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iPadのキーボードアプリでよく勘違いされること
今年も新しいiPadが発売されました。iPad ProやiPad Airなどが新しくなり、新しいプロセッサが搭載されるたびによく言われることとして、iPadはPCの代わりとして使えるのか、ということです。
つい最近見た記事では、こんな感じの記事が出てました。特に今年は、Macよりも高性能なプロセッサM4を積んだiPad Proが出てきたため、期待された方が多くいたようです。
しかしながら、プロセッサが最新のものを使用しても、肝心のOSがiPadOSであるため、macOSやWindowsと同じようなことをさせようとしても無理があります。
よく多くの人が勘違いしてしまうこととして、上の記事でも取り上げられているキーボードアプリがあります。
iOS、iPadOSのキーボードアプリは、あくまでも標準のキーボードの代わりに使うためのアプリであって、macOSやWindowsでいうところのIMEの代わりに使えるものではないのです。とは言え、キーボードを変更するとキーボードで入力した文字を別のアプリに出力する際、加工して、つまり漢字変換をして出力するということがキーボードアプリとしてできるため、多くの人がキーボードアプリ=PCのIMEと同じものと勘違いさせてしまう元なんですけど・・・。
そのため、外部キーボードを使用するとどうなるかと言えば、インストールしたキーボードアプリを使用しない、と言うことと同義となり、外部キーボードから入力した文字を加工するのは、標準の漢字変換の仕組みを使用すると言うことになるのです。
ちなみに、Androidのキーボードアプリは、macOSやWindowsでいうところのIMEと同じような考え方で処理ができるために(InputMethodServiceの実装)、外部キーボードを使用する=画面にキーボードアプリのUIを表示しないだけであり、外部キーボードから入力したものは、そのままインストールしたキーボードアプリに送られて処理される、と言うことになります。
そろそろ、iPadOSもそのように変更して欲しいのですが、セキュリティの関係なのかよく分かりませんが、頑なに考えを変えてくれそうにありません。iOS、iPadOSのキーボードアプリは、キーボード拡張として作られるようなので、Androidのものとはそもそも出発点が違うような気がします。
まぁ、iPadOSはいくら進化したとしても、macOSにはなることがないので、プロセッサが最新のものでもPCの代わりになることはないんですがね。皆さん、iPadに変に期待するのはもうやめた方がいいです。iPadはiPadとしての使い方が十分にあるのですから、その中で使えばいいだけです。
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