腎臓部分切除手術記(5)(診断結果編(完結?))
前回(4)の記録(入院・手術編(後編))
今回は退院後初の通院(結果聞きに行く)編
退院してからの調子はどーよ?
特にこれといった強い痛みや辛さは無い。
記事を書いている現在退院から2か月くらい経過であるが、状況はよいです。普段からお酒をほぼ飲まないのだが、年末時期で仲のいい友人たちと忘年会チックなことをして1年ぶりくらいに飲酒したらすぐに酔いがきたな。(全く飲めないわけではないが日々の晩酌は無し、たまーーに現職/前職のチームメンバーと飲んだり友人と飲んだり、最寄りのBarでカクテル嗜んだりくらいなお酒との付き合いをしております。)
退院後1週間とかはそれなりに痛みがあったのとあまり下腹部周りを圧迫したくないのもあって、普通のズボンではなくスウェット系のパンツで生活していた。
歩き回るとちょっとしんどさは出てくるので、週に何回かこどもの登校付き添いしているのだが、それぐらいがいいところという感じで外食含め無理に移動はしない感じで過ごした。リモートワークに感謝である。
あとは食べ過ぎると左側(手術した側)の首肩にかけてすごく痛む(張る)感じがある。それは緩和しつつも今も傾向はアリ。
手術関係なく、食べ過ぎて胃が膨らむことで他の内臓圧迫やそれにつられて筋膜に負荷かかるとかなのか肩付近に負荷効果があらわれる(痛む)ってことがあるみたい。で、そういう身体症状が出やすい状態になってる感じ。
退院直後は、入院前のような大盛り食べたりとかがなくて胃も小さくなり、お腹いっぱいの限界点が早まってることから、少しの食べ過ぎがすごく食べ過ぎという感じで肩に症状でていたと思ってて、時間の経過で解消するかなと思っていたけど、お腹いっぱいの限界点は戻りつつも食べ過ぎ負荷の身体症状への発露はあまり変わらずというところ。
まぁ、これで食べ過ぎが抑止されるならばその方がいいのかな。でも、たまに焼肉食べ放題とかたくさん食べたい、ラーメン大盛りとか食べたいから身体のバランスが戻る(整う)といいなぁ。
また、医者にも確認していない(するの忘れた)のでよくわからないけど、腹腔鏡手術で管を通した複数の傷口の部分、皮膚表面の傷跡が残るのは別にいいのだが、腹膜の穴開けて術後縫った箇所がごつごつしているのは今後小さくなっていくのだろうか。直後よりは穏やかな状態になってる気もするけど患部さわればごつごつ(でこぼこ)してるし、この縫ったようなのがあるからからだを大きく伸び動作するときもーち張る感じがするし前述の食べ過ぎ時もダメージある感じ。
時間の経過で平になる(ごつごつしなくなる)ものなのか、一生付き合うものなのか知りたい。なぜ通院時に聞かなかったのか私は……。
退院後初の通院、病理診断結果
以前の記事で記載した通り、腎臓の腫瘍は基本的に先に生検して確定診断後に手術するわけでなく疑わしきは切除し、切除した腫瘍を病理診断に回すといった形となる。そのため、手術後1か月後くらいに退院後状況確認ならびに診断結果を患者に報告するフェーズがある。
私の場合は、退院後3週間ぐらい(手術日から1か月弱といったところ)の日に通院日を先に決めており、いざ通院!となった。
通院時は、血液検査→診察の流れ。診察時に当日の血液検査結果も説明あったが検査値に問題ないとのこと。
病理診断結果は、最初にCT検査した病院で「まぁこの感じは悪性」と言われていた通り、悪性(悪性度は中程度と口頭説明)だった。
サイズは30mm未満(3平方が30mm弱)ぐらいでごく初期に検知できて手術できた感じです。腫瘍のでき方も表層にできる感じできれいに取りきれた(切除できた)とのことで早期発見・早期手術できて本当によかった。
なお、保険の請求申請のために後日診断書作成してもらったので記載確認したところ、cTNM分類で「pT100(T:pT1、N:0、M:0」でした。※T1(病理診断確定なのでpT1)で転移なしって感じかな。
今後については、腎臓がんについては腫瘍マーカー検査がない模様、またよく聞くワードである「5年生存」についても、進行遅くかなり期間経って再発のケースがあるようで、5年以上(10年とか)継続して定期的に検査(CT検査)が必要になるみたい。高齢者だと残りの寿命考えて定期検査続ける続けないとかあるみたいだが手術が40代とかだと長期に渡り検査し続ける流れ。
とりあえず次回は4か月後くらいということで、3月あたりに再検査となります。
今後がどうなるかはわからないですが、一旦、手術・入院~退院~検査結果確定までの記録は終了とします。
※定期検査のたびに記録していこうかな(4か月→半年→1年みたいな感じで検査間隔はあけていく感じらしいです)
余談:生命保険(医療保険や特約)について
今回手術・入院することになって、世の中に公開されている手術体験記(ブログとかWebサイト)をいくつか確認したのだけれど、退院するところまでの記録でその後の話とかが無くてそういうところもできたらわかるといいのになぁと思っていた。
もともと大きな怪我や病気することがなく入院経験もなかったので、入院前部分含めて私が気になっていたのは、入院準備(荷物)、病院食、退院後の生活、保険請求あたり。なので、自分が記録作成する際は可能な範囲で全部書くぞ!と思っていたので最後に保険についても記載しておく。
生命保険会社の回し者ではございませんが、保険入っていてよかったなと思った。これ書いてる現在、保険の給付金など請求して支給OK決裁され支払いがあった状態。
★保険関連について時系列で情報並べておきます(私の対応例)
前提として、社会人2年目ぐらいから生命保険と医療保険(特約)には加入しています。プランの良し悪しはわからないがとりあえず払える範囲の保険料で何かあったときは手厚めな感じ。
手術日調整時に保険請求について担当医に確認してみた。「腎臓がんは疑わしきで切除(手術)となるが、これは医者によるがん確定の扱いか」と。医者からは「がんかどうかについては切除した部分を病理診断した結果で確定となるため手術時は未確定。統計的にほぼ悪性だが良性の場合もゼロではなく、その場合はがん保険は請求できないと思うよ」との回答を得る。
そのため、手術前には生命保険の担当には連絡せず。
退院後すぐに保険の担当へ連絡し、状況説明(次の通院で確定する、悪性だった場合は請求申請したい)と手続き準備について連絡する。手術確定したぐらいの時期にちょうど担当者が変更となったこともあり、顔合わせ兼ねて対面打合せする。完全に先方の営業活動されるのもわかっているがまぁその辺はいなせるので痛い身体でも出向きまっせという感じ。
保険会社ごとの申請時の診断情報フォーマットがあるようで、保険会社の診断書フォーマット用意してもらうよう手配する。
※すぐに連絡したのは、診断書作成にも時間かかるらしく大体病理診断結果聞きに行く退院後の初の通院時に書類を持ってくるとスムーズと担当医に聞いていたため。
退院後の通院前までに書類を自宅に送ってもらう。
退院後の初通院時に悪性(がん)確定の通知受けたので担当医に書類のことを話す。手術してもらった病院では書類センターみたいな窓口あるのでそちらで手続き進める。3週間くらいかかる旨を告げられる。作成された診断書を取りに通院必要かなと思っていたらプラス料金でレターパックライトで送ってくれるとのことでそちらを依頼した。わざわざ書類受け取りのために通院も大変だし、送ってもらえるならそれが一番である。
事前案内されていた通り3週間ジャストぐらいで診断書届く。
保険会社の請求申請書類を書いて提出する。申請したタイミングが保険会社の請求決裁サイクルとうまくハマっていたのか、個別にすぐに決裁されるものかはわからないけれど、結構早くに振り込みがあった。
私が支払っていた特約だと、がんの初回確定時に一度支払いで一度支払いがあると特約が消滅するって感じかと思われる(詳細は今後確認)。
今保険(特約など)加入していなくて、今後に向けて加入だと特約を付けられるのか?とか請求できるのか?とかあるので、今後のための費用として確保しておく資金だねといったところ。
こういった保険を使う日が来るとはあまり思っていなかったがいざ費用が発生すると金額の大小あれどこうして給付金があるのはありがたいなと強く感じた次第。
今回の私のというか腎臓がんのケースを踏まえてだけど、がん手術って必ず先にがん確定して手術と思っていたので、手術費用を保険金(給付金)でまかなえると思っていたが、腎臓がんのように未確定だけど手術するケースがあることがわかったので保険とは別に少し貯蓄も必要だねということがわかった。
人生、どういうタイミングでお金が必要になるかわからないねぇ。