それいけ！ワンパンマン

皆さんは、漫画「ワンパンマン」をご存知だろうか。あらゆる敵を一撃（ワンパン）で仕留めることができるヒーロー・サイタマを主人公としたギャグ系アクション漫画である。

海外でも人気があり日本人が読んでもクスッと笑えるので紹介したいところではあるが、今回はワンパンマンという漫画の在り方について触れてみたいと思う。

3/9現在、ワンパンマンは「となりのヤングジャンプ」においてWeb上で無料で連載されている。
となりのヤングジャンプ　https://tonarinoyj.jp/

無料といえば、3/5に漫画の海賊版サイト「漫画村」がユーザー増加による維持費アップを理由に、月額500円の有料サービス「漫画村プロ」をリリースすると発表し、物議を醸しているところである。
漫画村自体は国交のない・著作権が保護されない国で運営しているから漫画村とアップロードしてる人も違法性がないと主張しているが、漫画の作者からしたら一生懸命に創った作品が無料で公開され、広告料で利益を得られていることから我慢ならないことと思う。
ワンパンマンも漫画村で公開されていることを確認したのだが、単行本で公開されるよりもWeb上での連載のほうが、やはりストーリーは先行して連載されている。

ここで重要なのが、漫画の売れ行きも好調という点である。https://www.oricon.co.jp/special/50490/7/　オリコン調べ
Web上で過去の連載をほとんど見ることができるにもかかわらず、漫画の売り上げもあることから、一定数の読者は紙媒体で読みたい願望があるのだと思う。私自身も漫画は紙派で、ゆっくりめくって存分にその世界観を楽しみたい。

ネットのインフラが整備されて、どこでもだれでも何かを発信できるようになった現代において弊害も発生してしまったが、ヒーロー・サイタマは漫画界でもこのピンチを救うヒーローになれるのではないかと密かに期待している。