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思い出デジカメ『リコーペンタックスK-3 Mark III』
今こそ「一眼レフ」の安心感。リコーペンタックスK-3 Mark Ⅲ(2021年発売機種)
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今回リコーペンタックスK-3 Mark IIIを手にする機会を得て「ああ、久しぶりにカメラらしいカメラを持ったなあ」と、そんな気持ちにさせていただきました。
もちろん、仕事柄新しいカメラを握る機会も多く、先月なんか各メーカーのフルサイズデジカメ一挙比較みたいなお仕事もありました。(2021年某社某カメラムック)
それでもやはり久しぶりに握るペンタックスブランドのカメラボディはカメラ感がどこか違うのであります。
ド新品の使い易いテフロン加工軽量フライパンに比べての重厚無骨鋳鉄フライパンのフライパン感と言いますか、最新鋭電子オーブンレンジのデジタルチン音と比較してホムセン1980円トースターの物理的チン音というか、なにかこう胸のトキメキが違うのです。
そう、手応えとでも申しましょうか。
日本初の一眼レフメーカーの矜持を持って熟成開発したAPS-C機として究極の光学ファインダー、PENTAXの伝統的堅牢ボディ、各ダイヤルやボタンの手触りと操作感覚、重厚な一眼レフならではの「ただいま露光中!」を感じるシャッター音。一眼レフを追い求めてきたPENTAXだからこそ出来たこの一台。古き良き一眼レフの正しさを今に伝えるK-3 Mark III。これほどまでこの一眼レフに心躍るのは、わたしがいまどき化石燃料をガンガン燃しながら走るタイプのクルマを好み、ペイペイよりも現金払いを選ぶタイプだからでしょうか?…そうです、男子は生まれつきこういうふうにクラシカルで無骨でヘビーデューティ香るデザインが好きなのです。
だからワイスピは9作品もあるんです。そしてトップからボトム、フロントとリアまで全面マグネシウム合金の高強度ボディに高まる信頼感。
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そんなボディに詰め込まれた最新のテクノロジーをご紹介しましょう。
まず一眼レフの一眼たる所以である高性能光学ファインダーは視野率約100%にして約1.05倍のファインダー倍率。高屈折率ガラスペンタプリズムの採用でAPS-C一眼レフカメラでありながら、フルサイズ機であるK-1 Mark II同等の広い視野を確保しております。
また、ペンタプリズムの反射率の向上により明るさを従来機に比べ約10%アップさらに補正レンズやコーティングの最適化などでより自然な見え味を確立。カメラを通して目にする景色がいつもより明るく見えてきます。
こんなふうにカメラ界の未来も明るいものとなれば良いのですが…さて、新たな有効画素数2573万画素のCMOSセンサーと画像エンジンPRIME Vの優秀さは撮影を始めるとその精細な描写力に丁寧な色彩に惚れ惚れし、撮影した一枚一枚の映像を鮮やかに表現してくれているのに気が付くはずです。
そしてさらに最高感度ISO1600000という驚異の高感度撮影が可能な点に驚き、新開発のシャッター機構は約30万回の高耐久性能と約12コマの高速連写性能を備えていることに感嘆するでありましょう。
またAF性能も101点測距へと大幅に進化。
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沈む夕日に向かうカップルのシルエットと周囲の情緒を描写するしっとりとした色味がK-3 Mark IIIカスタムイメージ「雅」のもたらす表現力です。
ワンランク上のフルサイズ機のような奥行き感は約2573万画素新センサーと画像処理エンジンPRIME Vと20-40mmF2.8-4ED Limitedが繊細な光、細かい輪郭を忠実に捉えているからなのであります。そして水辺でも安心して撮影できるK-3 Mark IIIの堅牢性が撮影の幅を広げてくれるのです。 撮影データ
シャッター速度:1/1600秒
絞り:f6.3
撮影感度:ISO400
カスタムイメージ:雅(MIYABI)
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