新緑と芸術と
文章を途中まで書いといて上げるのをケロッと忘れてたのですが、先週の水曜日は休業日扱いだったので電車とバスでお出かけしてきました。
バスを降りてすぐそばにあったもんで寄ったのは旧齋藤家別邸。回遊式庭園を有する大正期の和風建築で、砂丘の地形をうまく利用した庭は立体感があり、新潟市の中心部にあるにもかかわらず静けさと涼しさを堪能できます。
実は前にも1度来たことがあるんだけど、その時は期間限定の夜間ライトアップで昼間は今日が初めて。新緑の季節ということもあり、心のお洗濯が出来たような気がしましたですよ。
そんな感じですっかり和の雰囲気に和んじゃったけど、この日の本当の目的地は新潟市美術館で開催中の『絵本原画の世界2022』。平日狙いで行ったんだけど、美術館の駐車場はほぼ埋まってて、お客さんも思っていたより多かった。作品点数も多く、作家によってスタイルもさまざまで見ごたえがあって大満足。
ただ、来ていた小さい子が大きな声を出すものだから、その子のお母さんが係員に注意されてたのがちょっと気になった。お母さんはゆっくり観たいのに、子供は興味がないようで先に行こうとお母さんをせかす。そもそも美術館の展示は子供が見やすい高さじゃないから、つまらなかったのかもしれない。
絵本は子供向けのものだけど、その原画が作品として美術館に飾られると子供のものではなくなってしまうようだ。せっかくなら子供が観て感じたことを思ったままを言える日や時間があってもいいのかもしれないな~とかちょっと思ったりした。あと、お母さんのために託児サービスとかもあったらいいのにな~とも思ったけど、こういうご時勢じゃ難しいのかもなぁ…