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思い出デジカメ『Nikon Z50』

DXフォーマットミラーレスニコンZ50 (2019年発売機種)


 ちょっと調子良くなかったのがニュースになってしまった昨年のニコン。こういうのは調子が上下したりするモノなのではないでしょうか?
 令和になって2年目の今年はきっといいことあるはずです。そう、写真だって上手く撮れるときばかりじゃなくて、取り巻くいろんなモヤモヤが原因で何を撮ってもパッとしねえなちきしょうめ…なんてこともございますでしょう。ええ、あたしなんかはそんなのしょっちゅうです。
 しかしカメラに罪はありません。
それでも、気持ちがノらない時なんかはいっそカメラを変えると気分も変わるというもんです。たとえばこの新型ミラーレスZ50はいかがでしょう!
 この新型ミラーレスカメラはすこぶる優れたレスポンス、シャープな反応と切れ味、撮れば撮るほど気分がよくなる上向きカメラでございます。性能面もZシリーズ初のAPS-CサイズDXフォーマットセンサーを搭載し有効画素数は2088万画素と控えめ画素ながら、撮影感度はISO100からISO51200、4K動画、ムービー、スチール写真で幅広い表現を可能にした20種類の「Creative Picture Control」搭載と充実の撮影機能を搭載。基本性能方面も気分上々なクリアーでレスポンス良しの236万ドット視野率100%のEVFを採用。幅126.5 mm、高さ93.5 mm、奥行き60mmというミニマムボディで質量約450 gという驚きのライトウエイト。
 わがままボディの大型一眼レフとは一味違う、ぎゅっと凝縮されたミラーレスらしいコンパクトさ、軽 さゆえの軽快さに足取りも軽くスナップ撮影に出かけ てしまいたくなる、そんなデジカメなんであります。


 しかし、気軽なカメラとゆめゆめ侮ってはいけませぬ。  
撮影イメージの表現に重きをおいた、非常に細やか な部分まで調整できる撮影パラメータを備え、自分の イメージに合わせた効果を狙うことが出来るのであり ます。クリエイティブピクチャーコントロールの適用 度、シャープ、輪郭強調、ミドルレンジシャープ、明瞭 度、コントラスト、彩度などまで調節できるため緻密 な表現をモノにできるのであります。追い込めば追い 込むほど自分好みに反映されるのでより豊かな写真表 現にどっぷりとはまり込むこと間違いなし! 文章に すると難しいですが、撮りながらトライ&エラーで好 みに調整するだけです。調整の手応えが楽しくて、表 現に凝るタイプの写真家にはオススメです。  
 様々な高機能を搭載したAPS-C版Zシリーズである Z50。
ボディは軽いけど中身はごりごりの作品撮影用プ ロカメラなのかな?と思いきやチルト式背面モニタ ーはぐるっと180度回転して「自分撮りモード」に簡単 切り替え。ニコンスマホアプリ「SnapBridge」でスマ ホと写真を簡単共有しさらにスマホをリモコンレリー ズ代わりにと今風SNS対応な操作性も上々と、撮るの が楽しい機能も充実。
 ずいぶんと扱い易いミラーレスカ メラに仕上がったなという印象が強いZ50なのでありま すが、キットレンズ2本を手にするとますますユーザー フレンドリーな印象を強く持った次第なのであります。  

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR 定価45210円 
夕日が沈んだ直後のひととき、空が紫色に沈むマジックアワーを撮影したいと思ったら三脚は必須と考えるのがこれまでの常識でした。優れた高感度性能を持ったZ50とシャッター速度約4.5段分の手ブレ補正効果を備えたNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの組み合わせであればブレを恐れず手持ちでの風景写真にチャレンジすることができるのです。ピクチャーコントロールの各種パラメーター、クイックシャープ、コントラスト、明瞭度、彩度をモニターを見ながらの調整が楽しい魔法のひととき。
撮影データ
シャッター速度:1/25秒
絞り:f /3.5
撮影感度:ISO10000
ピクチャーコントロール:「風景」

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