【赤ペン先生経験者による】世界一簡単な小論文の書き方
こんにちは!Rikakoです。
今日は『小論文の書き方について』です。
説得力のある文章、作文、レビュー等が書きたい方。
受験や就活に必要なので、小論文が得意になりたい方。
小論文の書き方をわかりやすく教えて欲しい方。
ぜひ読んでみてください。
じつは小論文が大の苦手だった
見出しにもありますが、私は小論文の赤ペン先生のアルバイトをしていました。
とはいえ、最初から小論文が得意だったわけではありません。
最初は作文と感想文と小論文の違いすらわからず、先生に添削してもらいに行ってはダメ出し食らい、大げさでなく二十回くらい書き直してもダメだったのでさじを投げられました。
別の先生に見てもらうようにしたものの、そこでもまたボツをくらい「あなたは今のままでは小論文が書けるようにはならない」とまたさじを投げられました。
進研ゼミの小論文の添削も何度も提出しましたが、100点中50点前後しか取れた試しがなく、もうどうしたら良いのかわからないので、書かないほうがいいんじゃないかと思っていました。
それでも地道な努力を重ねて、現役で受けた早大模試で全国37位、浪人してから受けた早大模試で全国2位を取ることができました。
今では小論文くらい楽勝で書けます(笑)。
書けなくて苦しんだ時期が長いので、書けない人の気持ちがよくわかります。
なので、今回はできるだけわかりやすくお伝えしますね。
小論文に必要な「型」をマスターしよう
小論文には「型」があります。
「型」というのは、平たく言うと文章の構成ですね。
文章を4つのパートに分けて、それぞれに何を描けばいいのかというのを考えます。
①主張「○○とは○○である」
最初に、自分の主張を書きます。
②理由「なぜかというと○○だからである」
なぜそう思ったかの理由を述べます。
③逆説「しかし○○という意見もある」
逆の立場の意見を予測して反論し、自分の意見を強めます。
④結論「よって、○○とは○○なのである」
①で述べた主張をもう一度繰り返します。
この型を覚えたら、あとは文章で肉付けしていくだけです。
例を書きます。
ケーキに合う飲み物はコーヒーであると私は考える。
なぜなら、ケーキの甘みとコーヒーの苦みが絶妙にマッチするからである。
ジュースや紅茶でも良いのではないかという意見もある。
しかし、ケーキの甘さにジュースの甘さを足してしまうと、甘みが過剰に感じられ過ぎて、素材が持つ独自の甘さを殺し合ってしまう可能性があるのではないだろうか。
しかも、ジュースでは糖分の摂り過ぎで肥満の原因となり、健康にも良くない。
紅茶はストレートであれば甘さはない。だが、苦みはないため、ケーキの甘みが引き立つとまでは言いづらい。
飲み物に苦みがあると、ケーキの甘さが余計に引き立ち、よりケーキが美味しく感じられるのだ。
以上のことから「ケーキに合う飲み物はコーヒーである」と私は考えるのである。
ざっと簡単に書くとこんな感じです。
最初に「主張」を述べて、「理由や根拠など説得する材料」を間に挟み、最後に「主張」で終わるというサンドイッチにすると、読んでいる人にわかりやすい構造になります。
作文や感想文とどう違うのか?
小論文は『相手を説得するための文章』です。
作文は『経験したこと、思ったことを伝える文章』です。
感想文は『作品に対して自分が感じたこと、思ったことを伝える文章』です。
小論文だけ、目的が明らかに違うのがわかりますでしょうか。
ひとつの主張に対して、
「なぜそう言えるのか?」
と説得力のある根拠を伝え、
「それも一理あるね」
と相手に思わせるのが、小論文です。
作文や感想文は、思ったことを自由に書いていいんです。
どういう感想を持とうと、その人の思ったことなので。
しかし、小論文になると「なぜそう言えるのか?」の根拠を書かないといけません。
作文や感想文は、主張がいくつもあります。
が、小論文の主張はひとつだけです。
そのひとつの主張に対して
「なぜそうなのか?」
という理由、逆の視点に対する反論、さらに自分の主張を強化するデータなどをたくさん持ってきて
「だから、この意見もアリだよね!」
と伝え、
「そうだね」
と相手に肯定させるもの、それが小論文です。
小論文が得意になりやすい人、苦手になりやすい人
数学の『証明』が得意な人は、割とできるようになりやすいかもしれません。
小論文って、感性よりも「理詰めにすること」が必要なので、完全な文系や芸術系の脳みその人は、書き方が理解しづらいんじゃないかなと思います(まさに昔の私です)。
あと、自己主張が苦手な人も、苦手になりやすいかもしれないです。
口喧嘩で「自分の意見の正しさ」を主張するのが得意な人は、得意になりやすいんじゃないでしょうか。
グループ討論で他人の意見を聞き、なおかつ自分の意見を持てる人なら、書きやすいと思います。
一方的な主張だけだと説得力が無いので、違う立場から物事を考えたり、反対意見に一定の理解を示せるようにしておくと、小論文を書く時に役立ちます。
まとめ
最初に「4部構成の型」をマスターすれば、あとは肉付けをするだけです。
自分の意見も必要ですが、主張を強化するために知識も必要になるので、新聞や本を読んでおくことも大事です。
ちなみに、この型は樋口裕一先生の参考書で学んだものです。
樋口先生の参考書が無ければ私は小論文を書けるようにならなかったので、今でも感謝しています。
私が参考にした本が見当たらなかったのでご紹介ができないのですが、ご興味があればamazonや書店等で探してみてください。
模試で2位を取った時の勉強方法をお伝えするかどうかは、この記事に反響があれば考えます(笑)。
参考になることがあれば嬉しいです。
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