたい方、クラシックゲームの魅力を体験したい方にとって、ウィザードリィシリーズは間違いなくおすすめの一本です。この機会に、伝説のRPGを携帯機で体験してみてはいかがでしょうか?