令和5年6月1日木曜日(旧暦卯月十三日) 歩くことと馬と小さな生活 日本蜜蜂 うえみて
5時、ヤスジさんからの電話で起きる。
田に鹿二頭入ってるそう。
夫、身支度してすぐに向かう。
少し肌寒く感じて、一瞬だけストーブを点ける。
今日から6月だけれども、俵山の朝晩は冷え込む。
山だからかな。
でも、暑い暑いと言って過ごす夏ももうすぐやってくる。
そんな境い目の季節。
洗濯などして、夫の帰りを待つ。
向こうの山の空が朝焼けのようにピンク。
雲は多い。
そういえば、明け方3時にトイレに起きた時、夜空は満点の星で天の川もキレイに見えた。
帰宅した夫と食パンと豆乳丸パン、ヴィエノワに豆乳チャイと野苺ハチミツヨーグルトで朝食。
鹿は逃げたそう。
野苺は、写真の新聞紙の箱に入れて、ユリカさんが持ってきてくれた。
野苺を調べていて、一番美味しいという紅葉イチゴ入りで。
彼女は歩くので、いろんなことをよく観察していて詳しい。
わたしもこちらに移り住んですぐの頃はよく歩いていた。
歩くたびに発見があって、キレイなものや不思議なもの、場所がたくさん。
ついつい時間優先で車を使うけれども、また違う時間軸で動いたり、今後は馬で移動出来たらな、とも考えている。
でもその馬の一生を預かることを想うと、環境を整えて、焦らずだな。
これから、外のエネルギーを使うのではなく、身近なものやもうあるものをいかに生かすかが大事だと想う。
そして、自分の食べるものや必要なものを自分で作れれば、遠くに行く必要もなくなると。
現に今のわたしがそれに近くなっている。
目の前の橋を渡らずに過ごす日も多々。
でもそれは、外の役割を夫がしてくれているから。
役割分担が、最近少し回りはじめたような気がする。
育苗の苗箱を田の横の水路で洗う。
すっきりした。
育苗もこれで終わりだな。
今年の経験が来年につながるだろう。
長いようであっという間に来年は来る。
人の時間なんて、きっと一瞬なんだろうな。
畑の草取りを少しだけする。
田植え中の夫を迎えに。
田植え機に乗って田に出て、自分の車は倉庫においてるので。
先日作った鹿肉まんと春雨キャベツスープ、玉ねぎの卵焼きと茹でスナップエンドウでお昼ご飯。
田植えも残り少し。
食事後少し休憩して、畑でワケギの球根を掘り出す。
また8月過ぎに植えれば良いのかな。
本を見ながら、試し試しやっている。
少し草を刈るが、シロツメクサを今度の放課後子ども教室に持って行きたいので残す。
(前回、校庭のシロツメクサで冠を編んでいたけれども、茎が短くて上手く出来なかった。家ので編んで持っていこうと思う)
家に入ってハチミツウイスキーケーキと豆腐をつくる。
この間、自分で日本蜜蜂の採蜜をされているタケイさんにたくさん蜂蜜をいただいて、それを使ってケーキにしてみる。
本に載っていて、一度焼いたことのあるレシピ。
あらためて焼いてみると、シンプルながら淡い旨みというか、しみじみとした味でわたしは好き。
日本蜜蜂は、一生のうちティースプーン一杯分の蜜を集めるそう。
なんと貴重で、そしてそれを横取りするわたしたち。
他の命を殺しながら生きていることに、自覚的でありたい。
夫17時頃帰宅。
うえみて。(田植えが終わってお祝いすることを"うえみて"と言うらしい)
夫は、罠などの写真の現像をしにコンビニへ。
お風呂へ入る。
夕ご飯は塩鮭とネギトロ、お揚げと玉ねぎとワカメのお味噌汁にキャラぶき、出来たて豆腐にご飯。
いただいたスパークリングワインを飲む。
イタリアのスプマンテ。酔いが早い感じがする。
夫が買ってきてくれたハーゲンダッツのアイスクリームをデザートに食べる。
久しぶりのハーゲンダッツ(クッキー&クリーム)は美味しかった。
21時30分寝室。
夫もひと段落。
少しゆっくり休んで、息抜きに映画でも行きたいねと話すけれども、なかなか実現しないんだろうな。