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複雑な気分

 昨日の今日よ。
 ゆううつな話の続きよ。
 蓋を開けたら「搾り取られる側」じゃなく、今回は「与えられる側」だった。結果的に「え……(´へ`;」てなった。
 ほんとほんと。え……てなった。

 過去小説「隣の嫁子さん」で、ファンタジーにママネタをぶっ込んだけど、それでさらっと小説を書けるくらいには、ママネタ、多分、多い方だった。
 もうやめたけど(大事)、これで結構、面倒見がいい方だと思うのよ。
 自画自賛だと思うけど、やって、て言われたらまとめ役もやる。
 例えば世の中には色んなリーダーが居ると思うけど、私の場合は裏方をやるリーダー。地位にうま味とか求めない。リーダーやっても縁の下の力持ち。目立つの嫌いだから、目立つの好きそうな人に、目立ってもらって自分は裏方をやる感じ。処理するのは得意だし。采配するのも得意な方だ。
 まぁそんな性格だったから(過去形大事)、ママなっても周りのママさんの調整をしたりして、広〜く、深〜く(やろうと思えばできる)頑張ってお付き合いをやっていた。
 周りの人には喧嘩とかして欲しくないタイプだから、揉めそうだな〜って思ったら何かしら先手を打っておく、とか。いい感じに回るようにするのが得意な方なのね。
 だから、これで結構、お付き合いとか多かった。
 誰かを除け者にするのも嫌いな方だから、一人が好きそうな人には情報だけ渡してあげたりと、疎外感を与えないように気を遣う方。趣味が近い人とか、性格が合いそうな人とかを、マッチングしていくのもぼちぼちと。お子さんの年次が一緒、とかも「紹介しよっか〜?」て軽い感じで、ゴリ押しは嫌いだから、本当に望んでる人にだけ頑張る感じ。
 悪いことはしてないからええやん、て、そういう感覚だけど、皆と仲良くやれている人を疎ましく思う人ってどこにでもいるわけね。
 だからまぁ、そこでも攻撃されたわけ。
 大抵、攻撃される時はこれ。
 じゃああんたもやりなよ、と、私は思うけど、多分、私はできない人の気持ちがちょっとわからない。欠点は何? って聞かれたら、そこだと思う。一応フォローさせてもらうけど、私は自分(の気持ち)を殺しても努力して向上を目指す脳筋だから、他人に対しても何故それをしないの? それができないくせに文句を言うの? と、ちょびっと思っているところがある。
 脳筋だから許してほしい。
 私は努力しようとしない人の気持ちがわからない。
 そして、努力をしないくせに、結果だけ、成果だけ、持っていこうとする人の気持ちがわからない。
 ハリボテなんてあっという間に壊れてしまう。
 そういう良い環境を奪うことができたとしても、どうしてそこが良い環境に保たれているのか分からないだろう? どんなシステムでどうプログラムが動いているのか知らないで、維持管理できるわけがないんだよ。
 問題が起きたらどうするんだよ? 誰かと誰かが揉めたなら? 揉めないように手配している人がいるのを知らないだろう? なんでか、いつも、私の前に現れるテイカーは、そういうことを理解しないで私の居場所を奪おうとする。
 戦うか? って言われたら、しない。面倒くさいから。
 良いです。あなたに差し上げます。って、早々にグループから離脱する。
 面白いことにこれも何かの因果なのか、やってくるテイカーのタイプはいつも一緒だ。
 自分の方がそのグループをもっと上手く回せると思っている人で、やり口はいつだって、周りを全て取り込んでから。私に対するネガティブを植え付けるのが上手な人で、そういえばいつもちかいちゃんだけ得してるよね? と思わせる。
 してねーwww
 むしろ私は自分の身を削る勢いで、いつもみんなが仲良くできるように尽くしているよwww
 言葉で。態度で。気持ちで。環境で。
 でも、みんなはわからないんだ。与えられていることに気づかない人が多い。あげたものより大きいものが返ってきていることにも気づかない。何かもらったら、それ以上のものを返すようにしているからね。別れる時も、いつも良い気持ちで「またね」ってできるように気をつけている。
 でもそういうのって、気づいてもらいにくいんだよね。
 気づかない人は息をするように、ちかいちゃんだけ得してるよね? って思うみたいだ。
 じゃあもうしょうがないじゃん? 未練なんて少しもないよ。だってこっちは身を削ってるんだぜ? 負担は少ない方がいい。
 そんでいつも消えるけど、消えた後が修羅場みたいだ。ちかいちゃんという悪者を外してやったおかげで、もっと仲良くできるかと思いきや。調整されていた個々の薹(とう)が立ってきて、空気が上手く回らなくなったり、空中分解を始めたりする。
 これも因果なのかもしれない。その頃、私はよそで楽しく一人を満喫していて、あっという間に新しい友達ができていたりして、でも教えておくからね、みたいな世界の空気で、回り回って結果を聞かされる風になる。
 要らん。
 過去の結果など。
 不幸そうになってしまった結果なんぞ聞かんでいい。
 でも来る。知っておけよ、って言われているみたいである。
 お前のせいだ、って言われているみたいで、正直面白くないけれど、先に捨てたのはあちらでは? って、流行り小説のヒロインみたいな気持ちに浸ってる。毎度のことだ。事実は小説より奇なり。
 で、ママ友界にいたときも、これが起きた。
 当時の近所のボスママ(小ボス)、園ママ(中ボス)、大ボスは各学年ごとの支配ポジママだったのかもしれない。そんなに面識はなかったけれど、一斉に悪口をばら撒かれた感じだった。
 無論、事実無根の妄想系である。各学年で仲良くしていた先輩ママ、後輩ママがいたとして、いつも通り、じゃあ私は身を引くね? 自己負担無くなってむしろラッキー∩(´∀`)∩ な気持ちだった。
 ひとり遊び得意だし、他の地域にも友達居たし、なんならその頃、ネットに置いてた小説にお声がかかって、書籍化しますーって時期だった。
 あ、よく考えたら出版社もテイカーだったけど、全部は取られず済んだからヨシ、と全く後悔はしていない。強いていうならマンガ描いたから見て! ってお声がかからない寂しさがあるくらい。もし描いてくれたなら見にいくので、よかったらお声をおかけください(笑

 またヨコに逸れたから戻しますけど、そんな感じで、過去居た場所でのママ友関係は壊滅的なのね?
 それでも今でも仲良くしてくれる人はいるし、今の場所でも仲良くしてくれる人はいるし。私の人生として見ると負担ばかりが軽くなり、年々幸せになっていく近年だった。
 切れない縁はあるけれど、満たしてあげて切れた縁もあり、まぁぼちぼち悪くない、あとは好きなことをして生きていけそうだ、って。
 ゆううつーって思いながらも、もう一人誘われていた人に会いたくて、頑張ってモーニング行ってきたけど、上に書いたようなオチである。
 搾り取られる……と萎えていたけど、今回の相手の目的は、「ねぇ! 聞いて聞いてー!」の方だった。

 内容は、過去の私の、テイカーをやった人の末路。

 怖ぇぇ。
 ひえ……ってなった。
 一番怖かったかもしれん。
 皆さんの想像通り、曲者ママだったんですよ。
 周りの評判は良し。先生方を持ち上げるタイプだから、就学前も就学後も子供三人のどの学年でも、教師にもママ側からも頼られるボスママっぷり。むしろ悪感情を抱く方が「あたおかママ」。そして、その方から睨まれるママも「あたおかママ」。
 そう、私は後者のタイプの烙印者。
 別に何もしておらぬ。
 強いていうなら気に食わない、って思われていただけだと思う。
 なんなら、先の園ママ(中ボス)の子分をやっていた雰囲気だった。中ボスの旦那様が仕事できなくて左遷されたらしいので(不思議としっかり届けれられてくる草情報)、ついていった中ボスの代わりに中ボスに就任していた気配はある。
 それで私へ悪感情が残っていたのかもしれない、くらい。まぁ、他に私のことが気に食わなかった意地悪ママが、大量にこの人へ偽情報を届けていたので、ある意味使われただけだけど、確認しないで吹聴したら、普通に同罪だよな? とは思ってる。
 つまり、遠慮は無用である。
 私にしては珍しいけど、普通に嫌いな人である。
 この、普通に嫌な感じの曲者ママのお子さんが、中三という時期を迎えて不登校になっているらしい。

 えぇ……(´へ`;
 って思った。
 んな大事な時期に不登校……

 しかも、その方が一番大事な長男さん。
 田舎だもの。長男教だよ。下二人は娘さんだから、余計に自慢の息子さんでさ……そういうのでも盛り上がってたよ。本当に良い子だね〜って周りに散々持ち上げられて、実際良い子だったんだろう、だから不登校になったんだと思う。
 性格悪い不登校ってあんま聞いたことないもん。良い子で優しい子供だから、不登校になるんだと思うよ。そりゃもちろん私が身近で聞いたことがないだけで、中には大変そうな性格の不登校児もいるだろうけど……
 それを、いつもは持ってくだけのママ友さんが置いてった。
 巨大な巨大な爆弾を。
 置いてかれても困るやつを。
 そういや、ちかいちゃん覚えてる〜? って。○○さんの息子さんさ〜って。ぎゃーって耳を塞ぎたかった。そのボスママは嫌いだが、子供には罪はないと思う。珍しく嫌いな人のことだから、全世界に向けちゃって、こういうことあったよーって書いちゃうけどね。

 まじで因果応報じゃない?
 そりゃ、悪いことしないほうがいいよな、って思うよね。
 私だけじゃなくて他にもたくさん嫌な気持ちにさせた人が居たんだろうな、って。子供に罪はないだろうけど、なんとなく思ってしまったんだ。
 もちろん、他の不登校のお子さんをお持ちの方に、同じようなことは思わないよ? だって人それぞれだもん。不登校が悪だなんて思ってないし、それがその子の人生の転機かもしれないもの。もちろん、いい意味での転機だよ? 止まってしまったと思った時こそ、見えない場所でものすごいものが動いていると思うんだ。だから停滞してるなぁ……ってがっかりするんじゃなくて、それまで通り手抜きせず生きていくのが大事だと思う。
 で、すんごい興味深いのが、持ってきてくれた人、そういうのを知っている上で、子供にいくのはかわいそうだよね、って。
 当たり前のように同じようなことを、考えていたオドロキだ。
 だから縁が切れないのかもね。
 嫌だなぁ……って私は勝手に彼女のことを考えながら、実はその人が私の意識にすんごい爆弾を落としたり、新しい発見をする手助けをしてくれていたりして。たまには力になってくれたりもして、まだまだ彼女から学ぶことがあるんだぞ、って滲ませてきたりしてね。そういうのに気づくんだ。

 色々あって複雑な気分。
 だからネモフィラ。
 あなたを許す。花言葉。



ノシ

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