見出し画像

ぶらり栃尾ひとり旅

土曜は長岡市栃尾美術館へ行ってきました。

ここの美術館は気になる企画展がよくあるんだけど、土地勘皆無なもんで行くのはずっと躊躇していたのですな。で、調べてみると長岡駅からバスで約1時間、料金は640円。
ということは新潟市と実家がある新発田市と距離的にほぼ同じくらいじゃね?と気付き、それだったらまぁなんとかなるか~とか思ったのですな。ま、後で考えが甘かったなと気付くんだけどさ。

千円なので往復で元が取れる

まずは電車で長岡駅まで行き、越後交通の休日乗り放題パスを買って東口から栃尾車庫行きのバスに乗り込む。長岡中央綜合病院を過ぎて家並みも途切れると坂が始まる。バスのエンジン音が明らかにがんばってますモードに変わる。
途中、競輪の場外車券売り場であるサテライト中越でおじさん達が降りて行く…てか、こんなとこにあったんだ~とか思う。
新潟と新発田は越後平野の中なので高低差なんてほとんどないけど、長岡と栃尾の間には坂も多くて新榎トンネルとかいうえらく長いトンネルまであってちょいとビックリ。

オレンジ色のが欲しかったのでよしとする

なんだかんだで栃尾の中央公園前で下車。ここから美術館までは徒歩15分ということになっているのだが、ここで雨が降り始めた。うちの方は降る予報じゃなかったもんだから傘を持ってきていない。商店街の靴屋さんの前に550円の傘があったのでオレンジ色のを購入。お店の奥さんに美術館への道を尋ねたら丁寧に教えてくれたのだが、店の奥にいたおじさんは「俺の母校のそばだな」とあまり必要でない情報も教えてくれた。

これはまだ序の口だった…

商店街から美術館方面に曲がるといきなり坂。とにかく坂。途中の秋葉神社で参拝し、石川雲蝶も関わったという本殿の彫刻を金網越しに堪能。これはマジですごかった。いいもん観たわ~♪

さらに坂を上ってようやく長岡市栃尾美術館に到着。マジで汗かいた。本日のお目当ては絵本作家の齋藤槙さんの展覧会。『ぺんぎんたいそう』という絵本が有名ですな。切り絵やステンシルなども用いた絵はとても素敵だった。

帰りは下り坂なので楽チンと思いつつ、秋葉神社の彫刻をもう一度観てから中央公園前バス停に戻る。バスまで時間があるけど、近場で昼メシを食う場所もなさそうなので持参した飴でしのぐ。

秋葉神社近くの坂のハナミズキ(たぶん)
急坂の先が見えてませんな

地域の複合施設であるトチオーレでは午後からアカペラのイベントがあるらしく、あちこちで練習する歌声が聞こえる。生歌、いいもんですなぁ。残念ながら開演とバスの出発時刻がほぼ同じなので本番は聴けなかったけどさ。

開演前

帰りは見附を経由するルートで、こちらの方が少々時間がかかる。自分が今どこにいるのかよくわからないままバスに揺られてるわけだが、こういうのって実は結構好きだったりするんだな。長岡名物の松田ペットの看板を見つけたり、初めて通る見附の市街地を眺めたりとそれなりに満喫。

長岡駅まで無事戻り、遅い昼食をとってから電車で帰宅。疲れたけど楽しかった。ただ、栃尾美術館はあの急坂を考えると行くなら春か秋だな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?