【バイク話1】カーアカデミー那須高原で免許合宿をした感想【噂の監獄】
はじめまして。今年免許を取得した初心者ドライバーのキャンベルです。
7月半ばに一目惚れした新車のYZF-R25を納車しましたが、金欠につぐ金欠で早速ピンチです。でも後悔はしてません、かっこいいので。
今回は自己紹介がてら、自分が通ったあの有名な「カーアカデミー那須高原」での生活を振り返る記事を書いていこうと思う。
拙い文章ではありますが、お付き合いいただけたらと思います。
自己紹介
2000年3月生まれ。兵庫県生まれ千葉県育ち。男。
Fラン大学にAOで現役合格後、4年終了時に単位不足で退学、現在籍大学に2022年6月3年次編入で人生の夏休みを延長。
2019年夏から始めたアルバイトを機にバイクに興味を持ち始め、アルバイトで知り合った友人の誘いでカーアカデミー那須高原での合宿免許に。
愛車はYAMAHAのYZF-R25、総額90万円。
高校時代に野球観戦にはまり、主に阪神を応援。年1~2回大阪旅行に行くようになる。
免許遍歴など
2019年2月・・・普通自動四輪(MT)教習開始
2019年4月・・・同免許取得
2019年8月・・・アルバイトで配達業開始
2021年4月・・・知人から8万で原付(Lets、新古車らしい)を購入
2022年6月・・・友人とともにカーアカデミー那須高原で普通自動二輪(MT)教習開始、最短で卒業。
2022年7月・・・親に隠れてYZF-R25(新車)を約90万で購入
入校までの流れ
友人から合宿に誘われ、ふたつ返事でOK。下調べゼロで荷物の準備やアルバイトの調整などしていた。…ここで下調べをしていれば少しは違っていたのかも。
ちなみに今回は一番安かった相部屋プラン(カプセルベット)での生活だったので、そちらを中心に解説していく。
>持っていった荷物
・衣類4日分
実車で長袖長ズボン厳守のためパーカー2着、ロンT2着。ズボンはジーパン1本、黒スキニー3本。下着はパンツのみ。コインランドリーで洗濯可能とのことなので3日分でもいいかも。
・部屋着
半袖2着、実車用とは別に長ズボン1本。ベットの場所によって寒暖差が激しいので要注意。ちなみに寝室にも監視カメラがあるのでズボンはいてないと最悪退校になる。
・バスタオル4枚
衣類と同様洗濯回数次第。一枚は枕カバーにして枕の厚みを増やしてました。
・iPad、Switch
普通自動車免許持ちの場合学科免除なので、暇つぶしアイテムとして。結局学科があった友人も就寝前や空き時間にやっていたので必須アイテムだと思います。
・ヘルメット
貸し出しもあるけど汚いらしいという友人の口コミがあったので、原付で使ってるものを持参。ただ実際はそこまで見た目や匂いは気にならなかったので完全に無駄な荷物だと思った。
・日用品
髭剃り、コンタクトレンズ、歯ブラシ、洗剤など。一応購買みたいなものも存在していて、そこでコンビニで買えるようなものは購入可能。ただコンタクトレンズはなくなると実車不可能だったので多めに用意した。
大まかにはこんな感じ。詳しくはカーアカデミー那須高原の公式サイトを参照してください。
>持っていったら生活が劇的に良くなったもの
・4つ口USBポート
ドンキホーテで購入できる。部屋でのコンセントはブラウン管ひとつのみ。充電するものがスマホだけならiPhone付属の電源タップ1つでいいけど、SwitchやiPadなど複数の機器をもっていくならUSBポートは持っていきたい。
・現金(千円札5枚)
先ほど紹介した購買は、カーアカデミー那須高原の教員が学生の代わりに近くのコンビニなどに買い出しに行くというシステム。しかし購入するには基本1000円単位での支払いが求められるため、自販機の利用やコインランドリーの利用で小銭を作る目的でも千円札は5枚程度準備しておいた方が良いかもしれない。ちなみにタバコも購入可能。
・小銭入れ
ホテル内では一人一人に靴箱とロッカーが1つずつ与えられる。主な貴重品はその中で管理することになるんだけど、教習前に飲み物を買いたいとかコインランドリーを使いたい時になんだかんだ小銭は必要になってくるので、ズボンのポケットに入るサイズの小銭入れは持っていったら生活が楽になるんじゃないかなと思う。
入校後の生活
ここからはカーアカデミー那須高原入校後の生活について簡単に解説していく。大前提としてコロナ禍での生活だったのでマスク必須、1日2回の検温があるなどの追加事項があったんだけど、今回はそれを抜きにした説明で許してほしい。
>1日の大まかな流れ
・7:00起床
基本的に那須高原の朝は早い。といっても教習なりなんなりで就寝時間は23:00~24:00になったから起きること自体苦ではなかった。朝食抜きでも全然生活できるって人は7:45起床でも全然問題ないと思う。
・7:30朝食
カーアカデミー那須高原の施設として「食堂」があるんだけど、これが宿泊棟と別の建物にある。なので基本的には少し早めに必要な荷物を持った上で食堂に行くことが多かった。おかずは毎日プレートだったから俺は白米と納豆だけで済ませていた。
・8:10朝礼
ここで1日の予定を教えてもらうことになる。ちなみにこれに遅刻すると1日教習を受けられないらしいから、時間の10分前には集合場所にいた方が良いと思う。
・12:30昼食
朝食と違って昼夕はおかずが1品につき1皿と良心的になっていた。
・17:30夕食
・20:00風呂
教習所内の宿泊棟の風呂は銭湯タイプの浴場。ちなみにシャンプーなどの備品は事前に持ってくるか購買で買わないと無い。ドライヤーもないのでマジで最低限の設備しかない。
・22:00点呼
就寝前に必ず点呼がある。基本はカプセル内から顔を出すだけで良いとされてるけど、たまに整列させられるときがあるから油断は禁物。
・23:00消灯
ここで基本トイレ以外にカプセルからでることは禁じられている。それまでに自販機の利用などは済ませておいた方が良いかも。
>覚えておくべきルール
・教習生同士などすれ違う相手全員に挨拶
これはわりと厳しい目で見られていたと思う。とはいっても無視してなければ良いみたいな空気だったから、「うーす」とかとりあえず声かけしてれば相手も返してくれるし、脳死でやれていたとは思う。
・男女間の会話禁止
以前入校した人が男女関係でもめたらしくて(確か連絡先とかだった気がする)、そこから施設内にいる間は男女間の関わり全般が禁止だった。ただ女性は施設外のホテルに宿泊だったため、偶然同じホテルでは無い限りは滅多に関わることもないなと思う。ただバイク庫前の喫煙所ではよく女性も一服していたため、退校覚悟で話してみるのはアリかもしれない。
・外出禁止
これは多分コロナ禍というのもあると思うんだけど、買い物に行くための外出も禁止されていた。そのため買い物をしたいときは冒頭でも触れたとおり購買を利用するしかない状況になっている。ちなみに俺が入校したその日に敷地外に出て退校したって人が2人いたらしい。
>知ってたら得すること
・食事に380円追加でラーメンが食べられる
基本合宿中の食事は無料(名札が食券代わり)なんだけど、そこに380円で食券を買えば中華そばが食べられる。朝礼する棟の一番手前側(事務所カウンター、学科教習の教室案内のある部屋)のカウンターで「食券買いたいです」的なことを言ったら簡単に買える。あとはその食券を食堂のお盆をもらうとこで渡したら中華そばが頼める。
ちなみに数日に1回の頻度で餃子が出てくるので、運が良ければ餃子定食がたった380円で食べられる。しかも美味しいので強くおすすめしたい。
・那須塩原駅集合の時点から教官がしっかり見てる
これは俺の同期(未成年)が実際に受けたケースではあるんだけど、那須塩原駅の広場にある喫煙所でタバコを吸っていたら、教習所について説明を受けた直後に「未成年喫煙」で面談を受けていた。ココでの面談は一種の前科みたいな扱いで、複数回面談を受けると退校処分になるから、目立ちたくない人は那須塩原駅に着いた段階で教習中という意識を持った方が良いかもしれない。
・コインランドリーの乾燥機は一番奥がおすすめ
コインランドリーのある倉庫みたいな部屋には、乾燥機が6台くらいある。だけど乾燥機は1台ごとに性能が違っていて、100円15分のものもあれば20分のものもある。どれを選んでも40分乾燥機にかけたところでは乾ききらない欠陥機なんだけど、中でも入り口から一番奥の乾燥機は100円20分で一番パワーのある台なので、結構取り合いになる人気台なんだ。
教習がキツいってのは人次第
俺は下調べなしに教習を受けたから余計に最初のインパクトにびびってはいたんだけど、同じカプセル泊だった人から聞くよりは楽に教習受けれたなと思った。ただその中でもミス=怒鳴られという評判や教官の圧に耐えられず退校する人は少なからずいたから、メンタルが弱い人はおすすめしない。
また初回教習が「挨拶の練習」という耳を疑うような教習で、たしか最初の15分くらいひたすら「お願いします」を連呼させられていた。この教習の後みんなで「ココマジで軍隊」「俺ら徴兵させられたんかな」とか笑い合ってた。ちなみにバイクにも礼・挨拶をしっかりしないと鼓膜が痛くなるくらい怒られる…と思う。俺は波風立てたくなかったから脳死で挨拶していた。
あと基本的に教習は教習生が1列でツーリングするみたいなスタイルで、教官が2~3人コースの草地に立ってて拡声器で指示するだけ。危ないと思ったときに止める人がいないからなんだけど、すぐに怒鳴り叱りが飛んでくる。しかも理不尽が多い。
だから小さなコトでへこんだり、メンタルが強い人でないと那須高原はかなり厳しい環境なのかなと思う。あといろんな年代の人が集まるから、もちろん40代以上のおじさんおばさんもいれば、16歳なりたての青年もいる。その中でももちろん静かな人、騒がしい人がいるため、ヤンキーっぽい人と絡むのがいやだと思う人もカーアカデミー那須高原は厳しい選択肢だと思う。
結局「住めば都」
ここまで簡単にカーアカデミー那須高原の生活の感想を解説したんだけど、思ったより地獄じゃないというのは伝わったかなと思う。
最短8~9日の宿泊で自動二輪免許を取得できるし、基本的な生活サイクルを身につけることもできる。教官の言うことをしっかり聞いて真面目に受けていれば怒鳴られることもないし、教習以外では気さくに話しかけられる教官が多いから、安く早く免許を取りたいと思う人なら是非とも検討してほしい。
唯一の不満点は朝食のおかずがプレートでまとまって出てくることくらいだったけど、そこは白米だけ持っていって、納豆なりふりかけなりでしのげたから本当に楽しい9日間だった。
同期を含めた同じカプセル泊の人ともたくさん友達になれたから、俺にとってカーアカデミー那須高原という選択肢は正解だったのかなと思う。誘ってくれた友人に感謝。
こんなところで初記事をしめることとします。
noteではバイクに関する話の他にも、阪神を中心とした野球の話、生活で発見したことなどを発信して行けたらと思います。
ここまでお付き合いありがとうございました。
また別の記事でもお会いしましょう。それでは。
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