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ブラックマンデー超えの日経平均株価が大暴落!あなたは投資を続けますか?

働かずにお金が手に入ったらいいなぁと思いませんか?毎日好きなことをして過ごしていてもお金が手に入る夢のような仕組みがあればいいなぁと思ったことが私にはあります。
残念ながらそんなに甘い話はないのですが、少しでもその理想に近づきたいと思い、私は10年ほど前に投資を始めました。ギャンブルのような売買はしないので、10年たっても投資だけで食べていけるようにはなっていませんが、ほんの少しの利益は出ています。
しかし、先日びっくりするほどの値動きがあったので、今回は投資に関する記事を書くことにしました。

歴史的な大暴落発生

2024年8月、日経平均株価が歴史的な大暴落を見せ、多くの投資家がその影響を受けました。私自身も長年続けてきたNISA口座での利益が一時的に40%も減少し、その影響を実感しています。

ブラックマンデー超えの大暴落が発生した要因

今回の大暴落は、1987年のブラックマンデーを超える規模で、多くの投資家に衝撃を与えました。この大暴落が発生した要因は複数あります。

  1. アメリカの景気減速の懸念
    アメリカ経済が減速する兆候が見られ、特に最近の雇用統計が予想を大きく下回ったことが市場に衝撃を与えました。雇用増加はわずか114,000人で、失業率も4.3%に上昇しており、リセッションの懸念が強まりました。これにより、アメリカの株式市場が大きく下落し、それが日本市場にも波及しました。

  2. 円高ドル安の加速
    日本円が急速に価値を上げていることも、株価下落の要因となっています。これは、アメリカと日本の金利差が縮小する期待や、中東情勢の緊迫化によって円が安全資産としての魅力を増しているためです。円高ドル安は日本の輸出企業にとって不利であり、その影響が株式市場に現れています​。

  3. 中東情勢の緊迫化
    中東における地政学的リスクが高まり、特にイランでの要人暗殺事件が地域の不安定化を招いています。このような地政学的リスクは、投資家にリスク回避を促し、安全資産である円が買われる一方、株式市場から資金が流出する結果となりました。

このような複合的な要因が重なり、日経平均株価の大幅な下落を引き起こしました。今回の暴落を教訓に、リスク管理の重要性を再認識することが求められます。

暴落で損失を出した投資家たち

株価の大幅な下落は多くの投資家にとって厳しい試練となりました。市場の動揺から慌てて売却に走り、損切りを余儀なくされた投資家も多かったことでしょう。特に、今年から始まった新NISA制度が注目を集め、新しい投資家が市場に参入していたため、このタイミングでの急落は初心者にとって苦い経験となったことでしょう。
元本が多いほど損失が大きくなることから、投資を始めたばかりで元本が少なく、損失額も多くないのがせめてもの救いかもしれません。

新NISAを利用した投資ならドルコスト平均法を学びましょう

新NISA制度は、年間360万円までの投資によって得られた利益に対して非課税となる制度のことです。従来のNISA制度と比較して、つみたて投資枠と成長投資枠の二つが併用可能となり、また、非課税保有期間が無期限化され、長期的な資産形成に大きなメリットがあります  。こうした柔軟な制度によって、多くの方が投資デビューをしたことでしょう。

投資に対して注目が集まったタイミングで起きた大暴落でしたが、私は株価が下がった時ほどチャンスだと考えています。実際、私の損失も徐々に回復しつつあります。株価が下がったタイミングで積極的に買い増しを行うことで、後々の回復局面で大きなリターンを得ることができるからです。ドルコスト平均法を取り入れていれば、一時的な下落に動揺することなく、冷静に投資を続けられたはずです。

ドルコスト平均法とは、定期的に一定額を投資し続ける手法で、価格が高い時には少なく、価格が低い時には多く購入することができるため、長期的に見ると平均購入価格を下げる効果があります。この方法を知っていれば、暴落時に慌てて売却せず、むしろ買いのチャンスと捉えることができたでしょう。

結論

今回の日経平均株価の急落は、投資家にとって大きな教訓を与える出来事となりました。新NISA制度の導入により、多くの人々が投資を始めた一方で、市場の変動に対するリスク管理の重要性も浮き彫りになりました。長期的な視点での資産形成を続けるためには、ドルコスト平均法のようなリスク管理手法を学び、冷静な判断をする必要があります。

この教訓を生かし、今後の市場動向に備えた投資戦略を考えていくことが大切です。市場が不安定な時こそ、冷静な対応が求められます。

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