油断は禁物!冬キャンプの安全対策&危機管理!!
冬のキャンプは、極寒の中でするだけに、大自然の厳しさを味わえることも魅力のひとつです。しかし、小さな判断ミスが大きな事故につながりかねないのも、冬キャンプのもうひとつの側面です。そこで、今回は冬キャンプで注意したい5つのポイントについてご紹介します。
1.サイズの合うシューズを履いているか?
普段の生活においても、靴のサイズは合わないと不快な思いをしますが、シューズが合わないと、冬のアウトドアシーンでは重大なトラブルに、発展することもあります。
試着したときはピッタリだったのに、冬用の厚いソックスを履いたら靴擦れする!などがありがちですが、サイズの合わないシューズは。血行不良を起こす可能性があります。
冬の血行不良は、凍傷などを起こしやすくなるので、シューズ選びは慎重に現場で履くソックス持参で試し履きをしてください。
また、雪原などでスパッツを使う機会も増えますが、きつくしめつけるタイプですと同様に血行不良の原因となりますので、こちらも注意が必要です。
2.手足の指先はこまめに気配りする
極寒の中で作業する冬のアウトドアは、冷えすぎると手や足の指先の感覚を失います。
感覚を失うと、軽度の凍傷を起こすことがあるので、注意が必要です。
チェック方法として、アクティビティや作業をしたら、こまめにソックスを交換することや、グループで活動している場合は、お互いの手足の状態を確認します。
3.凍傷を防ぐためのチェックポイント
冬のアウトドアで、手袋を外して作業することがありますが、冷えた金属に直接触れないように心がけてください。
素手で金属に触れると、急激に皮膚が冷却され部分的に、凍結することがあります。
とくに、風が強く湿り気があり、-5℃くらいの気温でも皮膚表面は凍結し凍傷を起こしやすくなります。
風雪の強いときは、防寒用の手袋の上に防風性の高いグローブなどを用意し、手足が冷たくなったら、すぐにテント内でマッサージや運動、温かい飲み物を飲むなどして予防してください。
4.火の扱いと管理に注意!
冬キャンプでは、調理や暖房に大活躍する「火」の扱いと管理が、とても重要になります。
使用頻度が高いことはもちろんですが、乾燥した冬の環境は火事を起こしやすくなることと、冬ならではの思わぬトラブルもあります。
たき火や調理の熱源として、直火厳禁はもちろんですが、引火する恐れがあるので、ストーブなどの熱源を地面に直接設置しないよう心がけます。
また、雪原キャンプで、ストーブを雪の上に直接置くと、熱で雪が溶けストーブが傾くので厳禁です!
5.必要十分な飲料水を確保しておく
冬のキャンプ場で通年営業しているところでも、炊事場の水道元栓を閉めているケースを、意外と多く見かけます。あるいは、管理事務所が開いているときは、水道元栓を開けていても、夜間や早朝の凍結防止で元栓を閉めることがあります。
そこで、キャンプサイトで調理用や飲料水を、十分確保するとともに、凍結防止策として保温力のあるクーラーバッグや、保温性ジャグを活用します。また、夜にわかしたお湯を湯たんぽに入れ、シュラフで使えば暖房と水確保の一石二鳥になります。
厳しさと楽しさが隣り合わせの冬を楽しもう!
冬キャンプは、夏よりも装備アイテムが多くなります。
そのアイテムを活用して、冬の厳しさと向き合うわけですが、冬の自然を甘く見ることがないように、十分な準備と自然と向き合う謙虚さを持つことを心がけましょう。
自然は、謙虚に向き合えば、想定外の奇跡を見せてくれます。その奇跡に出会えることが、冬のキャンプの醍醐味です。
written by ジプ蔵
元記事
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