カルチャーショックスタジオ「make (a) Camp」がオープンしました!
こんにちは。
Campの創業者の片割れ、新田です。
ずいぶん久しぶりのnoteです。
みなさんお元気ですか? 私たちは元気です。
まともにnoteも書けない怠惰な私が、あえて今この記事を書いているのには理由があります。
これまでCampという会社は、裏方的にメディアやイベントなどを企画・制作して来たのですが、2022年の末に差し掛かった現在、会社も7期目にして初めて「Camp」という社名を前面に出した自社プロジェクトを立ち上げることになったからです。
プロジェクト名は「make (a) Camp」
自分たちの企業理念を表している Camp という言葉。
その意味は、時世によってさまざまな解釈ができるのですが、僕としては「新しさと面白さ と複雑さが混ざり合い、それぞれを許容し合える空気」なのかなと解釈していて(詳しくはコチラ)、
そんな野営のキャンプじゃない「Camp」という概念とその解釈について、そろそろ自分たち発信で世に伝えて行こうじゃないかということで、自社プロジェクトを始めます。
いったい、どんなプロジェクトになるのか?
ことの発端というか、そこにいたる本当に大きなターニングポイントとなったのは、コロナ前・コロナ後 とかっていうここ2年ぐらい擦られ続けているわかりやすい社会の変化でした。
多くのことがリモートでまかなえるようになり、コスパもタイパも良く効率的に生活できるようになった一方で、一部の市場では ”とにかく多くの人を集めて見てもらう” というようなざっくりした指標から、“誰にどう見てもらってどう行動してほしいか” というように、より中身が重要視される指標にシフトするタイミングになった、ということがあると思います。
これは、ある意味では市場が ”成熟” する良い契機になったと言えるかもしれません。
やみくもにイベントをやったり、上から目線のイメージ戦略をハメたPR活動に、意味や意義を感じない企業人や消費者は確実に増えて来ている…と肌で感じます。
…みたいな感じで、そういう会話をビジネスのなかですることも多いんですが、その後の流れ的には「じゃあ何をやるのが、いまは正解なのか?」という話になります。
それでまあ、正直に言ってしまうとですね。
そういう”正解探し”みたいなことをしてしまう思考自体が、漠然とした「おもしろくなさ」を生んでいる元凶なのでは……と思ってるんです。
そして、そんな空気を察しているビジネス界隈では、アート思考とかイノベーションがうんちゃらかんちゃらとか言われて、おもしろいことを考えるためのセミナーとかやってたりするのを見たりするんですが、
そこでももはや「正解探し」に入っちゃってるからおもしろくない感じがするな…とか。
結局のところ「これはおもしろいな」と思ってもらえるようなことって、当事者がおもしろいと思ってやっていることにほかならないと思うんですが、そこに多くの大人たちの思惑が入り乱れるとどんどん単純化して薄味化してしまって、成熟した市場の気分と乖離していってつまらないプロダクトになってしまうという。
…なんだか色んな人からお叱りをいただいてしまいそうな言い方ですみません。
でも、けっこう本気でそういうことにモヤモヤとしていたなかで、やっぱり自分たちが自らそれに対する答えを出さないと、漠然と文句だけ言ってる輩になってしまうのも嫌ですから。
だから自社プロジェクトを片手間ではなく、ちゃんとやろう! ということになりました。
ということで前段が長過ぎたんですが、「make (a) Camp」がどんなプロジェクトになるのか? というと
っていうことを、リアルに体感できるようなプロジェクトを起こしていく活動になります。
ほらね、もうわかりにくいんです。
第一弾は、渋谷ヒカリエ 8/ にOPENするギャラリーショップ
そのわかりにくい活動「make (a) Camp」の記念すべき最初のプロダクトアウトは、渋谷ヒカリエ8/ にOPENする期間限定(12/23〜3/31)のギャラリーショップスペースです。
ふだんから我々の面倒くさい思考に寄り添い、ごいっしょしてくださっている東急電鉄さんからのご縁で、このようなまさかの場所からのスタートが実現しました。(本当にありがとうございます)
「make (a) Camp」のテーマは
満を持してつけたCampのビジョンを体現するように、
ギャラリーがあり、ステージもあり、ショップであり、整理されすぎた社会にへきえきした人たちのたまり場になれるような、ゆるく楽しめるスペースをつくりたいと思っています。
とにかく一筋縄ではいかない、ひとクセもふたクセもあるものごとが集まって混ざり合った結果、説明できないけどなんかおもしろいものがそこから生まれて、小さなカルチャーショックをいろんな人に与えられるような場所になれれば幸いです。
上記に加えて、ちょっとクセのあるグッズや什器制作などの相談ができたりする機能も追加していこうと計画していますが、詳しくは追ってご報告します。
僕らのオフィススペースも兼ねているので、知り合いのバーにでも立ち寄る感覚でフラッと遊びに来ていただき、あまり整理されていない雑多な空間の中から、おもしろさを感じていただけたら幸いです!
▽カルチャーショックスタジオ『make (a) Camp』スペース概要
関連URL
カルチャーショックスタジオ『make (a) Camp』、12月23日(金)より渋谷ヒカリエ8階に期間限定オープン!コンセプトは「カルチャーが交錯する価値観のたまり場」|Camp Inc.