ルルウタ千秋楽(9/6公演2部)感想
0. 序
8月公演(初日公演)の感想を書きましたが、9月公演も千秋楽日の2公演申し込んで二部(最終公演)のみ当選。両部行きたかったけど結構チケット争奪イベントでもあったので当選すればラッキー^2なのである。
基本的な感想は8月にだいたい語ったのだけれど、楽曲の違いによる部分や初日から最終日にかけた公演数を重ねての成熟による部分などさらに感じたこともあるのでそれらを綴っていこう。
1. ルルウタ公演(最終公演)に関して
セットリストとバンド構成
回替わり曲聴けてうれしかったよ
まず、セットリストが前回聴けなかった1部公演のセットリストだったのがとてもありがたい。(逆に同じセトリになった方もいるのでしょう……)公演で披露する楽曲を全部堪能できた幸せ。感無量。
段原瑠々が歌う『真夏の果実』
歌(曲)っていうのは歌声が違うだけでこんなに印象が変わるものなのかと感じた『真夏の果実』。私はサザンオールスターズというか桑田佳祐の歌声がどうしても好きになれなくてサザンの曲を好きで聴くことは1秒もないのだけれど、瑠々さんに歌われる『真夏の果実』はとても良かった。
好きな歌手が歌っているからというのは当然なんだけど、距離を置いているアーティストの歌・曲が抵抗なくすーっとが入ってくるのが新鮮だった。(瑠々さんパフォーマンスで知って好きになる歌手・歌も多くあるけどサザンについては嫌いをひっくり返されることはなさそう。余談、瑠々さんがアシスタントになってからラジオ「爆夜~BAKUNAI」聴いてるけどほぼサザン曲かかるのが苦痛で苦痛で……。でも、だから曲知っていたYa Ya (あの時代を忘れない)……。)
Juice=Juice版の『プラスティック・ラブ』好きぇ
『プラスティック・ラブ』はやっぱりJuice=Juice版だということがわかった。前回感想でギターの栄造さんが山下達郎ばりの張り上げしなかった!って書いたが、瑠々さんのフェイクに集中してたら、あぁJuice=Juice版のフェイクとかコーラスの方だと気づいた。今回のパフォーマンスはモノマネってことではないんだけど、他メンバーの歌唱(歌のテイスト)の匂いも感じたりした。Juice=Juice版の『プラスティック・ラブ』大好きだから、やっぱり最高だぜ!!!ってなる。
『100回のKISS』(幡宮さん最高)
『100回のKISS』もとてもよかった。多分、瑠々さん歌以上に幡宮さんの演奏が好きなんだと思う。マジでプロやわ~。バンドのライブとかにいったことほぼないからピアノというと学校のピアノ伴奏とかイメージが強くて
ピアノ演奏上手い=綺麗な演奏って刷り込みがあるんだけども、バンド演奏として上手さ(歌唱への寄り添いやアレンジ、強弱など)があるね。
カケルフェス(Juice=Juice × 山崎あおい)の配信から気になってた幡宮さん。すっかり幡宮さんの演奏の虜ですね。
あとこの曲2001年の作品で、その頃なら松浦亜弥をTVで観たりもしてたハズなんだが全く記憶ないのが不思議。応援してたゴスペラーズが『永遠に』でブレイクした後の時代でゴスとかあとはR&Bな人達とかを聴いてた頃かもしれない。
8月公演で聴いた『dearest.』もとてもよかったんだけど、こうなると当時これらの曲をソロで歌いこなしパフォーマンスしていた松浦亜弥・・・なんて子なのっ!!!
終盤MC(全ての時間ポジティブのみではないんだよって吐露)
最終公演の終盤MCでは、基本ポジティブだし歌が大好きだけれども、歌についての悩み・うまくいかなかったことのもどかしさな感情が溢れる時がある、そしてそれをブログなど表には出してはいないこと、また頼ることが苦手という話を話していました。
見えている部分で“瑠々さんはスーパーポジティブな完璧超人!”なんて
思ってしまうこともあるけれどそうではなかった。人間は決して完璧超人ではないから。色々経験も積んでるけれど20代前半な若者だし(若者でなくてもだけども)そりゃそうだよね。
でも、そういう部分をファンに向けては極力見せない努力/プライド/
優しさといった部分にやはり尊敬する。参加しているファンに向けて「応援してくださいね。ってここにいる人はもう応援してくれているか」と感謝の意を表すとともにファンの人達を応援しているとも言ってくれる瑠々さんは、瑠々さんを構成するすべてのモノが素晴らしすぎる。
ラストナンバー『いのちの歌』にもメッセージは込められる
そうして、そういう話からのラストナンバー『いのちの歌』感動した。
8月公演の『8月の空』、9月公演の『いのちの歌』、いずれもしっかり
メッセージが込められた選曲、そして歌唱であった。
今、茉奈佳奈版・竹内まりや版の動画を両方観たけど、竹内まりやさんは歌声がTHE・竹内まりやなので(当たり前)、印象が強すぎる。瑠々さんの歌唱は茉奈佳奈さんの柔らかさを主体に要所要所に竹内まりやさんの力強さを合わせたような雰囲気に感じた。
2. 博愛と感謝の伝道師と言えるのではないか
8月公演の感想記事にも書いたのだけれど、段原瑠々さんは、本当に世界への愛と世界への感謝に溢れる人(博愛と感謝の伝道師)と感じる。
愛や感謝という事象や歌詞世界を歌っているのではなくて、歌うことで愛や感謝を伝えてくれている。そういうことを観客・ファンの多くが受け取れるというのは、表現者の確固たる芯や信念があるということなのだと思う。
そんなに簡単にこの芯が挫けるようなことはないと思うのだけれど、1人の若者・1人の表現者がこの芯を貫き通せるように応援していきたいなと強く思う。
8月に続き体の中が温かくなるのを感じるとともに、「もっと背筋伸ばしてしゃんとせなな!というのと少しでも世界を愛さねばね」と気持ちを新たにする帰宅路なのです。