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腎臓部分切除手術記(4)(入院・手術編(後編))

前回(3)の記録(入院・手術編(前編))


今回は入院・手術編(後編)

入院6日目(手術後4日目)

早朝採血:ナシ、午前レントゲン:ナシ、お通じ:アリ

 傷口につないでいるドレーンも遂に抜き取り完了(キャストオフ!)。
最初大量しみ出しがあったりしみ出し量の低下ペース少し遅いっぽくて心配したけれど確実の回復が進んでいた。
 良かった。かなりホッとしたことを覚えている。

 午後イチに点滴も完了し、身体に繋がっていた全ての管が取り外された!解放感半端ない。
 身体の取り回しが良くなったので、このタイミングで手帳に前日までの入院状況をメモする(それを元にこの記事を書いている)。

 家人とむすこにLINE通話する。むすこも元気そうでなにより。そしてポケポケを結構進めていた。こちらは気力なくてインストールまでで頓挫しているというのに!

 問題なければドレーン抜き取りの翌日からシャワー可となる模様。

入院7日目(手術後5日目)

早朝採血:ナシ、午前レントゲン:ナシ、お通じ:ナシ

 身体がフリーの状態で食事もいただける。ありがたいことです。
朝の回診で明日または明後日に造影剤CT検査して問題なければ退院日決定という説明を受ける。退院が近付いてきた。

 本日よりシャワー解禁。看護士がシャワー時間を予約してくれるので時間になったらシャワーを浴びにシャワールームへ。
 バリアフリーで脱衣ゾーンもシャワーゾーンもフラットなのだが、入院日にシャワーしたときシャワーの出し方が悪くて脱衣スペースに水が進出して自分の中でプチ騒動になったのでシミュレートした上で慎重に浴びる。
 慣れたものです!(エッヘン!の気持ち)

 水分をたくさん摂取するように言われる。そんなに飲めないよ……

入院8日目(手術後6日目)

早朝採血:アリ、午前レントゲン:ナシ、お通じ:アリ、シャワー:アリ

 昼過ぎ(13:00頃)にCT検査(通常CT検査、造影剤CT検査の両方)を受ける。特にアレルギー的な反応も出ずつつがなく完了。

 家人が面会に来てくれる。やっほー。

 午後の回診で今日のCT検査が問題なければ、明日皮膚の傷口を止めている
スキンステープラー(皮膚用ホチキスみたいなやつ)を抜く(抜鉤(ばっこう))、そして退院決まるとの説明を受ける。

 皮膚用ホチキスのことなんて言うのか知らなかったのとそれを抜くこと(縫合(糸)の場合は抜糸)を説明する言葉を知らなったのでWeb検索して「スキンステープラー」「抜鉤」の用語を知る。勉強になります。

 夜の看護士の定期チェック時に微熱(37.5℃以上)なんだか熱が安定しない感じである。ただ単に食後に消化タイムになると熱上がっているだけな気もする。

入院9日目(手術後7日目)

早朝採血:ナシ、午前レントゲン:ナシ、お通じ:アリ、シャワー:アリ

 午前に医師回診。
 「傷口確認しますね~」と言われベッドに横になり傷口みせていたら気づいたらその流れで抜鉤が始まる。想像していたよりは痛くなくて良かった。チクッと痛痒い感じです。

 抜鉤が完了しこれで退院可能との説明。迎えとか都合もあるだろうから退院日が調整できる感じだった。家人に連絡して明日(翌日)退院と決めてナースステーションへ回答連絡する。
 荷物をまとめ始める。

 夜の看護士の定期チェック時に微熱。やはり熱が安定しない。

 閑話休題。
 この日の担当看護士さんが、目元クッキリなキレイ系の方で顔見て会話するのとか少しキンチョーした。おじさんおばさん年齢になって少しは大人ですからちょっとキンチョーしたってやり過ごせるようになっててよかった。自意識高い若い頃だったらキンチョーしすぎて支障出ただろうなと思う。

 年齢や経験を重ねうまくやれるようになることは悪くないことですね。

入院10日目(手術後8日目)(退院日)

 朝ごはんは食べて、その後に荷物とりまとめと着替え。最後に退院手続きやアメニティーレンタル終了手続きのための書類書き。

 午前に退院である。家人が迎えに来てくれた。

 退院(支払い)のために窓口へ行く。金額・・・ひぃぃ。
 まぁ、月またがりの入院なので高額療養費適用であっても、A月の限度額まで+B月の限度額まで+差額ベッド代とかになるので、1か月内にまとめた場合よりも高くなるのは計画時にわかっていたことだから仕方ない。
※これから入院になる方、1か月内での退院がほぼ見込めている方、仕事や家庭事項など調整できるならば月またがないような入院計画としましょう。

 帰り道、家人にスーツケースは運んでもらう。ありがとう。

 病院、病院最寄駅、自宅最寄駅にはエレベーターがあるが、ウチのマンション(という名の低層集合住宅)にはエレベーターが無い!
 そう!我が家が一番移動において難関なのであった。

 昼過ぎに無事に帰宅し、私の入院は幕が下りたのであった。

補足(病院食)

 好き嫌いが多い私ですが、事前の献立チョイス(選択メニュー)であまりに苦手っぽいのは避けることで、結構おいしく、あまり残すことなくいただくことができた。

■朝食・・・パンメニューとご飯メニュー有り。
 パンにはジャムとマーガリン付いてくるのと朝食は水分として牛乳がついてくるのでパンの方が好きなのだが、パンメニューには大嫌いなおかずメニューがあるため、結局パンメニューとご飯メニュー選択が半々といったところであった。
■昼食・・・昼食は選択なくて固定。
■夕食・・・夕食はメインディッシュが主に肉か魚でメニューが分かれる。
 今献立表(選択の記録アリ)見返すと、肉≧フライ>魚って感じでメニューを選択していた。
 咀嚼や嚥下の問題からかやわらかい仕立てが多いのでフライの歯応えがとても良かった。味もさることながら食感って重要な因子だなと気付いた入院であった。

 とにかくご飯(白米)の量が多い。大きくないお茶碗2杯分くらいありそう。初期はがんばって食べきっていたが、ふりかけとかあってもきつくて途中からごはんは2割くらい残すことが多かった。

◎美味しかったメニュー
・パン(とジャム、マーガリン)! パンが美味しかった。(感想が雑)
・フライ盛り合わせ(マグロ・エビ) エビフライ好き。上にも書いたがフライ(衣)ぐらいしかサクサクした食感のメニュー無かった

酢の物やなますとか嫌いな方なんだが、体調との兼ね合いか優しめの味付けだったのか結構酸味の食べ物も食べられたね。

病理診断結果編(完結?)に続く。

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紙村鼬
雑文。カテゴリ整理中。