一週一話～比較すべき相手～no.5

自分より充実している人を見ると劣等感を感じたり
周りの人よりも、自分の方が優れていると思うと、優越感を感じるのは、人間だから当たり前のことで
比較する相手と自分を、物差しで測る習性によって
最悪の場合、自分の命を絶ったりすることもある

特にSNSが普及する現代社会では、自分が知らないうちに
勝手に他人と自分を比較する機会が一気に増えて
SNSの悪い作用を存分に使ってしまっている人が多い

僕自身も、他人と自分を物差しで測ることは
沢山あったし、今でもある

ただ、一番比較すべき相手は過去の自分
ということを、日々意識している
他人と比較したって、ほぼ無駄にすぎない
唯一、他人と自分を物差しで測って良い状態は
自分が相当負けず嫌いで、その気持ちを行動に
移すことができる能力がないと比較すべきでない

資本主義の競争社会である日本にいると
比較すべき相手が他人だけになるのは
至極当然のことかもしれないけど
最大の敵は、いつも自分自身であることを
常に念頭に持てれば、面倒な感情や
些細なことで気疲れすることも凄く減る

誰にどう見られているか気にしたりするのも
全く分からない訳ではないけど
そんなどうでも良いこと、大したことでは
ないことに、時間と労力をとられているなら
その時間と労力を、過去の自分よりも成長するために
仕事・家庭・勉強・筋トレなどに割くべきだと
本気で思っている

実際のところ、自分が思うほど周りの人は
自分に興味をもっていないし、期待もしていない
だからこそ、今後、未来の自分がどうなるか
一番興味をもち、期待すべきなのは自分だと思う

このマインドセットができると、相当楽に生きていける
反面、物差しを測る相手が過去の自分になるので
別の強靭なメンタリティーが必要になる

相手が自分だと、壁や困難が立ちはだかったときに
安易に退路を作り、逃げてしまう

努力を惜しまず、継続して頑張って、昨日の自分に
打ち勝つぞ！と心得ても、妥協したい自分に
「今日はもう休みな。」と耳元で囁かれて
都合の良い言い訳を作り、結果、自分に負けるケースは
ほとんどの人に当てはまるはず

でも、比較すべき相手が過去の自分という意識を
何年も、何十年も訓練して構築していけば
少なくとも、他人と比較するよりも
より良くなっているはずです

こんな偉そうに言っていても
僕も何度も何度も自分に負けているし
妥協したい気持ちに甘えるときもあって。

過去の自分よりも圧倒的に成長した未来の自分を
築き上げるのも自分しかない
物差しで比較する相手だけは間違えないように
これからも意識していこうと思います

ＰＳ．とはいっても、自分と闘いすぎても疲れます
強度の違いは人それぞれ違っていいと思うし
その人が求めている自分に合わせた度合いで
いないと、逆効果もなりかねなくて

だから、客観的な現状把握も本当に大事ですよね

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