【週1タロット】インタビュー スプレッド 1デッキ目
週1タロットとしてスプレッドの練習をしていますが、現時点で、ペース的には週1〜2回くらいでひけています。
今回はタロット自身に得意不得意な分野を聞く、インタビュースプレッドの記事です。
また、私はデッキを2つ持っているので、この記事では最初に入手した、スタンダードなマルセイユ版タロットのほうのデッキでやってみたものです。
※最初は大アルカナのみでひいてしまったのですが、小アルカナも入れてひきたかったため、改めて大アルカナと小アルカナを混ぜた全78枚でひいたものも一緒に記事にすることにしたので、その両方を書いています。
以前記事にした 3ヶ月間で目標を達成するまでの計画 に則り、リーディングをしていきます。
インタビュースプレッドは、6枚のカードを使います。
それぞれの配置の意味はこちら。
① デッキの特性・個性
② デッキの得意分野
③ デッキの苦手分野
④ 表現の傾向
⑤ 占者の姿勢・視点の持ち方
⑥ そのデッキを使用することで得られるもの
この中でデッキの特徴(性格)を表すのは①と④なので、この2枚をセットで読むようにすると大体の特徴が見えてくるそうなのでよく見ていきます。
そして私はインタビュースプレッドの場合、大アルカナは正逆関係無く読みます(小アルカナは元々正逆無しとしています)。この部分は割りと自由に受け取っても良いそうなのです。
ただし正逆の数でそのデッキとの相性が分かるそうですので、そういった意味で逆位置を意識しています。
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【こちらもどうぞ】2つ目のデッキの結果はこちら。
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大アルカナのみ
スプレッドに出たカード
① Ⅴ Le Pape(教皇)逆位置
② ⅩⅠ La Force(力)逆位置
③ ⅩⅡ Le Pendu(吊るされた人)
④ Ⅱ La Papesse(女教皇)逆位置
⑤ ⅩⅥ La Tour(塔)逆位置
⑥ Ⅶ Le Char(戦車)
① デッキの特性・個性
Pape は場面によって、父性と子どもらしさの両方の面を見せます。
また、教皇なので人に教えを広めている人物です。
④で出ている Papesse の持つ書物に書かれていること全てを教える、または示してくれるデッキなのではないかと感じています。
①と④で教皇と女教皇が出てくると、なんだかありがたいような気がしてきます。
② デッキの得意分野
Force は物理的な力を表します。
活力・精力や気力・傾注・力強さ・エネルギーといったキーワードを持っています。
これらは、行動しようと腰を上げるために必ず必要なものなので、迷ったり悩んだりしている人の後押しをするということなのではないかな、と感じました。
③ デッキの苦手分野
Pendu は、儀式のための生贄のような存在だとも言われています。儀式が終われば解放されるのですが。
犠牲を払うとか、身動きの出来ない状態を表すことが多いです。
何か、相談者にとって犠牲を強いられるとか、大きく環境を変えるような提案をすることは苦手としているのかもしれません。
④ 表現の傾向
Papesse は本を持っています。タロットの女教皇の持つ書物は「アカシックレコード」であるという説がよく聞かれます。
アカシックレコードとは、Wikipedia によると "元始からのすべての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念" とのことでした。(勿論簡単な、冒頭の一部分のみの抜粋ですので、詳しくは Wikipedia でご覧ください)
そんなカードが④なので、このデッキは恐らく質問者の状況を分析して、女教皇の持つ書物の中からぴったりの答えを探し出してきそうです。
でも書物には宇宙誕生以来の事全てが書かれているらしいので、タロットで占いをする度に女教皇が必死でページをめくる様が目に浮かんできます……大変そう!
⑤ 占者の姿勢・視点の持ち方
Tour とは、人間が塔を我欲のために積み上げ、それが神の怒りに触れて稲妻により破壊されている場面を描いたカードです。
その様子を知るだけで、私自身の欲望や願望、希望を託すようなことは慎んでおくべき、な気がしますね。
⑥ そのデッキを使用することで得られるもの
Char なので、目標に向かって進んでいく活力や精力など、そういったものが得られるのだと思います。
戦勝や勝利といったキーワードも持っていますが、占いでそんな争うようなことはあまりなさそうですので、このカードのような力強さを得る、と解釈しました。
全78枚
スプレッドに出たカード
① Epées 2(剣の2)
② ⅩⅩ Le Jugement(審判)逆位置
③ Bâtons 6(杖の6)
④ Ⅲ L’Impératrice(女帝)
⑤ Deniers de Valet(貨幣の小姓)
⑥ Deniers 10(貨幣の10)
① デッキの特性・個性
Epées の2には、決闘や戦い・対立したり正反対であったり対照的である力・競争・力関係による決着(交渉決裂)・裁判や判決や判断や分別・神明裁判・討論や議論や(心の)葛藤、などのキーワードがありました。
神明(しんめい)裁判とは聞き慣れなかったので、例によって Wikipedia で調べてみました。中世では、証拠がなく無実を証明できない場合などに開かれることが多かったようで、神意の現れる色々な方法を用いて裁判をするというものでした。その方法が少し現代的に考えると面白かったので、良ければ皆さまも是非検索してみてください。
さて、どのワードも、2つの正反対の立場があることが前提になるものです。剣は「風」を表すスートで「分ける」ことを意味し、更に2という数字で分かれたものが対立するという意味合いが強くなるのだと思います。
この項では中でも、「討論・議論」というワードに注目しました。大アルカナのみで見た①と④にせよ、全78枚で見た④にせよ、王たちは、よく議論されたのちの文言を述べることが多いと思います。答えを出すのに、相談者や占者にもよく確認を取るような性格のデッキ、なのかもしれません。
② デッキの得意分野
Jugement には新しくすること・入れ替え・一新などのキーワードがあります。
カードには天使がラッパを吹いて死者を蘇らせる様子が描かれているとよく言いますが、個人的には、死者は蘇るのではなくて「生まれ変わる」のではないかな、と思っています。
ただし「審判」と呼ばれるように、生まれ変われるかどうか、また生まれ変わる先などは、天使は神の遣いというところから、神の意志によるものがあるのかもしれません。
ということで、このデッキは「新しい価値観に目覚めさせる」とか、「新しい習慣を提案する」とか、そのようなことが得意なのではないかと感じました。
③ デッキの苦手分野
Bâtons の6は、障害物・妨げ・問題に根本から立ち向かう・損害のリスク・非常に壊れやすいバランス、というキーワードを持っています。
「問題に根本から立ち向かう」が苦手分野に出てくるのかあ、とびっくりしましたが、大アルカナのみでひいた時のカードも併せて考えてみました。
Pendu なのですが、 "儀式が終われば解放される生贄" と書きました。よくよく考えると儀式(時期)が終わるのを待っている状態ですので、自身では何も解決していないのですよね。
得意分野を見ても、後押しをしたり新しい価値観に目覚めさせるなど、環境や状況をどんな視点で見るか、ということを意識したデッキなのかもしれませんね。
また、問題に対してどう対応するかよりも、見通しを立てることのほうが得意なのかもしれません。
④ 表現の傾向
Impératrice は、女帝です。肥沃・豊饒・精神や創造力の豊かさ、というキーワードがあります。
大アルカナのみの場合は Papesse (女教皇)でしたが、どちらも女性の、一番上の地位の人物です。
女教皇は神に仕える存在で処女性を持ち、女帝は妻や母親のような、より女性的な存在であると言わていることが多いです。そのためどちらも愛情がありますが、女帝のほうがより慈愛的であるそうです。
全78枚で見た①でも書いた通り、よく勘案して答えを出すデッキだと思うので、これにより相談者によく寄り添った表現をしてくれるのではないでしょうか。
⑤ 占者の姿勢・視点の持ち方
Deniers de Valet(貨幣の小姓)は、騎士になるために地道に努力を重ねているということです。
キーワードとしては、学生・新しい、または輝くアイディア・手引きを探す、というものがあります。
このデッキで11月から練習やお勉強に励んできましたので、今の私そのままのカードが出ていると思います。
⑥ そのデッキを使用することで得られるもの
Deniers 10 は、富や豊かさ・遺産や相続や伝承・一時的な成功・貴重なものや人を発見する、というキーワードがありました。
⑤で出た心掛けるべき姿勢でこのデッキと向き合うことで、お遊びでは終わらない結果が出てくるように感じます。
そして、一時的な成功というのが少し気にかかっていたんですが、もしかすると逆にその結果で満足せずに、よりタロットと深く付き合っていくことを望んでいるのではないか、と思っています。
総括
デッキの性格・表現方法
とてもよく分析をする
答えを出すのに十分討論・議論をするのが前提である
デッキの持っている情報を惜しみなく示してくれる
女性的な優しさをもって表す
得意な分野
現在の状況や環境を見る視点・受け止め方の提案
スタートを迷っている場合の後押し
2つ以上の選択肢の比較
目標設定などの、未来の見通し
※職種の適性・就職先の比較・恋愛の未来・運勢・性格占いなど
不得意な分野
問題に対する対応方法
現在の環境・状況を変えるかどうか
※意中の相手に脈があるか(発展できるか)・転職をしたほうがいいかなど
占者の姿勢・視点の持ち方
私の欲望・願望・希望を託して占うのは厳禁
デッキとともに、女教皇の書物の中から答えを探し出すように協力する
デッキを使用することで得られるもの
目標に向かって進んでいく力
普段の生活では得られない、人や物との出会い
その他感じたこと
大アルカナの逆位置の数を見ると相性は良いとは言えないけれど、練習・勉強にはぴったりのデッキであること
(実は「しょうがないなあ」と思いながらも教えてくれているのかも)
十分練習して、どんどんタロットの世界に進んでいくようにと思っているのではないかということ
その過程で、このデッキはメインでいようとしていないであろうこと
今年の1月11日からこの記事を書き始めて、今日やっと全て書き終えることができました。1月中には間に合いませんでした……。
当初は「ふーん、そうなんだ〜」と思っていても、時間が経つとちょっと違う側面に気付いたり、また改めてアウトプットをしていると文章を書くことでより詳細な調べ事をする必要があるため、表れた意味を裏付けするものに気付いたりして、やっぱりこうして記事にすることで何重にも勉強になると感じました。
占う頻度などにもよりますが、人と同じように、数ヶ月〜1年くらいのスパンでデッキも変化していくとのことでしたので、また定期的に出来たらいいなと思います。
今回はとても長くなりましたが、お読みいただいてありがとうございました。
またもう一つのデッキも書いていきますので、投稿した際にはよろしくお願いします。
2020/02/01