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同期を失う(卒業する)その悲しさの大小

 全くもって比べるものではないのだけれども、仲間・同僚特に同期を失う時に残っている(残された)メンバーに降りかかる悲しさの大きさに大なり小なり差があるなぁなんて勝手なことを先日のつばきファクトリーのヤギシオリ!!こと八木栞さんの卒業発表とその日のリトキャメのブログを読んで少し思うところがあったので文章を書き始める。


リトキャメからの初の卒業

八木栞さんの卒業発表日のブログ

リトキャメ他3人のブログ(投稿日時順)

河西結心さんのブログ

福田真琳さんのブログ

豫風瑠乃さんのブログ

リトキャメ3人のブログを読んで

 あまりnoteにもなんならSNSにも書いてはないけれどリトキャメ加入後、オレンジの者ということもあったり独特の艶声・ウェットな歌声の使い手な八木さんはだいぶ気になる存在。八木飯とか自分の思うことを臆せず発言・発信してる姿も気持ちよく、八木さん参加するようになったから60TRY部(ラジオ)も聴き始めたり。特に歌声に惹かれていたので、新曲でキーパート担ったりしてるところに「オオッ!」となったり。

 つばきファクトリーも結成から年数が経ちオリジナルメンバーの卒業も始まる中、リトキャメメンバーがさらに中核を担い盛り上げるようになってくれることに大きな期待しながら、でも、当初からミュージカルについての愛・夢を語っていたから八木さんの卒業という未来がそれなりの時期には来る覚悟みたいなものもあり……。他のメンバーよりも自身の夢を、アイドルとは少し道の異なる夢を掲げていたからファンの皆さんも片隅にその日を迎える覚悟を少し持っていたんじゃないかな。

 まぁ、このタイミングとは全く思っていなかったわけですが。
 卒業発表を受けて他3人が三者三様の素敵なブログを書いています。文章自体のパワーはよっふー(豫風瑠乃さん)のブログに強さ感じたけれど、やぎまりん若干贔屓というところもあるからか、真琳(福田真琳さん)ブログがグッとくるんよねぇ。

それと同じくらい、

学校のお友達のように過ごした思い出もたくさんあります

福田真琳さんブログより

 学生時代をアイドル・芸能という仕事するということで地元を離れたり、少し早く大人への道を踏み出す中で同期が仕事の仲間であり、仕事以外の友人でもあるという関係性の素晴らしさを感じます。

 八木さんについては卒業早いと思ってしまうけれど、活動が3年半あり、同期が4人いて、残る同期が1人ではない部分に同期それぞれが感じる傷が少しだけ浅く済む部分もあるのかな、と。あくまで単純に数字と比率で表現したものでしかないけど。

 そういったところでメインで応援しているJuice=Juiceの段原瑠々さんが同期(やなみん(梁川奈々美さん))卒業となった時のことに思いをはせる。

2人加入の同期が早くに卒業する悲しさ(瑠々さんの話)

 やなみんは、別グループでデビューしている点では先輩であるが、Juice=Juiceには瑠々さんと2人で同時期に加入(かつ、Juice=Juiceでの初加入)して同い年で末っ子チームで活動開始。
 二人三脚といった感じでJuice=Juiceのメンバーとしてどんどん溶け込み・色々なパフォーマンスも発揮していく中、加入から1年半経たない時期にやなみんは卒業を発表。

梁川奈々美さんのブログ

それを受けての段原瑠々さんのブログ

 瑠々さんのブログにその時の素直な気持ちが綴られている。
勝手なファン心理・妄想として、なかなかデビューに届かずやっとハロプロメンとしてデビュー決まり、加入同期がいて2人がんばるぞ!と見ていた未来と同期が見た未来がね、少し向きが違う、さらに想像もしていない早い時期に来てしまった悲しみは計り知れないだろうみたいなことを当時感じた。

Juice=Juiceに加入して、

るるは楽しくて幸せで

辛いなんて思ったこと1度もなかったのに

その時まではね、

将来を真剣に考えて

悩んでたやなちゃんに

いつも一緒にいたのに気づけなかったことも、

悔しくて辛かったです。

段原瑠々さんブログより

ファン(私)はその傷の深さに気づくことはなかった

 悲しさMAXだけれど前を向いて進みはじめて、そしてその後の瑠々さんの大活躍を目の当たりにし、過去のある時点の悲しい話って形でファンとして消化していた。だけれども、瑠々さんにはかなり深い傷としてダメージを残していたことが時が経過したタイミングでぽつりぽつりと明らかになるんですよね。

※現時点も悲しいお話ではなくて、そのゾーンは抜けていて今は今の素敵な時間・活動を過ごしているし、やなみんも定期的にJuice=Juiceコンサートや瑠々さんイベントを観に来ていてファンは瑠々さんの幸せな姿をみられている。

 前述の傷の話が、まなかん(稲葉愛香さん)卒業時期のまなるる談話(ラジオとかかな)から受け取れましたね。まなかんに救われたような部分があることやまなるるのシンクロとか共感・一致するような部分とか。
 でも、まなかんは年齢が少し上で先輩・後輩との関係性はとっぱらっているけれど同年・同期の関係性とはちょっと異なるのかもなんて。

同い年の特異性

 ここで同期もっというと同い年っていうことの重要性とか貴重性みたいな話。海外は知らないけれど日本だとあまり飛び級的なこともないから、学生時代の多くは周りには同い年で囲まれている。なので、同期(同級生・同窓生)って観点とともに同い年は同じ時代を生きているから、流行したものとかそういうものを同じくしているから、友達でなくたって少し親近感があるんじゃないかと勝手に思っている。

 この感覚・距離感ってただ仲がいいってことだけでは成立しない部分もあるから、だからやなるるの同い年の2人加入同期の1人がいなくなることの影響の大きさがね、あるように思われる。

そうしてたどりついた「れいるる」という同士

 やなみんが進み、まなかんも進む中で、れいれい(井上玲音さん)という存在がフィーチャーされる。
 これまた瑠々さんよりデビュー早くて、でもJuice=Juiceへの加入はれいれいが遅くて(色々歴史を経た流れでの加入)、最初は名前を呼ぶのも敬語する/しないといったチグハグもあったらしいが今では風神雷神がごとく盤石の布陣ってなコンビになっている。

 あーりーだー期(植村あかりさんリーダー期)においては、先輩メンバーとしてひっぱっていく主軸コンビであったが、瑠々さんリーダー・れいれいサブリーダー就任に伴い、名実ともにグループを率いるコアメンバーコンビとなり、かつ2人の雰囲気はとてもよい。

 瑠々さんから「れいれいとは地元の友達みたいな感じで話しちゃう」といった発言もあり、瑠々さん→れいれい・れいれい→瑠々さんともに全幅の信頼をおける関係、背中を預ける相棒といった表現がされている。

 グループ加入から1年半ぐらいで同期を失い、3年とか4年の月日が流れていく中、「れいるる」という相棒・同い年な同士(同志)を得たことに感動するのです。瑠々さんもれいれいも加入(立ち上げ)したグループ内での末っ子ポジだったこともあり、そういう境遇も似ているところもなんかグッとくる。これはれいれい視点でも同じように同士を再び得る物語になるのかもしれない(れいれいはデビューしたグループが解散する・自分はひとりハロプロに残るなど別軸の物語ではあるのだが)

おわりに

 10代や20歳そこそこでもし類似する状況に置かれたとき、私は心折れずに乗り越えられるのだろうか、立ち向かえるのだろうか。
そういったこともふと考える。

そう、自分の夢に向かって今いる場所から少し早く飛び出す者、今いる場所が今一番の夢でそこで頑張る者、全てが尊い。眩しいね。

(若者だけではないんだけど)全ての若者に幸あれ。

おまけ(やなみん卒業直前の瑠々ちゃん向けブログ)

とても良い。

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紙村鼬
雑文。カテゴリ整理中。