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思い出デジカメ『Nikon D90』
2008年のNikon D90発売直後にレビューしました。
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先日、私はニコンD700を大絶賛した。すこぶる高感度に強いその画質に魅了され、D700を讃えて崇めてしまった。
しかし、しがないカメラマンにはおいそれと捻出しかねるその価格約33万円。
あれからひと月、美しく終わった思い出と冷酒は後から効く。住宅ローンの支払いも学資保険も待ってはくれぬ。
働けど働けどなお我が暮らし、じっと見入るニコンのHPに・・・ぐは!新たな新デジ一眼が!D300とD80の良いとこ取りモデルじゃんこれは!これなら我が家の10万円貯まる貯金箱を取り崩せばもしかすると・・・
まてまてまて、もっと良くみろ俺。慌てるな僕。まず震型、いけね変換ミス!神型、いいやこのままいっちゃえ!神型カメラその名はD・・・
と、その後紆余曲折を経て我が家に届いたD90がココに。
ニコン独特の黄金色に輝く神々しい外箱、これは我が家の御神体として開かずのまま子々孫々かしこみかしこみ奉り候、ってそれじゃインプレッションできないじゃん。よって開封開陳させて頂きました。
さて、このD90はボディ質量約620g、APS-C
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サイズの記録画素数12.3メガピクセル、連続撮影速度約4.5コマ/秒、価格はずばりオープンプライス、ぶっちゃけ実売価格は約12万円にポイントがつくだでよ!といったクラスでこれは入門機D80の衣をまとい、準プロ用機種D300の志を受け継いだ両機種良いトコ取りのデジタルイチ眼レフと申し上げてもよいでしょう。
まずこの絶妙なサイズとデザインを見てもらいたい。
「限界まで詰め込みました、うははは!分解修理なんかしたら中身が飛び出すんじゃないかと心配で心配で・・・」という感じはまったくなく、「デザインを研ぎ澄ましたらこういう具合になりました」と充分にコンパクト、かつナイスグリップ感覚。
そして熟成されたインターフェース。
私は今までニコンのカメラというのはなんと独特な操作感覚なのだろうと思っとりました。例えば・・・いえ、やめておきましょう、過ぎた話です。それより「ここ押すと、こうなるんだっぺな!やっぱし!」と確信が持てる直感的な操作感覚って素晴らしいのね。っつうことでD90万歳。
その他にも・・・これは言っちゃいますけど最高機種のD3の意表をついた場所のライブビューへの切り替えダイヤル。レリーズモードダイヤルの普段隠れて見えないってのはどうよ?と思ってはおりましたが、このD90では新たにライブビュー切り替え専用背面ボタンが親切にも新設されたのであり、いかなる場合にも素早くライブビューに切り替えることができるようになりました。
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