令和5月5月27日(旧暦卯月八日) 意拳 ヴィーガンランチ マタイによる福音書
6時起床。起きた時からもう風が暖かい。季節が一つ進んだ。
夫も少しして起きだす。
食パンと、ヴィエノワにあんことバターをはさんだものを試食がてら食べてもらう。それとバナナヨーグルトとコーヒー。
今日は俵山の道路清掃(道路サポート)のお手伝いがある夫。
担当圃場の築地の見廻りもあるので7時位に出る。
洗濯して軽く掃除。
わたしも同じパンと豆乳チャイ、ゆずきちジャムヨーグルトの朝食。
8時15分ころ外出、萩市へ。
『意拳』という武術のお稽古に行く。
鹿角やパンを送ってる、料理教室もされてるツキモリさんのお兄様がその武術の師範で、月に何回か萩でお稽古があるのをSNSで知って申し込んでいた。
家の田植えが終わらないと行けないと思っていたけれど、先日夫が頑張って終わらせてくれたので。
夫も一緒に行けたらいいんだけど。
萩のセミナーハウスという場所に、ナビを入れたけど少し迷いながら着く。
萩は城下町で古い建物も残っているので、道がかなり狭い。
いつもは体育館を借りてるそうなんだけど、今日は空いてなくて畳の研修室。
合計13人くらいかな、参加者と師範のツキモリさんと妹のツキモリさんも集まり、簡単な説明から始まる。
まずは①動的ストレチ
仰向けに寝て、足や手を小刻みに揺すったり。
これだけで体が温まり、血が全身に巡るのがわかる。
あとは肩甲骨や骨盤を前後左右、回転させたり。
丹田を意識し、重心を落とすやり方など。
次に②站椿(たんとう)立禅ともいうらしい。
脱力して肩幅くらいに足を開いて立ち、高いカウンターに軽く腰をかける感じ。
ゆ〜っくりと手を動かしていく。
「意念(イメージ)」を使って体の中を練り上げるというのだろうか。
初めてで上手く言葉で表現するのが難しい。
かなりゆっくりとした動作を繰り返し、水の流れを感じたり、大木に自分の手がゴムのようなもので引っ張られているのをイメージする。
そして③試力。站椿で体得した力を実際に試すこと。
二人一組になって手首を合わせて押し合うような。
丹田から、相手の遠くの方へ水を押し出す感覚で、そして相手の丹田から出たものも受ける感覚、と師範がおっしゃっていた。
「出して受け止める」、両方の力が合わさって技や力になるみたい。
この二つのバランス、生きていく上でとても大切なことだな。
站椿と試力、どちらも内面でやっていることは同じで、動いて見えるかそうでないかの違いだそう。
まだよく分からないけれど、意拳、思想や考え方、体の使い方など多分自分の性分に合っていそう。
その後、ツキモリさん(妹さん)が料理教室などもされてる自宅にて懇親会ランチ。
ツキモリさんのお料理、ずっと食べたくてようやく念願かなう。
お野菜中心の、素材の美味しさとそれぞれの味付けのバランスがとても良い、体に入ってくるお料理。美味しい。
食事をしながらみんなで師範に質問したり、簡単な自己紹介など。
師範は子供の頃から武術一辺倒で、小学校6年生の時に、自分は武術で生きていくと決めたそう。
ご自分で変態ですとおっしゃってたけど、そうやって突き詰めていく姿は素晴らしいなあと思う。
ご兄妹そろって探究心の塊のような。
いつも鹿角を送っている、保護犬のざくちゃんに会う。
写真や動画はよく送ってもらっていたけれど、会うのは初めて。
写真の通り脚の長いハンサムボーイ。
いつもは割と吠えるそうだけど、今日はみんなで取り囲んだからか大人しいそう。
「おやついる人〜」と言ったらちゃんとちょうだいのポーズをする。可愛いなあ。
みんなで片付けして、シーマート(萩の道の駅でお魚が新鮮で安い)で鯵を4匹買う。
お店の人に3枚に下ろしてもらおうかとも思ったけど、自分でやらないと上達しないのでそのままにする。
もう一軒、スーパーマーケットで少し買い物して、ガソリンを給油して帰路へ。
カワワキさんに鯵と漬けた梅酒を持っていく。
帰宅して片付け、ご飯の用意。
夫は午後からの田植えを終えて帰ってたみたいだけど、カワワキ家の後ろのお山に猿が出没、それをずっと追っていたそう。
カワワキ家の、軒先に干した玉ねぎ狙いらしい。
そしてまたスナップエンドウをいただく。可愛いお花のラッピング付き。
夫、薪風呂の用意。
わたしは買ってきた鯵3尾を下ろす。
皮が上手くはげない。刺身も、全くエッジのない切り口。
しかし脂がのった、美味しそうな鯵。
お風呂に入って夕ご飯。
鯵のお刺身(わたしが捌いたのでひどい。夫はとても上手)、豆腐とお揚げワカメのお味噌汁、クリームコロッケ(スーパーで買った)と赤玉ねぎとグリーンピースのかき揚げ、篠原さん(今日罠に狸がかかり、それの処理のお礼でいただいた)のかつお菜の塩揉み。
すっきりしたビールが飲みたいと夫が言っていたので、バドワイザーを買ってきてたけど、美味しい!すっきりしてる、と喜んでた。
いつもより酔ってないような気もする。
長門市の多分、農業法人で、5人中4人の方が入院する事態になっていて、田植え前なのに代掻きが出来てない、という話をする。
夫はいろいろ免許(大型牽引など)もあるし、役に立つならやりたい気持ちもある・・といったことも。
寝る前にも、賢くなった今の日本人が第一次産業のきつい農業をやるわけがない、といったことを夫は言う。
ほんとに賢いのか?農を業にしたことがそもそも間違いなのでは?といろんな考えが出てくるが、なかなか解決策はポンと出てこない。
でも、お金で空腹を満たすことは出来ない。
土に触れ、人間では生み出せない命を、土から生み出す手助けをやっていくことなんじゃないだろうか。
好きな聖書の一節がある。
鳥たちは何も思い煩うこともなく、生命を謳歌している。
それを人間が出来ないことがあろうか、と思う。
『歌うように、踊るように生きる』と、ここにくる少し前に想ったけれども、それが叶うものとして生きていきたい。